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創作大賞応募作の自キャラが超気に入っている話。

創作大賞の応募期間が終了したので、自分が書いた小説についてちょっと語りたいと思う。


まずは「一億総ヒットマン政策」から。

いやー、思想バチクソつよつよキャラを出せて、死なせられて満足!
本当に好きなんだ、ああ言う思想の強いキャラが。
倫理的道徳的人間的な良し悪しではなく、頭がイカレているがそれ故に芯がブレないキャラ的なのが大好きで。
本人の言動は世間から見れば間違っているのは重々承知で、「でも俺は○○がしてぇんだ!」が本当に大好きで。
そう言うキャラをいつか書きたいなと思っていたところ、あのネタが思いついて、思想つよつよと相性抜群で採用した。

ちなみに最後自決する予定は、書き始めた当初はなかった。
主人公である「僕」に首を取られるか、改心するかの二択だった。
だがある日ふと、「いやあいつはそんな汚ぇ最期を良しとしねぇ」と思い至って、自決エンドに変更した。
あと、終始「僕」を普通の人として書いていたので、いくら元凶とは言え神里を撃つのは言動の整合性が取れないなとも思った。
あくまで「おかしい・間違っているのは神里」であって、「僕は正しい側の人間」を変えたくなかった。
「僕」が神里を撃ってしまうと、「僕」も神里を肯定した事になる。
「僕」には最後まで醜く神里を否定し続け、神里に抗ってほしくて。
じゃないと神里の思想つよつよ度が霞んでしまうしね。
頭がおかしい人って言うのは、おかしくない人がその他大勢であり、その人達がものさしとして機能して初めて、頭がおかしい人になるんだから。

デスゲームものと言う舞台も、いつか書きたいなと思っていたものだった。
ただよくある「借金まみれ等の人生崖っぷちの人」を集めた小規模デスゲームじゃつまらないと思って、規模を国単位に広げてみた。
そもそもの話、私はデスゲームなんてのは理不尽だし、理不尽であるべきだと思っている。
だって「ゲーム」なんだから。
あくまで「主催側の娯楽」でしかないんだから。
夢のような褒美があれども、基本的には参加者にとって理不尽であるべきだ。
それを、ある日突然国民全員で始められたら、理不尽極まれりだと思う。
老若男女も貧富も貴賤も関係ないデスゲーム、まさに一発逆転が狙えるデスゲーム。
こんな理不尽極まった最高のデスゲームこそ、まさにデスゲームと言えると思う。
ちょっとデスゲームって書き過ぎてゲシュタルト崩壊してきた……。

ちなみに神里の容姿イメージは、とあるVtuberだったりする。
なんだろうなあ、見た瞬間にピンときて、「これだ!」ってなったんだよなあ……。
まあ神里のキャラがキャラなので名前は明かさないが。
普通に相手方に迷惑になるので。

あと私はシヴァ神が大好きです。
いつかインドにあるシヴァ神像を見に行きたい。



次は「一滴の悪魔」について。

書きたかったのは快楽主義者と、若干のファンタジー要素と、歪で深い人間関係。
ブロマンス的なのが書きたかった。
結果思い通りのキャラになったので、とても満足している。
ヘッダー画像が水色に白字なのも、この二人にとってはこれがどこか青春じみたものであると言う意味を込めている。

まず旬についてだが、性格を絶対にENTPっぽいサイコパスにすると決めていた。
なので思いついた当初から終始一貫してあの性格はブレていない。
とても気に入っている。
だって頭おかしいじゃん!!!
頭おかしい男がどんどん成り上がって国のトップになったのに空虚で心が死んでいるって最高じゃん!!!
そこにまるでなろう系みたいに、悪魔って言うファンタジー要素が入って心が生き返ってイキイキと世界を破壊し出すのって、最高に頭おかしくてたまらねぇじゃん!!!

そして旬の行動に関しては、否定するキャラを出していないし、出す予定も当初からなかった。
もちろん間違った行動なのだが、あくまで旬は快楽主義者でしかないし、だからこそミゼルとの関係が成り立っている部分を出したかった。
なのでずっと「面白い」だけをものさしにしているのを強調している。
要は頭おかしい二人しか書きたくなかったって事。

あと旬の名前だが、作中しつこく「六」を推しているのでもちろん、第六天魔王から取っている。
波旬の旬と、波を分解してさんずいを残して入江にした。

ミゼルについては、とにかく私の好きな要素をてんこ盛りにした。
悪魔とか白黒反転目とかインナーカラーとか角とか敬語とか。
某執事の影響はないとは言い切れない。
あれってそもそも影響力が絶大過ぎるので。
やっぱり悪魔ってカッコイイよね……憧れちゃうよね……心の中の中学生が躍り出しちゃうよね……。
ちなみに、名前はインスピレーションでつけたので、実はあまり意味はない。
当初は舞台が日本だし、日本っぽい名前をつけようかとも思っていたが、悪魔ってやっぱり西洋的な存在なので、どうしても名前はカタカナにせざるを得なかった。

タイトルの「一滴の悪魔」は、旬から見たミゼルを指しているし、ミゼルから見た旬を指している。
お互いに「種族的には悪魔じゃないけど心が悪魔だよお前」と思っている関係。
エモくないですか……「でもそんなお前が相棒に相応しい」とかエモくないですか……。

そう考えると、「一滴の悪魔」の方が、より私の二次元的な趣味を詰め込んだものなのかもしれない。


と言う感じで少し語ってみたが、どちらも内容は万人受けするタイプではないので受賞したいとかよりも、とにかく書きたいものが書けて満足と言う気持ちの方が強い。
こう言う機会がないと、2万字×2とか書かないだろうし。

でも読んでもらいたいからとりあえず、みんな見てくれ~ッ!
そしてスキとかサポートとかフォローとか全部してくれ~~~ッ!!!
全部だ~~~ッ!!!


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