山本が死球で骨折し離脱したのは本当に絶望でしかないのだが、公式Xで伊藤が「僕らもいますんで」と言ってくれたのがとても励みになった。とにかく怪我が早く治る事と今後に響かない事を祈るのみ。 そしてついに上茶谷も一軍復帰したのでシーズン最後の瞬間まで楽しむぞ～！

【ショートショート】硬い雲

　スーパーへと買い物に向かった帰り道。大きな国道の交差点で自転車を停め、信号待ちをする。牛乳パックが四本入った前カゴがゆらっと微かに傾いた。 　信号待ちで、これと言ってする事はない。携帯電話を眺めるにもぎらぎらと刺す日差しで、ポケットに手を入れる事すら億劫だ。あと暑過ぎてバッテリーが怖い。 　だがまだまだ青になる気配のない信号機。びゅんびゅんと忙しなく行き交う車。仕方がないと気持ちを無にして空を見上げてみた。 　真っ白な雲。大きな雲。別段変わり映えのしない雲。まあ青い空との

【韓国ドラマ感想】誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる/ 아무도 없는 숲속에서

誰もいない森の奥で～を見終えたので、個人的な感想を書き留めておく。 ※以下ネタバレあり。 おすすめ度　☆☆☆☆ 面倒事はプロに任せるのが一番って言うのを再確認出来るドラマ。 記事のサムネにも使っている、「料理に顔を突っ込んでぐちゃぐちゃになりながら笑っている狂気染みた様」が癖にドストライクだったので、久々に韓国ドラマを見た。 正直最近は展開の忙しい韓国ドラマに疲れてしまっていて、全然見ていなかったのだが、上記理由で重い腰を上げた。 まず本作はサスペンス＆スリラー系だ。

【ショートショート】俺達の九月野球

「今日の先発誰だっけー？」 「吉野ー」 　キッチンから投げかけられた問いに端的な答えを返す。リビングテーブルの上、試合観戦のお供であるご飯の準備はセッティング完了だ。きんきんに冷えて薄っすらと冷気を纏う缶ビールを、二本持った彼女が合流すれば後は着席してプレイボールを待つのみ。 　いただきますと手を合わせた頃、テレビで試合中継が始まった。そしてすぐさま缶ビールのプルタブを開ける。ぷしゅっと炭酸の音を聞くと喉が鳴った。画面の向こうでは期待の投手が二球目を投じたところだ。 「い

東の連続QS記録が止まってしまったか……。まあ記録はいずれ止まるものだし今まで東には何度も助けられているので、たまたま今日打たれたくらいで文句などあるはずもないが……もっと記録が伸びていくのを見たかったのが本音なので残念な気持ちはとてもある。でも東だからヨシッ！！！

【毎週ショートショートnote】タンバリン湿原

お題：タンバリン湿原 　突然だが僕はタンバリンが好きだ。世に数多とある楽器の中で、タンバリンこそ至高の楽器であると思っている。いつ如何なる空間も緩められるタンバリンこそ人間社会に必要な楽器だ。故に僕は古今東西のタンバリンを集めている。タンバリンなんていくつあっても良い。 　そんな僕に職場の技能実習生君が教えてくれた。タンバリン湿原なるものを。 　そこは確かに湿原であるにも関わらず地面をジャンプすれば、まるで大きなタンバリンのような音が鳴るらしい。僕はその話に胸ポケットのミ

3タテしたDe～～～ッ！！！ これはまさか夢…！？ ペロッ…これは現実…！現実の味だぜ…！！！

東～～～ッ！！！東しか勝たんッ！！！ 32試合連続QSに自援護タイムリー！ハマの二刀流がここにおったんや……！なんやこいつただの大エースやんけェ……！！！東が真の一番星やったんや……永久に輝け……パックでとぅるとぅるお肌になって永久に輝け……！！！

【ショートショート】夏の終わり

　お昼に使った食器類。水に浸けさせたまま放ったらかして、うとうと昼寝を嗜んでしまった。面倒だと思いつつ昼食時の自分を恨み、水道の蛇口を捻る。スポンジに洗剤を二プッシュ。四回程揉んでもこもこの泡が立ってから、まずはグラス類。 「あー、やっぱ食洗器の導入を考えようかなあー」 　幾度となく導入の検討が行われた食洗器に思いを馳せる。給与・財布・口座の三大臣と行った検討会で、GOサインが出た事は一度もない。水に浸かりきっておらず空気に晒された茶碗の一部。こびり付いた米をぎゅっぎゅっ

勝率五割に戻したDe～～～ッ！！！ そして東の31試合連続QS！！！あまりにも大エース過ぎる！東しか勝たんッ！永久にベイスターズにいろ！球団の経費で美容グッズを与えろ！いっぱいパックして！いっぱい勝って！！！

伊勢が一軍昇格してからずっと髭が面白くて好き過ぎるんだが誰か助けてくれ。何であんなに野性味増してんの。伊勢湾にでも放流されてたんか。可愛い。髭だからもふもふしていないと分かっているのになんかもふもふしてそうに見える。あんなん熊ちゃんじゃん。ハマのプーさんここにもおったんか。

【ショートショート】ポテトサラダサンド

　特に意味もなく目が覚めてしまった日。携帯電話の時計は午前四時半を示していた。ベッドから起き上がり、活動し出すには早過ぎる。となれば二度寝を決め込む他ない。 　しかし、こんな時に限って眠気が解散している。普段仕事中にやってくる迷惑な眠気が嘘のように、眠気のねの字もない。目をぎゅっと瞑り、何度か寝返りを打ってみるも何も変わらず。むしろ余計に目が覚めてしまった。 　仕方がなく体をベッドから引きずり出す。ぺたぺたと素足で床を擦り歩く。洗面台で歯磨きと洗顔を済ませると、脳がしっかりと