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【高知旅行】高知県西部の四万十川流域に行ってみた

高知県西部の海山川を見てきた。

1.四万十川の概要

高知県の西部には日本最後の清流と呼ばれる四万十川がある。四万十川の上流にはダムがなく、堤防もないため、ほぼ川の流れのままになっている。四万十川はものすごく蛇行しているため、どちらが上流か下流かもわからない。

四万十川の鮎は日本有数の美味しさで有名である。美味しんぼにて美食家の京極さんも涙を流して四万十川の鮎を絶賛している。他にもうなぎ、川海老、すっぽんなどが食べられる。写真は道の駅「とおわ」で頂いた鮎の塩焼きと川海老である。

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2.沈下橋

四万十川の特徴として挙げられるのが、橋の多くが沈下橋という特殊な構造の橋であることである。四万十川にはダムがないためしょっちゅう増水する。そのため橋が川に沈むことを前提とした構造になっている。橋には水の抵抗を減らすために欄干もない。

人も車も渡れるが、何しろ手すりがないのでかなり怖いが、地元の人からしたら貴重な交通ルートである。ちなみに先日公開された細田守監督の映画「竜とそばかすの姫」では、主人公のすずが沈下橋を渡る風景が描かれていることで話題にもなった。

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3.四万十川の遊覧船

四万十川の雄大さを知るのには遊覧船に乗るといい。今回私は四万十の碧で遊覧船に乗った。川を上下しながら親方から四万十川の解説が聞ける。沈下橋を下から見上げるのも乙なものである。時期によれば蛍が飛ぶ光景が見られるらしい。

四万十川は鮎や川海老が取れるが、近年は漁獲高が減っており、禁漁期間が厳しく定められているそうだ。昔は子供が自由に鰻などをとって食べることもできたが、近年ではそれも難しいらしい。しかし川遊びは地元の子供にとって最適な遊びなのだか。また日本有数の清流でありながら、ブラックバスなどの外来種も入ってきているらしい。

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4.しまんとグリーンライン

しまんとグリーンラインことJR予土線は高知県の窪川駅と愛媛県宇和島駅をつなぐ列車である。なお電車ではなくディーゼル車らしい。四万十川流域の山を登り降りするので、車窓の風景は最高である。列車自体の外観も可愛い。ただ運行本数が1日に片道4本しか通っていないので、しっかりと時刻表を確認しないと恐ろしい目に遭う(4つ目の写真右の時刻表)。私の経験から見ても屈指の少なさである。

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5.久礼大正町市場

久礼大正町市場という漁師町がある。ここでは地元でとれた新鮮な魚介類や果物を味わうことができる。写真はカツオの刺身とタタキと、ウツボの刺身の5人前である。

ちょうど私が行った時はメジカの新子の時期だったらしく非常に混んでいた。メジカの新子は時間がなくて食べられなかった。メジカの新子は足が速いため、漁師町で限られた期間しか食べられないらしい。目の前でおばちゃんが捌いてくれたものを持ち帰れる。

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6.中村駅

土佐くろしお鉄道の中村駅は四万十川の遊覧船などの最寄駅になる。中村駅から近くに、世界的にも珍しい、トンボの保護区であるトンボ自然公園がある。ちなみに私が行った時は運悪く定休日であった。

漫画「BTOOOM」などの作者である井上淳哉氏がここの出身らしく、駅前に彼の漫画が置いてある。ただ何故か日本語版ではなかった。またなぜかドイツのディーゼル列車の本が置いてあるのもなんか面白い。

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