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サカナ月報(2024年5月)

たまにTwitterでつぶやいていた通りすっかり不眠体質になってしまいましたが、体調を崩しそうになると寝られる一進一退の展開のためまだ日常生活へもゲーム制作へもダメージは深刻ではないです。寝つきが悪く眠りが超浅くなっているのは歳のせいもあるのかも?


1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
今はゲ制デーと月報くらいしか記事を上げられていませんが、
もう少しゲ制時間が確保できるようになったら更新頻度を上げます!!
👆なんだか子どもが巣立つまで夢物語な気がしてきました。。。

ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!


2.ゲームプレイ

祝!TGF2024開催決定!

というわけでノベコレは永遠の心のホームなので嬉しいです。
今回は「バッジ搭載ゲーのみフライングプレイあり」という謎ルールを適用しており、現時点で27作ほどプレイしております。

気付いちゃったのですが、フェスまで感想はお預けではあるものの、トップ推薦しつつ作者さんにだけコメントを送ることは可能ですよね。ということでピカイチ良かったゲームはちょこちょこ感想を送っていくつもりです。

また、Steamでもちょいちょいゲームを遊んでいますので、月イチくらいで簡単なゲーム紹介記事も上げていきたいと思っています。


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて7回でした!
以下、並べていきたいと思います。

放っておくと映画ネタが増えてしまうので、必死でゲーム制作者っぽい内容に戻そうとする奮闘が見えます。不眠気味でも転んでもただじゃ起きないぞー!というかゲーム制作っぽい話をするとスキがいっぱいつくの超嬉しいです。自分の本文はゲーム制作者&見てくれる人もゲーム制作者多めが実感できてとってもありがたい。

「今日のゲーム制作」みたいなショート記事ができなかったのが反省なのですが、まあゲ制デー記事書いてればよいかな、という気もしてます。
ネタがなかったら大した内容じゃなくてもその日の作業で感じたことをしれっと書く、という感じでnoteのハードルも自分なりに下げていこうっと。


4.読書

今月は11冊。割とサクサク読める本が多かった&出勤回数が安定しているのでそれなりに読めたのではないかと。シリーズや上下巻多めかも。

■閻魔堂沙羅の推理奇譚 木元 哉多
被害者が死の直後に死後の世界で生き返りを賭けた犯人当てを行うという、オムニバスで話をいくらでも量産できるフォーマットが素晴らしいと感じたメフィスト賞受賞作。短編4作を収録。教訓めいたメッセージ性があったり、思いもよらず読後感が良いお話があったり、平易な文章とサクサク展開でテンポ良く気軽に読めるよきミステリだった。

■少女は踊る暗い腹の中踊る 岡崎 隼人
残虐描写てんこ盛り、登場人物全員どうかしてる狂ったバイオレンス作。これはこれでザ・メフィスト賞っぽさに溢れた一作。終始疾走感と緊迫感に満ちたストーリーで、文体に勢いがあり、エネルギーと魅力に溢れていることは間違いない。ただ、殺戮の対象に女子供どころか乳幼児まで含まれる上に最後まで読者への遠慮がない展開が続くため、さすがに許容範囲を超える人が大半という気がする。自分はフィクションならなんでもありなのでギリセーフ。

■虹の歯ブラシ 上木らいち発散 早坂 吝
メフィスト賞受賞作のシリーズ2作目。よくあるパターンで作者としてはこちらの着想が1作目よりも先とのこと。虹の色の数だけある短編作をラストで昇華した連作短編集。相変わらず独自路線なエロミステリっぷりは人を選びそうではある上に、かなりトリッキーな構成なので好き嫌いは非常に分かれそうだが、ある程度数を読んでいれば新鮮な試みということで好印象に感じる読者も多そう。ネタバレになるので多くは語れないが個人的には好き。完成度が高いとまで言えないが、意欲的な実験作で新鮮な体験が得られた。ノベルゲーム好きにお勧めしたい一作。

■誰も僕を裁けない 早坂 吝
エロ×本格ミステリの上木らいちシリーズ3作目。今作は社会派な面も味わえるということで楽しみにしていたが、なるほど意外性のあるネタが突っ込まれていて新鮮な驚きがあった。ミステリ好き大好物の館系トリックや良くある設定上のトリックに極上のスパイスという感じ。大傑作までもう一息と感じるのは構成面のせいかエロ描写で印象を下げているのかは不明。ちょっと駆け足ながらエピローグの読後感も良く、サクサク読めて意外なほどの本格ミステリ要素が味わえた。今作も結構好み。

■双蛇密室 早坂 吝
エロ×本格ミステリの上木らいちシリーズ4作目。前3作までは多少の粗はあるもののいずれも読む価値のある傑作と言って差し支えなかったが、今作は比較すると一気に完成度が下がった感がある。確かに本格ミステリのロジックに則って解決編までの情報の提示はフェアと言えるが、理屈が通っているかどうかと納得感が得られるかどうかは別物なんだな、と実感。残念ながら自身が全く生粋の本格ミステリ読みでないことの証明とも言えそう。本作に満足できなかったのは、複数のトリックと道中の展開が類を見ないレベルでリアリティがないと感じられたこと。驚天動地のトリックと真相であることは間違いなく、短めの作品でもあるので興味のある方は是非読んで感想を教えてほしいところ。(シリーズ過去作は読まなくても大丈夫なはず)

■居場所。 大﨑 洋
元ダウンタウンマネジャーにして元吉本興業会長が会長時代の著作。一般的な自己啓発系の書籍とは完全に立場を異にする、日本の旧時代の成功者では特に珍しく感じる人生哲学に触れられて興味深かった。閉塞感が高まり続ける今の日本や、特に若い世代の共感を得られそうな考え方だな、と感じた。これだけ成功しているのに自分を大きく、賢く、優秀に見せようとしない人は本当に珍しいので、確かに何を考えているのか分からないと思われそう。
ちなみに吉本の闇営業問題や反社とのかかわりの問題は片方の言い分だけを受け取る危うさが改めて見えた現象でした。大崎氏ら経営陣が実際のところどうなのかなど分からないが、氏はただのサラリーマンであって社風やら怪しい団体との繋がりは基本創業者一派の話だったはず。間に挟まれる立場なのに会見でのイメージも相まってスケープゴート的になってしまったのは可哀想だなぁ、と。書評と全く関係ないですが読んだきっかけということで。

■メーラーデーモンの戦慄 早坂 吝
エロ×本格ミステリの上木らいちシリーズ5作目。これまでの集大成的に過去作の関係者が登場するのでシリーズファンはそれだけでそれなりに楽しめるはず。事件編と解決編の配置や構成も凝っていて新鮮味があった。また、犯人の動機についてはかなり特殊でこちらも新鮮に楽しめた。一方、本作は連続殺人を取り扱っているものの、メインの事件以外は割と適当に解決した雰囲気があったり、エロはトリックに無理やり挟み込んだ感があったりと全体的な完成度はイマイチといった感じ。また、自分は好きだがメタネタがかなり多めなので、この点でも好みが分かれそう。

■ランチ酒 原田 ひ香
薄めの文庫で16もの掌編が楽しめる1冊。ひょんなことから昼夜逆転生活を送る30代女性が主人公の至福の時が仕事終わりのランチ酒。食事&飲酒シーンは実在の町とモデル店があるようで食レポ感がや飯テロ感が強く、本作のアピールポイントはまさにそこ。一方、少しずつ展開する主人公の過去や人生をめぐるストーリーは食事シーンと対照的にシビアでビター。独身のんべぇ女性なんかは共感ポイント満載と思われる。

■小説の神様 あなたを読む物語(上) 相沢 沙呼
何のために小説を読むのか、何のために小説を書くのか、そこに意味があるのか、という命題に向き合う高校生たちのお話。このテーマをめぐるやりとりが中心となるので、そもそも狭い読者層をターゲットにした作品っぽい。趣味が読書、もしくは創作の人には刺さる可能性があるかもしれない。まさに後半に続く、といったところで終わる上巻。

■小説の神様 あなたを読む物語(下) 相沢 沙呼
下巻も仰々しく大義を語り合うような場面が多かったが、なんだかそれもまた青春という印象を受けた。小説は書かないがゲーム制作者ということで創作物を作って発表している身として割と響く部分はあった。ただ、敢えてラノベ風にしているということかもしれないが、主人公とヒロインのステレオタイプみたいな人物造型と関係性はどうしても引っ掛かってしまった。

■ランチ酒 おかわり日和 原田 ひ香
飯&酒テロ小説の続編。前作に比べて16篇⇒10篇と飲食回数は減ったものの、ストーリーはむしろ今作の方が展開した印象。主人公も周囲の人物たちも個性豊かな面々で、主人公とのやりとりは面白い。離婚や終活を筆頭に普通に生活していても直面するような題材が多く、作風とも言えるがとても生活感のある一作。主人公が何を優先して生きていくのか、心の変遷も丁寧に描いており、本作ラスト以降の展開も気になるところ。


5.映画

当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!いやぁ、良かったです!!

最近映画をちゃんと観るようになるまではハリウッドの映画監督なんてスピルバーグくらいしか知らないに等しかったのですが、一番信頼して監督がノーラン監督です。本作、史実映画であるため創作性が限定されるのではと懸念したり、日本人としては厳しいモチーフなのではという不安もありましたが、蓋を開ければ素晴らしい作品でした。個人的には同監督作でインターステラー、インセプションの次くらいには好みの映画だと感じました。

ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■藁をもすがる獣たち(Amazonプライム) ★★★★☆
■オッペンハイマー(映画館) ★★★★★
■十二人の怒れる男たち(Amazonプライム) ★★★☆☆
■A(Amazonプライム) ★★☆☆☆
■トランス・ワールド(Amazonプライム) ★★★★☆
■グランツーリスモ(Amazonプライム) ★★★☆☆
■The Witch 魔女(Amazonプライム) ★★★★☆
■ブルース・ブラザーズ(Amazonプライム) ★★★☆☆
■アス(Amazonプライム) ★★★☆☆


今月観たのは全9本でした。
通常の生活リズムだとこのくらいが今後も最大数だと思われます。
出張次第ですが、月でならすと週2ペースくらいに落ち着きそう。
今月は念願のオッペンハイマーが鑑賞できてそれだけで満足です。


6.運動

ランニング
今月は様々な制約の中でタイパ的にはベストである通勤ランを3回決められたのでそれだけで良しとしたいところです。平日1回15km、土日どちらか25km前後走っていれば走力がそう落ちることもないでしょう。なお、不眠気味からの体調不良で食欲減退したおかげで棚ぼた2kg減量に成功したのでこのまま維持していきたい。

2日(木)   10km
6日(日)   24km
9日(木)   15km
12日(日) 14km
19日(日) 25km
21日(火) 15km
25日(日) 10km
29日(水) 15km

計  138km


スイミング
時期的にも土日どちらかでプールに行こうかと思ったのですが、最寄りの市民プールが6月末までメンテナンス休館という悲しいお知らせ。おい!6月はどう考えてももう夏だよ!冬のうちになんとかしといてよ!ということで7月以降ちょいちょいプールに通うかも。


というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!

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