見出し画像

【ゲーム感想】Coffee Talk

この記事の文字数は約2,800字です!

おはこんにちばんは! 富井サカナです。
今回は先日プレイした有名インディゲームの感想記事となります。
独特の世界観が心地よい、丁寧に作られた良作です。
ゲームづくりで参考にできそうな部分もありました。


1.どんなゲーム?

今回紹介したいのは、Toge Productionsの「Coffee Talk」です!!

👆上記のメーカーサイトからゲーム画面が参照できます。

【制作】Toge Productions
【プレイ時間】3時間半程度
【ジャンル】アドベンチャー
【KW】コーヒー、カフェ、喫茶店、ワンシチュエーション
【筆者プレイ時期】2024年3月にプレイ(Steam版)
【筆者プレイ状況】コンプ(全実績解除)

【あらすじ】
心と心をかよわせる、
一杯のコーヒーからはじまるストーリー

『コーヒートーク』は、訪れる人々との会話を楽しみ、彼らの人生をかえるきっかけとなる、一杯のあたたかいコーヒーを提供する癒やしのゲームです。

あなたの店に訪れる、様々な事情をもつ登場人物たちに飲み物を提供して、彼らの持つ物語に耳を傾けてみましょう。

私たちが知っている世界とはちょっと異なる現代のシアトル。そこには人間以外にエルフやオークに人魚・・・。そして他の多くのファンタジー世界に登場する種族が一緒に暮らしています。プレイヤーは夜だけ営業している喫茶店『コーヒートーク』のマスターを演じます。

このゲームでは、人種的ステレオタイプや偏見など、文化の多様性を描く際に直面せざるをえない問題を「ファンタジー」という設定で表現しています。

エルフとサキュバスのドラマチックなラブストーリーから、人間を理解しようと試みる宇宙人、人狼と吸血鬼のコンビなど多様な別世界のシアトルの住人達の物語に入り込めば、同じような悩みを持つ私たちは、きっと彼らの世界に大いに共感できることでしょう。

【一言でいえばどんなゲーム?】
落ち着いた音楽を聴きながらバリスタとして常連客との交流を楽しむゲーム


2.作品紹介

まずは簡単な紹介の前に、以下のPVを見るのが早いです!

あらすじやゲームシステムの紹介もあり分かりやすいです。
なお、例によって動画はSwitch版ですが私がプレイしたのはSteam版です。
本作は特にマウスの方がプレイしやすい、などはなさそうです。
特に不具合などが内容であればお好みで良いような気はします。

カフェのマスターとなってそこに訪れるお客さんたちの注文に応えつつ、
様々な人間模様を垣間見る、という雰囲気のあるゲームです。
シナリオとしての意外性もあり、プレイ時間短めでサクッと遊べました。


3.良かったところ(ネタバレなし)

・単純選択肢ではない飲み物提供によるストーリー分岐
最も基本的なノベルゲームやADVは選択肢を選ぶことでストーリーが分岐しますが、本作はお客さんに提供する飲み物が希望に合うものかどうかでフラグが立ち、ストーリーが分岐します。古典的ジャンルでゲームシステムが確立しているからこそ、このひと工夫でプレイ感覚が新鮮になる部分が大きいな、と感じました。

・視覚効果抜群の画面演出
本作はいわゆるカレンダー進行式のADVなのですが、日付が変わるシーンの演出がオシャレです。また、上の項でも触れている「お客さんに飲み物を提供する」シーンの演出と効果音がとってもオシャレです。こちらも、古典的ジャンルである通常のADVにおける確かなアクセントになっていて、プレイ時の印象がかなりリッチになっている感覚を受けました。

・多様性時代にピッタリなシナリオ
あらすじの通り本作はファンタジー世界観の作品となります。登場するのはエルフ、オークに人魚など様々です。他にも色んな種族や生命体が登場しますが、属性ごとの固有の文化や生態があります。文化の違いにどう直面しているか、どのようにそこに向き合うか、というのが登場するお客さんの会話内容にも現れます。このあたり、日本よりもダイバーシティが一歩進んでいるインドネシア産のゲームから学べる点も多々あるように感じました。

・コンプ欲を誘うシステムと実績
私は本作をSTEAM版でプレイしたのですが、無事に実績を全てアンロックできました。STEAMで配信されているゲームの中には「CivilizationⅥ」のように、こんな実績コンプできるかーい!というゲームも多いですが、本作は設定の塩梅がほど良くて有難かったです。また、ゲーム内でもお客さんとの交流を深めることでゲーム内SNSの情報が徐々に公開されていったり、プレイリストで再生できるBGMが増えたりと、ほど良くコンプ欲をくすぐる設計になっていたと感じました。


4.改善できそうなところ

プレイ中にうーんと思ったところは特になかったです。
強いて言えば以下でしょうか。

・ノーヒントで提供する飲み物を準備するのは理不尽的に難しいかも
・提供する飲み物によるエンディング分岐がもう少し欲しかったかも
・プレイ時間に物足りなさを感じる人は結構いるような気がする


5.プレイを迷っている人へ

「VA-11 Hall-A ヴァルハラ」というインスパイア元の作品がありますし(私は未プレイですが)、ゲーム体験としても「これは名作だ!」というほどでもないとは正直思いましたが、一方で雰囲気満点で誰でも割と楽しめるADVではあると思います。プレイ時間も短くお手頃価格ですので、ADVジャンルが好きな方には割とお勧めできる良作だと思いました。興味を持った方はswitchやsteamでプレイしてはどうでしょうか。
例によって以下に興味を惹くような良さげな紹介記事を並べておきます。

👆例によって開発者インタビューはメチャクチャ興味深い


【各サイトの紹介記事など】

👆ゲームメディアの記事

👆割と絶賛めの記事。えっ!ゲーム内小説があるなんて今知った!!!
 ここがイチオシポイントとのことなので、そのうちまたプレイします!

👆短くまとまっていていい感じでした。自分と近い感想だなぁ、とも。

👆振り返りにありがたいしっかり感想。こちらは必ずプレイ後にどうぞ。




6.おわりに

というわけで「Cofee Talk」の感想はこれでおしまいです。

本作、心地よいプレイ体験ができるような画像演出やシステム上の工夫におだわりを感じました。とっつきやすく、画面を見ているだけで楽しく癒されるゲームはそれだけで良いですね。

👆なお本作にピッタリなコラボカフェイベントが行われるようです!
通勤経路の渋谷で!6月中!23時までやってるなんて嬉しい!
前売買って行ってみようっと。やっぱり飲みたいのはガラハッドかな。


というわけで今回はそんなところで失礼いたします。
短時間で遊べるADVのオススメがあれば教えてもらえると嬉しいです!

以上、富井サカナでした。


↓↓↓↓様々な面白いと思ったフリーゲームもたらふく紹介しております↓↓↓↓

↓↓↓↓私自身もゲームを作ってます↓↓↓↓

👇公開中のゲーム一覧

👇制作情報など


この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?