耳をすませば-ラジオのすすめ-
こんにちは、いとうです。
現在ミスiDセミファイナリストとして熾烈な戦いを繰り広げています。(私についてはこちらを見てください。)
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今日のお話はラジオと私たちについてです。
冒頭から超個人的なことで恐縮ですが、私はTBSラジオのヘビーリスナーなんです。
朝4時から始まる「生島ヒロシのおはよう一直線」から夜28時までの「JUNK」まで、うちではTBSラジオが鳴り止むことがありません。(ちなみにTBSラジオならジングルさえかけてもらえばなんの番組だか答えることができます。ジングルドン!。(伝われ))
「テレビは放送をやめちゃうんだって〜仕方ないね〜」
ラジオに親しんだきっかけはとても受動的で、小さい頃からテレビがなかったからなんですよね。我が家の教育熱心な両親は、2007年のアナログ放送終了にかこつけて「テレビは放送をやめちゃうんだって〜仕方ないね〜」と笑ったまま、地デジに移行してくれませんでした。今思うとどんな独裁国家だよ…中国共産党かよ…思う訳ですが、当時素直だったいとうちゃんは「そか…日本国民はテレビが見られなくなるんだな…」と受け入れていたんです。
そうして4畳半の居間には、役目を終えたブラウン管がポツン……。
それからはラジオ一色。当時の私にはラジオなんてただおじさんがしゃべっているよくわからない番組程度にしか思っていませんでした。だから全然面白くなくて、土曜ワイドのジングルをむすっとした顔で聞いていたなあ。
やっとラジオに興味を持ったのは、高校生の時。
バンド好きのただのミーハーだった私(未だに大きな相違はない)は、当時から青春の登竜門と行っても過言ではない「スクールオブロック」「レコメン!」に傾倒しました。宇宙発!と大々的に銘打ってFMラジオから流れる曲が本当に好きで好きで。
暇さえあればラジオ片手ににやにやしていましたね。
SNS世代とラジオ
周りを見渡せば、みんながみんなスマホを見ている時代。情報はほとんどが可視化され、私たちはテキストで、動画で、写真で、目を通して物を理解し、ほぼリアルタイムで受け取れるようになりました。
情報の即時性に伴って、コンテンツはテレビや新聞の一方通行啓蒙型からクリエイターとユーザーのコミュニケーションの応酬によって作られるように変わってきています。SNSだって、動画配信サービスだってそうでしょう?(インスタライブとかTikTokとか)
ラジオって応酬型コミュニケーションコンテンツの先駆けなんじゃないのかなと思っています。ただでさえ話がうまいパーソナリティがいるのにわざわざリスナーを巻き込んで番組を作る。なんならコーナーまでリスナーのお便りで変わってしまうこともある。リスナーさんとの掛け合いで番組が進行していく。その番組のファンを生かしたコンテンツが成り立っているんですよね。
もしかしたら自分のお便りも読んでもらえるかもしれない、そんなリスナーの"番組つくる"意識がラジオへの偏愛を作っているのかも。
人間はなにごともやって見ないとわからないもので、推される、ファンがつくという凄さを私はミスiDによってはじめて知ることになりました。ファンの方がいることって本当に心強いんですよね、やりたいことを応援してくれる人がいる。クリエイターはその期待に答えようとするし、ユーザーはクリエイターの姿勢に共感して応援する。その正のループを作ることがこれからのコンテンツには必要なことなんじゃないのかなと、
これからは一方通行ではなく、クリエイターとユーザーの対話でコンテンツが作られる時代。
パーソナリティとリスナーとのコミュニケーションで番組が作られるラジオは、もしかすると時代を股にかけた最先端のメディアの形なのかもしれません。
そんなこんなで、今日も我が家にはずっとTBSラジオが流れているのです。
いとうさんをちょっとでも気になると言う方はツイッターも見てくださいね、
それではまた。
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