望月スズノスケ

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不必要な自販機

私はもう少しで最果ての地にある泉へと辿り着く。 泉の水を呑めば心も身体も若返ると噂され、 それは老いぼれてしまった私にとって希望だった。 後数十メートルで到着というその時、信じられないモノが目に飛び込んできた。 自販機だ。 ラインナップは、がぶ飲みメロンソーダ、チェリオ、マウンテンデュー、ドクターペッパー、コーン茶、見たこともないメーカの加糖コーヒー、おしるこ。そして価格は400円〜と観光地価格。 「誰が買うねん。」 関東出身の老いぼれながら私は心の中でそうツッコんだ。

    • コント「堀北真希のこと同級生の堀木・玉城だと思っているやつ。」

      AB「コント 堀北真希のこと同級生の堀木・玉城だと思ってる人」 A「なあなあ好きな芸能人いる?」 B「え〜誰やろ、選びきれんなあ。」 A「強いてあげるとしたら?」 B「誰やろ。」 A「こんなのスッと答えなきゃダメよ。」 B「じゃあ、堀北真希かなあ」 A「ええ?堀木・玉城知ってんの?」 B「めっちゃ有名やで。」 A「やっぱり芸能人なったんだ。」 B「え?知り合いなん?」 A「小中一緒。」 B「ええ?」 A「めっちゃ仲良かった。」 B「お前24やろ?堀

      • 07試合したいからなあ。

        A「SNS疎かったんですけど最近、Twitterを始めましてね、」 B「新しいこと始めるのいいじゃないですか。」 A「まだフォロワー11人。」 B「まぁ最初は中々増えないよね。」 A「11じゃ、陸上選手1人とバスケチーム2個しか作れないですからね。」 B「おお。」 A「知ってます?Twitterって誕生日になると風船が画面に出てくるんですよね。」 B「あるなあそんな機能。」 A「んでこの前アプリ開いたら風船出てきて、『俺今日誕生日か』って」 B「Twitte

        • 06 新鮮な後輩

          上司「それじゃあ、お疲れ様〜」 部下「お疲れ様です!」 (乾杯) 上司「っかあ〜〜!やっぱビール最高っすね!」 部下「それにしても今週はよく頑張ってくれた。酒がうまいだろ。」 部下「はい!」 上司「遠慮せずにどんどん好きなもの頼んでくれていいからな。」 部下「いいんですか!」 上司「当たり前だ〜、お前は期待の新人だからな」 部下「まあ、そうですよねえ〜。」 上司「ちょっとは謙遜しろ〜!」 部下「すいません、じゃあお言葉に甘えて。」(注文する) 上司「そうい

        不必要な自販機

          05 アンパンマン(改)

          十勝産小豆手練りアンパンマン 行列のできる生食パンマン たいめいけんのカレーパンマン 添加物不使用ジャムおじさん 黒トリュフバタ子さん ゴーダチーズ 致死率100%バイキンマン

          05 アンパンマン(改)

          04 さっぱり?こってり?

          A「最後の晩餐って知ってます?」 B「知ってるよ。キリストが12人の使徒の中の裏切り者を探している様子を描いてるんだよね。」 A「お〜よく知ってるねえ。」 B「そりゃあねえ。」 A「じゃあ、明日世界が終わるとしたら何食べる?」 B「なんだよ急に。え〜なんやろ、Aは?」 A「さっぱりしたもん。」 B「ボケカスブスチビハゲ!」 A「なんや気ぃ悪いな!」 B「こってりしたもん食え!」 A「いや、さっぱりしたもん食ってもいいだろ」 B「こってりしたもんから探せ!

          04 さっぱり?こってり?

          03 料理教室

          A「料理教室に行こうかと思ってね。」 B「おお、ええやん。」 A「初めてで緊張するから、練習させてもらっていい。」 B「もちろん、ええよ。  ちなみにメニューは?」 A「ステーキ。」 B「ボケカスアホカスハゲ!」 A「っなんや急に、気ぃ悪い!」 B「ステーキなんか習うな!」 A「何でよ。」 B「肉を焼くことは人間の初期機能としてお前にも搭載されているからや。」 A「はあ?」 B「太古の昔に人類は何も教わらずに肉を焼くことができたからや!」 A「いやそう

          02 内閣総理大臣

          記者「川島新聞の服部と申します。この度は内閣総理大臣就任おめでとうございます。」 総理A(礼) 総理B(礼) 記者「史上最年少、そして史上初コンビでの就任ということでかなり話題になっていますね。」 総理A「ありがとうございます。」 記者「中学や高校の同級生と組んでそのまま入ってくるコンビが多いと思いますが、お二人もそのような感じでしょうか?」 総理B「いや、全然そんなことはなくて。国会で初めて出会いました。」 総理A「色々喋って、好きな政策とかが近かったんで組んだ感

          02 内閣総理大臣

          01 多頭

          A「アニメでも作ろうかなと思ってまして。」 B「アニメはなかなか大変らしいよ。ちなみにどんな話なの?」 A「ぶつかって中身が入れ替わったキングギドラと阿修羅が  未来からタイムリープして来たケルベロスと一緒に、  バーチャルの世界でヤマタノオロチを倒すって話なんだけど。」 B「なんか、多くね?」 A「要素が?」 B「いや、頭が。」 A「言われてみれば、そうだな。」 B「大変そう。まず、各頭に声優さん使わなきゃだろ」 A「いや、予算が限られてて声優は一人しかキャ

          「タオル」

          絶対ゴワゴワ派。 絶対ゴワゴワの方がいい。 歳をとってればとってるほどいい。 繊維は死んでれば死んでるほどいい。 色は褪せていれば褪せている程いい。 不思議でたまらない。 なんでフワフワがモテてるんだろう。 フワフワは、拭いてる感薄いし、水分吸わないし、乾くの遅いし。 一個もいいところないじゃない。 ゴワゴワは、拭いてる感すごいし、肌かさかさになるくらい吸うし、気づいたら乾いてる。 全く納得いかない。 でもね、みんながゴワゴワの良さに気づいてゴワゴワが人