さかき

20代男性|宮城出身・東京在住|営業|読書・映画・イラスト投稿|仕事・趣味・妊娠中の妻…

さかき

20代男性|宮城出身・東京在住|営業|読書・映画・イラスト投稿|仕事・趣味・妊娠中の妻との生活などで感じたことを投稿します。

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私とこれからの投稿について

 まずは私のことを知ってもらえる記事を書こうと思ったが、特段書くことがない。 実家の近くの小中学校に通い、高校は地元の自称進学校に入学、地方の国公立大学を卒業して、東京で営業マンとして勤めている。 現在は大学の先輩の紹介で知り合った女性と結婚して、埼玉寄りの都内1LDKで二人暮らしだ。 あらためて書き出してみると、なんて平凡な人生だろうかと思うが、それがまさに私である。  話題の本や漫画を読み、ネットフリックスを観るのにポテチとコーラを買い、思い立って気まぐれに家の周りを走

    • 子供は頼られたい、親は頼りたくない

      妻が妊娠をしてから、親とはどういうものかを考えるようになり、自然と両親のことを思い出すことが多くなった。 振り返ってみると、親というのは子供に頼りたくない生き物だと思う。 逆に私は、つまり子供というのは親に頼られたい生き物だと思う。 高校を卒業して県外の大学に行くまでは、私はご飯を炊くこと、兄は風呂掃除が担当であったし、お願いされて他の家事をすることも当然あったが、必要に迫られた場面で、両親が私たち兄弟を対等な立場で頼った記憶はほとんどない。 母が癌になって治療が必要にな

      • お洒落なカフェの前を往復する不審者

        私は昔からカフェが好きだ。 理由は何個もあるような気がしていたが、よくよく考えてみると「実は2つしかないかもしれないな」と、思い始めている。 1つ目は「なんだかお洒落だから」である。 この世にあるカフェというものは、外観も内装も、食べ物も飲み物も、店員も客も、なんだかすべてがお洒落なものなのだ。 そういうものなのだから、必要以上にゆっくりとカフェラテを口に運びながら本を読んだりスマートフォンを弄ったりしている私からも、自然と大人の余裕が醸し出されているに違いない。 そしてそ

        • 世の中に子連れを増やす方法

          妻の妊娠が分かってしばらくすると、妻のお腹を撫でれば撫でるほど、世の中に子連れが増えていくことに気が付いた。 最初のうちは意識していなかったので、まるでどこかに隠れていた子連れたちがタイミングを合わせたように、いきなり街中に溢れだして驚いたが、いろいろ試してみると、どうやら妻のお腹を撫でてから寝ると、次の日には街中の子連れが増えていく仕組みらしい。 全ての子連れを覚えることはできないので、単純に目撃した回数を計ってみた結果、少なくとも私の周りでは1日に1,2組ずつ増えていく

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        私とこれからの投稿について

          酒飲みの父のユーモア

          父は昔からよくお酒を飲む人だった。 私が子供のころから、夕飯の時はいつも発泡酒を飲んでいたし、休日の夕方には「もう運転しないから」と、誰に対しての言い訳なのか分からないことをボソッと言って、冷蔵庫の扉を開けていた。 飲んでいた缶が空になると父はよく、こそこそと私や兄を呼び「お母さんにバレないようにもう一本持ってきてくれ。俺が取りに行ったらバレる」と、指示を出していた。 工作員になりきっていた私たち兄弟は、いかに自然に振舞えるかを追求しながら冷蔵庫に行き、わざわざ廊下を迂回し

          酒飲みの父のユーモア

          私とごわごわのバスタオルとの関係

          私は、使い込まれてごわごわになったバスタオルが好きだ。 ただ、直接この気持ちを伝えたことはない。 私がごわごわのタオルへの気持ちを自覚したのは、大人になってからである。 ごわごわのタオルは子供のころから、いつもそばにいてくれたような気がするが、それが当たり前で、特別な感情は抱いていなかった。 私がなぜ、ごわごわのタオルを好きになったのか。 それを理解いただくには、まず、私とマイクロファイバーのタオルとの出会いから語らなければならない。 私がマイクロファイバーのタオルと出

          私とごわごわのバスタオルとの関係

          「同期」という特殊で強固な関係性について

          会社員になると「同期」と呼ばれる、同じ年に入社した社員の横のつながりができる。 それは特殊な関係性で、「友人」と近いようでどこかそれだけではなく、「ライバル」として比較されることは多いが、また、どこかそれだけではないのだ。 私の場合は新卒で入社した会社で、院卒と学部卒を合わせて15人の同期と出会った。 その会社から転職をして3年半ほどになるが、今でも定期的に連絡を取り合い、たまに飲みに行ったりもしている。 中でもそのうちの3人は、あえてそういう言い方をするなら、自信を持って

          「同期」という特殊で強固な関係性について

          朝、満員電車にて

          インスタのリールって、くだらねぇのばっかりだよな。こっちは見ず知らずのお前に、100日後に彼女ができるかどうかなんて、どうでもいいっつうの。最近はこんなのがウケてんのか? 別に見たくもねぇけど、通勤中ってマジでやることねぇからな。もっと面白いことできねぇならSNSで発信なんてするなよ。 ったく、今日は微妙な場所しか空いてなかったしよ。 そりゃ座れるとは思ってねぇけど、ドアの横で寄りかかってボーっとしてる奴ら、まじうぜぇ。 「次は○○~、○○~。The next statio

          朝、満員電車にて

          ペンギンのサドンデス

          通勤電車でインスタグラムのリールを眺めていると、ペンギンの群れがよちよちと歩く動画が流れてきた。 ペンギンが特別に好きということはないが、可愛らしいとは思う。 ただ歩くだけの動画も不思議と見ていられるし、たまにうつ伏せで滑っているのがいると、つい目で追ってしまう。 ちなみにペンギンがお腹で氷上を滑る行為をトボガンというらしいが、そんなことはどうでもよい。 世の中にこんなにもグッズが溢れていることを考えても、大多数の人がペンギンに好意的な気持ちを抱いているのは、疑いようのない事

          ペンギンのサドンデス