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経営の理想は理念・目的のみを伝える。手順・作業は伝えない。社員の昇給をしたいから。

一昨日の記事の続きに近い感じやね。


僕は、社員に仕事を振る上で、なるべく意識していることがある。

それは、なるべく手順・作業で指示をしないようにすること。

僕が「〇〇してね」と指示をすると「〇〇すること」が目的になってしまいがちになる。
「なぜ〇〇するのか?その前提はどういった状況なのか?」を考えるキッカケを奪うことになるんよね。


極端な例だけど、、、
学校のテストでいうと、事前に解答を教えて、それを解答用紙に書き写してね~というのと同じこと。

理想は会社の理念や、僕が伝えた目的に対して、各々が自ら主体的に考えて手順・作業を考えて行動すること。

まあ、理想の理想やね。

言われたことをやってくれるだけでも十分感謝しているよ。

自主性をもってきつつある、うちの社員には感謝しかないし、誇りやで。

けど、なぜ、それでも主体性を持ってもらうように、あの手この手考えているか?

それは、うちの社員に、よりよい待遇を与えたい気持ちがあるから。
もっと具体的にいうと、、、社員の昇給をしたいから。

そのためには、社員が今よりも価値を高い仕事をする必要があるんよね。

終身雇用をうたっている僕。
生活する上で必要最低限の給与は確保するし、お金の勉強をする機会も作るし、ある勤続年数を経過したら退職金を積み立てたり、家を買いたい社員の住宅ローンを組める会社の信用力もついてきたり、、、
雇用の安定は経営者として絶対守るべきと決めているけれど、、、。

昇給は別問題。
お金をもらうこと=価値の対価。
飲食店の売上も、従業員の給与も一緒。
どれだけの価値を提供したか?の対価がお金と考えている。

だから、与えられた仕事をこなしているだけの社員の給与を上げることはできないんよね。

今でも若手社員は経験を積んだ分、できることが増えているので、その分は昇給してるけどね。

ただ、これから勤続年数が長くなるからいっても右型上がりに給与をあげていくことはできない。

僕の優先順位は、昇給よりも、、、会社を守るために、労働環境の整備。そのために、お金を使うよ。

※一日15時間働いて、週1日休みあるかないかでええんやったら、今より大幅に昇給できるで(笑)けど、この世の中で会社が求められている労働基準法の月間労働時間やらを考えたら、、、できひんよ、、、(笑)

社員の成長のためには、社員研修にお金を使う。
成長するキッカケづくりをするのが経営者の役目。
社員に成長してもらわないと、昇給できない。
社員が成長してくれたら、会社も強くなる。

原価高騰 人材確保 人件費高騰 飲食ニーズの低下 少子高齢化

これからの飲食店の未来の不安要素を考えれば、キリがない。

会社を存続させることは簡単なことではない。

綺麗事を突き通すためには、、、綺麗事で生きていくためには、、、

もっと脳みそに汗をかいていかんとな~。

暗め?な記事になったけれど、、、。

今日はスタッフの社外研修2日目。
楽しんでいこか~♪


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