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#16 一年の振り返り

こんにちは。sacaikumiです。

この「考える」マガジンでは、私が関心を持ったトピックを幅広いテーマで自由に書いています。

もうすぐ2019年も終わるので、今回は自分のために1年の振り返りをしたいと思います。今年は端的に言って変化の多い年でした。

2019年は、1月末から3週間、つばしとヨーロッパで過ごすことから始まりました。この1ヶ月、つばしには本当にお世話になりました。彼女が居なかったら1ヶ月という長い時間ヨーロッパに身を置く勇気が湧かなかったと思うし、その後移住しようっていう意気込みも持てなかっただろうから、本当に感謝しかないです。あっという間でキラキラ輝くような時間でした。

その後東京に帰って勤めていた会社に戻った時、大きな虚無感に襲われました。これまでの東京での暮らしと仕事は凄く恵まれていた一方で、未来を夢見るには物足りないと感じてしまうように。それで2ヶ月後には会社を辞めました。

2月〜4月までの3ヶ月間は本当に沢山悩みました。仕事を終わらせるためにチームのメンバーに物凄く苦労をかけたし、早く移住したいって焦っていたし、移住したいのに貯金は作れないし、早く退職したいけどその後の生活は全然想像付かない、、理想と現実の間でもがいていました。

最終的にフリーランスになることを選択出来たのは、その時の周りの方々が親身に相談に乗ってくれたり、お仕事をくださったりと、会社員のその先に踏み込む勇気を沢山の人から頂けたから。有難い気持ちでいっぱいです。

それからこの時期、移住したい気持ちを父親にと話しました。私は片親で、これまで父親にはあまり相談せずに全部自分で決めてきたけど、今回はちゃんと話せました。そして、父も昔海外に定住したかった話を聞き、蛙の子は蛙ということを思い知らされました。

父からの助言というか、全く貯金が作れていない私の意思の弱さに対する通告で、夏には実家に戻ることになりました。

フリーランスになったのを機に自分自身の輪郭をゼロから作り直していこうと思ったのも夏から。カフェで、なりたい自分の姿や、叶えたい願いを日々ノートに書き出していました。

こういうノートのことは「願いごと手帖」と呼ぶそうです。これは、高校時代の友達の七海ちゃんに教わりました。InstagramのDMを通して10年ぶりに連絡を取って、目先の相談に乗ってもらうというふしぎ。

七海ちゃんもそうだけど、他にもこれまでしばらくご無沙汰していた人と再会することが、公私ともに沢山ありました。

新しい人との出会いや再会が増えたことで、自然体な自分で居られる相手の条件に、年齢が近いことや性別が同じことは関係ないんだって思えるようになりました。

そして、目の前の人に、昔よりも私の心の中を見せられるように、見せたいと思うようになりました。そのために、私は言葉をもっと有効的に使っていきたいという事に気付きました。それに気付けた時、自分自身の芯を探し当てたような感覚になって、とても嬉しかったです。

フリーランスになって仕事が増えたり落ち着いたりとこの半年の中でも波はありましたが、そういうことで不安になること以上に、フリーランスが自分には向いていることも実感しました。

むしろ、私にとって会社員で居ることがどれだけ性に合ってないかを思い知りました。時間通りに決まった場所に行く、仕事が終わっても時間まではそこに居る、同じチームの人がまだ働いて居る中帰ることに罪悪感を覚える、会社のルールに合わせて定例会に出る、やりたい仕事か否か内容を選ぶことは会社のプライオリティの次、、無意識的にストレスになっていたことをあげればキリがありません。

日常が変わるまで、こんなに些細なことでストレスを溜めていたってことにさえ気付かないくらい麻痺していました。会社員は私には向いてなかった。それでよく7年もやってのけたなあ。

2019年、自分の人生にもっとわがままになって良いんだって思えるようになれて良かったです。だってまだ29歳、人生先は長いから。とにかく色んな面での「良かった」と「嬉しかった」に恵まれた1年でした。

2020年は住む場所を変えて、新しい自分と、新しい他人と、今年以上に出会えたらいいな。自分として生きることの楽しさをもっと発見していけたらいいな。

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