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#28 女性としての自分について

こんにちは。sacaikumiです。

この「考える」マガジンでは、私が関心を持ったトピックを幅広いテーマで自由に書いています。

今日は、女性として生きてきた中でずっと自分の心の底にあった言葉を飾らずに綴ってみようと思います。

すべて私自身に向けた言葉なのでいつもと全く違う文体ですが、私のような人と想いが繋がったら嬉しいなと思って公開してみます。

◇◇◇

最近出たAERAに載っていた、美容家の吉川千明さんインタビュー記事の言葉がすごく優しかった。

痛みを抱える女性に言葉を与えるのが化粧の役割。柔軟に生き延びて、自分を活かし、自分をケアする。

私がずっと化粧が好きな理由はそこにあったんだと胸のつかえが取れるような言葉。
言葉がすっと心に染み込んでいった。

それから少しずつ考え始めた、
女性として生きること。

それは楽しくて、軽やかで、優雅で、美しいこと。

これまでも、女性として生まれてきたことについては、理由もなくただ嬉しいと思ってきた。
それに私は化粧や、髪型や、洋服で自分を着飾ることが大好き。
それらは私の心をいつもあたためてくれる。自分を大切にしているという感覚を通して、心を抱きしめるような想いを満たす。完成した私を見ると、ほんの少し優しい自分になれる。

それなのに、女性として生きるには、私の女性としての自信は極端に足りていないということを、最近ようやく自覚した。

それはきっと、女性として生まれてからずっと、美しければ美しいほど価値があるはずと信じているわたしが心の底にいるからだ。そこに居るわたしは「私なんて」といつも言う。厳しい社会を生き抜かなくてはならない私を守るために、私の代わりに怖がってくれている。
わたしは、見えない誰かに女性としての価値の足りなさを指摘されるのをずっと恐れてきた。自分なんて粗だらけだと信じてきた。

美人じゃないという呪縛に
ずっとずっと囚われている、
という言い訳を使って
自分を美しいと認めることを
ずっとずっと恐れてきた。

誰かに否定される前に自分が否定しちゃえば
安全な世界に身を置けると思ってた。

そんな私が誰よりも、人を美醜で判断してしまっていたのかもしれないというのに。

そんな中で、女性支援を仕事にする友人の内田琴美ちゃんから貰った言葉が、心の底に隠れたわたしを引っ張り出してくれた。

くみはもう充分自立してるから。だから、もっと自立するために男性を頼ってみて、そしてもっと素敵になって。
尽くしたいと願う男性からの想いをもっと素直に受け取って、もっと女性としての価値を自分で認めてあげて。愛されることを許してあげて

この言葉は、私の心の底までずっしりと沈み込んで、わたしはそれから自分のために1人で泣いた。

今の私が、どんな人からどんな風に愛されたいのか、愛したいのか、ということを、きれいごとじゃなくて、ただ「わかる」ときが来るのだろうか。

ここ10年自立することに夢中だった私が、ついに、自前のルールを変えないと先へ進めないところまで来ていると知った。
それはすごく喜ばしいこと。
遂にわたしの呪縛を自分で解いてあげるところまで来れたという証拠。

長く付き合った方と去年別れて、
今度は私が、これまでのわたしと別れるとき。
そして新しい私が自分らしさを忘れずに居られるパートナーシップを探すとき。

変化するってこわいことだけど
勇気が必要だけど
一歩踏み出そうと決めた自分のことは褒めてあげたいな。

自由にありのままの自分で生きられる女性が、そして男性も、1人でも多く増えますように。


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