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龍のいた景色〜見沼〜

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私の育った見沼。何気なく散歩しながら眺めていた代用水と桜並木。そこは古くは東京湾と繋がり、人と自然との関わりが今に伝承される場所でした。語られる龍と人との伝説の、クライマックスは…
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#国昌寺

「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat)/個展「かくれざと」出品作#8

「表門・龍猫」(Front gate・Dragon&Cat)/個展「かくれざと」出品作#8

国昌寺の開かずの門を描いた際、門の表と裏それぞれの表情に惹かれ、両方とも描きたくなり、二点連作にしました。今年の後半は、ほとんど見沼やその周辺を足や本、ガラス絵で散策していました。思えばそれ全体が、私の制作の日々でした。

 国昌寺は、見沼代用水東縁にあります。それは日光御成道に接しています。その開かずの門の龍の彫刻は、日光東照宮の眠り猫や三猿で有名な左甚五郎作とのこと。これが歴史的事実かどうかは

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釘打ち龍の寺と神社

釘打ち龍の寺と神社

 ざっとですが、見沼という土地のことを調べたので、その上で再度出かけてみることにします。
 今回は、前回の気ままなノープランとは違い、釘打ち龍の伝説が言い伝えられていると書かれていた、国昌寺と愛宕社の2箇所を目指します。

 国昌寺は緑区大崎にあります。見沼の東岸。「開かずの門」が有名だそうで、Googleマップにもそのような投稿があります。
 見沼代用水沿いに自転車を走らせ到着。
 綺麗に整備さ

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