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「20歳の自分に受けさせたい文章講義」レビュー

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「20歳の自分に受けさせたい文章講義」のレビューです。 弁護士とは文章を書く仕事だ、という観点からこの本を見ていきます。
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「20歳の自分に受けさせたい文章講義」② 構成・ディテール・推敲

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」② 構成・ディテール・推敲

こんにちは、齋藤です。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」 その2です。

早速見ていきたいと思います。

●「構成は眼で考える」

著者によりますと、「文体の妙、文章の個性、あるいは文章の面白さ。これらを決めているのは、ひとえに構成である。論理構成である。」とのことです。
そうすると、良い文章か否かも文章の構成によって決まることになります。

文章の構成と言われると、すぐに思い浮かぶのが、

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「20歳の自分に受けさせたい文章講義」① 文章のリズム

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」① 文章のリズム

こんにちは、齋藤です。

今回は、文章の書き方についての本を紹介させて頂きます。

●弁護士=文章を書く仕事弁護士は、日々大量の文章を書きます。

みなさまが、「弁護士」と聞いたとき、まず最初に浮かぶイメージは、裁判所で「異議あり」と声高に叫ぶ、というようなものかも知れません。

証人尋問で相手方の証人の証言の矛盾を突く、あるいは、刑事事件で検察官の誘導尋問に異議を述べる、
これらがいずれも弁護士

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