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4/【フリーランス1年生】税金?じゃあ、まず何をすればいいの?

●青色申告の第一歩は「申請書」

さて、ここまで読んでくれたフリーランス1年生、または「よーし!じゃあオレも青色申告しちゃうぞ」と思った人。そんな人はまずは税務署に行って「青色申告承認申請書」を出すんですよ!
これがまた、面倒くさい話で、青色申告をするためにはその年の3月15日までに青色申告承認申請書を所管の税務署に提出することが必要なんです。つまり、春から動き出しても来年1月の確定申告では、青色申告65万円の控除の対象から外されちゃうんです(青色申告でも控除は10万円)。

とはいえ、申請しなくちゃ来年も、再来年も始まらないんですよ。次年度は10万円控除でも、これを青色申告のお試し回と割り切るのが良いと思います。とにかく独立したら「個人事業の開業廃業など届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出しましょう。 
(家族や従業員に給料を支払う場合は他にも書類が必要になります) 
どちらも、国税庁のウェブサイトでも提出することはできますが、税務署に行けば届出用紙が揃っています。書き方が分からなければその場で教えてくれます。 判子を持っていけばその場で記入して提出できるので、最初は税務署に行くのがお勧めです。
これが、フリーランスの税金対策の第一歩になります。

●相談会に行くメリットは「経費」の確認

そらから、区、市町村では、春に限らず年に何回か「確定申告相談会」のようなものを開催していることもあります。税務署の人や、税務署OB、税理士さんなんかが相談に乗ってくれます。こういう牧歌的なイベントに参加して意味あるの?と思うじゃないですか。これが大アリなんですよ。

普通に税理士さんに相談すれば、税理士さんは商売なのでしっかい相談料とられますけれど、こういう相談会では基本無料で教えてくれます。一番聞いておきたいのは、自分の仕事がどんな仕事か?をきちんと説明した上で、どこまで「経費」にしていいか?をクリアにしておくこと。

クリエイターや、ライターって、原価がはっきりしないことが多いじゃないですか。ぶっちゃけ、パソコンとワープロソフトやアプリのPC環境さえあればなんとかなっちゃいそうでもある。だから、心無い人からは「原価ゼロじゃん」と観られてしまう。ただ、書いたり、描いたり、作ったりする上で必要な「本」や「資料」がありますよね。これは、わたしたちにとって原価と同様、仕事に欠かせないものなんです。私に言わせれば、作家にとって映画を観たり、雑誌を買ったりすることは「娯楽」ではなく、みんな経費ですよ。……って話を税理士さんに話した上で、これは経費で落ちるか落ちないか?の確認をとっておくことが大事なんです。

きっと「あ、これも経費にできるな」って発見があるはずですよ。そんなわけで、相談会は書類の書き方も学べるし、個別相談することで結構得します。行政区の相談会、調べてみて損はないですよ!

一度、青色申告の対象者になってしまえば、以降は特別な手続きなしで青色申告ができるようになります。
 ちなみに2年連続で確定申告の期限を 送らせてしまうと青色申告の承認が取り消されることになりますのでご注意ください。

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