埼玉県親善大使同窓会、note始めました

質問です。グローバル人材育成に積極的な都道府県といわれた時に、皆さんはどの都道府県を思い浮かべるでしょうか?

やっぱり東京都が一番?それとも大阪府?そもそも海外に行きたいとなった時に、都道府県から支援って受けられるんだっけ?

ご挨拶が遅くなりました。初めまして、埼玉発世界行き奨学金 奨学生のKYと申します。埼玉県からご支援をいただき、2022年よりアメリカ イリノイ州にあるNorthwestern UniversityのKellogg MBAプログラムに留学しています。実は埼玉県はグローバルに活躍したい人を積極的に応援しており、最初の問いに対して「埼玉県!」と言ってもらえるような人を増やすべく、本noteの執筆を担当しています。


「埼玉発世界行き」奨学金って、何?

グローバル人材育成に関して、埼玉県が全国でもトップクラスの活動を行っていることは意外にも多くの人に知られてはいません。埼玉県はまだグローバル人材という言葉がまだ一般的でなかった2011年に、10億円という一自治体としては異例の金額を拠出して給付型奨学金である「埼玉発世界行き」奨学金制度をスタートさせました。

でも、今埼玉県に住んでいる人が対象なんでしょ?
→それだけではありません!


「埼玉発世界行き」奨学金制度は埼玉にゆかりのある多くの方を対象としています。埼玉県に長く住んでいる方だけでなく、埼玉県に勤務や通学している人、両親が埼玉県にお住まいの方など幅広い層を対象にしています。
詳しくは、ホームページにてご確認ください!

でも、海外大学に進学予定の高校生が対象なんでしょ?
→それだけではありません!


長期の学位取得を目標とする留学だけではなく、交換留学含む1年程度の留学、数か月の短期留学、海外インターンシップや語学留学、ボランティア等の海外体験活動も支援対象に含まれます。
年齢も高校生を対象にしたものから社会人も応募可能なものまで様々な奨学金があります。

このような懐の深い制度を展開してきた結果、「埼玉発世界行き」奨学金を通じて2,200人を超える若者が100カ国以上に羽ばたきました。
2017年には新たに「冠奨学金制度」を創設し、企業・団体や個人の方々が埼玉県の枠組みを通して奨学生を募集・支援できるようになっています。
例えば、カネパッケージ奨学金は、カネパッケージ株式会社様によって作られた奨学金です。地球環境改善活動やSDGsに高い意識を持ち、将来は海外に貢献する強い意志のある人に50万円を支給しています。このように寄附者が奨学金を出したい人の条件や金額、奨学金の名前を決めることができます。2023年3月30日時点の冠奨学金一覧は、こちらから見ることができます。

埼玉県親善大使になれる!

「埼玉発世界行き」奨学金の奨学生となった場合、埼玉県より埼玉県親善大使を委嘱されます。埼玉県と派遣国との架け橋になってほしいとの願いが込められており、埼玉県親善大使となった人は派遣国において埼玉県の文化や産業の紹介、埼玉県のPRを行います。帰国後は、レポートを埼玉県にします。
これまでのべ4,000人を超える方がこれまで埼玉県親善大使として活動してきました。

「埼玉発世界行き」奨学金以外の海外派遣事業

「埼玉発世界行き」奨学金以外にも様々な制度を通じて海外に行くチャンスがあります。埼玉県が実施しているものもあれば、それ以外の機関が行っているものもあります。参加者には県より埼玉県親善大使を委嘱されます。

◎埼玉県による姉妹友好州省への派遣制度
「埼玉発世界行き」奨学金の他、埼玉県には姉妹友好州省への派遣制度があります。埼玉県は、姉妹都市(アメリカのオハイオ州、メキシコのメキシコ州、中国の山西省、オーストラリアクイーンズランド州、ドイツのブランデンブルク州)と人材交流を行っているのです。現在のプログラムはこちらから確認することができます。
過去には双方でインターン人材を受け入れるプログラム、現地の大学に学生が留学するプログラムなどがありました。

◎埼玉県によって過去実施されたプログラム
様々なプログラムがありましたが、代表的なものとしてFM NACK5高校生海外スポーツ研修プログラム埼玉県・TAFE Queenslandアンバサダー奨学金などがあります。

◎JICA海外青年協力隊
JICA(独立行政法人国際協力機構)が実施する。JICA青年海外協力隊員として主に開発途上国に派遣されます。主に、現地の人々と共に生活し、同じ目線で途上国の課題解決に貢献する活動を行うとのことです。
埼玉県は、JICA青年海外協力隊員の内埼玉県出身の人に埼玉県親善大使を委嘱しています。帰国後も経験を生かして活躍することが期待されています。
ご興味ある方は、JICA埼玉デスクに相談してみるのがおススメです!

◎日本語パートナーズ
日本語パートナーズは、独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation、JF)にて実施するプログラムです。アジアの中学・高校などに、日本語教師や生徒のパートナーとして派遣されます。現地では授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行うようです。
若い方はもちろん、会社を退職後の方なども積極的に参加されています。
埼玉県はJFと連携協定を締結しており、2016年から日本語パートナーズ派遣事業埼玉県推薦プログラムを実施しています。2023年度の派遣対象国は体、インドネシアに広がったとのこと。

埼玉県親善大使同窓会 "海外に行って、戻ってきたら解散"で終わらない

このように埼玉県は、全国トップクラスの留学・海外体験活動支援・グローバル人材育成施策を行っています。一方、まだまだ課題もあります。
例えば、4,000人を超える親善大使経験者がつながるための制度やコミュニティはありません。
この親善大使経験者ネットワークの繋がりを強化すべく、有志により2021年には埼玉県親善大使同窓会が設立されました。

この同窓会では現在、メンバー間の懇親会の開催、インタビュー・対話、そして政策提言の3つの活動に取り組んでいます。
1点目の懇親会は世界各国で活躍する埼玉県親善大使経験者が集まり、輪を広げたり、現在の活動について共有する場となっています。学生から社会人まで、毎回様々なバックグラウンドを持つ人が集まる、和気藹々とした場です。

懇親会の様子。知らない人同士でもあっという間に打ち解けます。
懇親会は、喜んで頂けるよう毎回工夫をしています。
特別企画として「能登地震復興支援×花き業界応援」というコンセプトで
参加者全員に北陸地方のお花を使った手作りのフラワーアレンジメントをプレゼントしたことも。

2点目のインタビュー・対話では、各界で活躍するリーダーの方にお話を伺う活動をしています。例えば2011年に埼玉発世界行き奨学金を設立された上田きよし元埼玉県知事・現参議院議員をお招きし、「埼玉発世界行き」奨学金設立の思いや、グローバルリーダーのあるべき姿について語っていただきました。
今後、この活動をインタビュー・プロジェクトとして強化し、より広く発信していく予定です。乞うご期待!

上田きよし 元埼玉県知事・現参議院議員。コロナ渦であったため、ハイブリッド開催。
参加者からたくさんの質問が出ました。

3点目の政策提言では、埼玉県に対しグローバル人材育成施策や留学制度に関して提言を行ったり、県からの相談に対し同窓会会員にヒアリング・調査を行い、結果をフィードバックしています。
今後、本noteでは、こういった埼玉県親善大使同窓会の活動を発信していく予定です。上記以外にも企画を始動予定ですので、是非フォローお願いいたします!

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最後までお読みいただきありがとうございました。埼玉県のグローバル人材支援制度に興味を持った方は、ぜひ下記からアプライしてみてください。

また埼玉県親善大使同窓会は埼玉県親善大使を経験していない方の参加も大歓迎です。活動に興味をお持ちの方は以下のメールアドレス(saitama.gw.ambassadors@gmail.com)までご連絡よろしくお願いいたします。

以上、KYでした!


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