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活動報告をするというコト。

自分自身の活動を振り返る。
振り返ることは意外とできているようで出来ていない事が多い。

ココまで自分自身を形成してきているのは、絶え間なく動き続けてきた自身の活動の結晶な訳でイヤイヤ前だけ見て突っ走りましょうよ。

っというのも間違った意見ではないし
どちらかと言うと僕自身もこっちサイドの考えの人間である。

そんな僕でも1年間の活動をどうしても振り返らなくては行けないタイミングがある。

そう、自身のスポンサー関係に対する
活動報告書提出っという一大イベントだ。

ス、スポンサー・・・?
っと聞くと何だか凄そうだけど
何の事だかわからない人のために簡単に説明すると

僕は一応肩書き的にはプロスキーヤーっと呼ばれるジャンルの職業?
いや、職業ではないのかもしれないが、そのカテゴリーに属する人間である。

元々は、ただスキーが好きで
大学の授業を抜け出しては室内スキー場に行き
まともに就職もせず、バイトをしては練習の日々に明け暮れるような
およそ人様に誇れるような活動はしてなかったのだが

好きが高じて、気がつけば国内の大会を転戦するようになり
何だか自分でもよく分からないうちに、Wカップに出れるところまで進んでしまったりした事が過去にあった。

その当時、自分の滑りを気に入ってくれたスキーやウェアなどのギアメーカーから、用具や大会遠征費などのサポートを受ける事になった。

もう引退してから10年も経つというのにいまだに懇意にしてくれるメーカーがいくつかあり、こんな自分とスポンサード関係を結んでくれている。

10年以上契約してくれているアイウェアブランド SMITH

僕らウインター業界では一般的に冬のシーズンが終わると
お世話になっている(スポンサーをもらっている)メーカーさんへ挨拶回りと年間の活動報告をする。っという古から伝わる習わしがある。

メーカー側はサポートしている人達からの
活動報告書や実績をもとに次年度の契約内容などの考査を行う。

スポンサーを受けている側の人間も、スポンサーをしている側の人間も
今のスポンサー内容(契約内容)が妥当かどうかをお互いに見極めをする割と重要なイベントだったりもする。(実際には通例的なコミュニケーションの場になっていることも多いが)


活動報告会の雰囲気。この時は同じカテゴリーの競技メンバーで本社にお邪魔しました。

この一大イベントに向けて自身の1年間の活動を振り返ってまとめてみる。

これが割と大切で、自分の潜在意識下にあるであろう進んでいきたい方向性や価値を感じている事など、ぼんやりしていたことがくっきりと輪郭を表してくる。

この感覚は化石の発掘作業のようで楽しい。

誰しもが明確な目標を持って1年間を過ごしているわけではない
特に自分のような競技を引退した人間ならば尚更。

自分のような人間は割と日々楽しくは生きているのだが
どこへ進もうとしているのか正直良くわらない状態で、目標に向かって自ら能動的に進んでいるのではく

自分の普段の行動や活動が結果的に後押しとなって
本来進べき方向へらしいところへ、気がつけば受動的感覚で勝手に押し進んでいる。

っという事に活動報告は毎回気がつく良い機会なのだ。

人間というのは基本的に、高い目標を立ててそこに進んでいくことができるモチベーションやエネルギーに溢れている時ばかりでない。

むしろそのような状態といのは一種のバーサク状態であり長くは続かないのは自分自身の経験からも確証がある。

何となく毎日ダラダラと楽しいと思う事をやって
そのためにやりたくない仕事や面倒くさい事もやり
日々を生きていく。

それで十分。

そして、自分が楽しいと思う活動や行動を、スポンサード側が価値として感じてくれればWIN-WINな関係が結べるかもしれない。

活動報告。
良いもんですよ。

活動報告が終わって浮かれる人たち。


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