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強制休憩タイム

夏、プールに行くと何時間かおきにアナウンスが流れた。

「只今から、10分間の休憩時間です。全員プールからあがってください。」

程よくのってきた時に限ってアナウンスが流れ、子どもの頃なんかはブーブー文句言いながらプールから出たものだ。プールサイドで待っている間、身体はどんどん乾いてしまい、今か今かと再開のアナウンスに耳を澄ませる。イントロクイズ並みの早さで反応し、待ってましたとキラキラするプールへ駆け寄る。

公営プールだけでなく、人気の大型レジャープールでも、この休憩時間はしっかり設けられている。

楽しんでもらうため、体調を考慮してのルール。

子どもなんて放っておくと血眼になってゲームしたりYouTubeの世界にのめり込む。

目の届く期間ぐらい、親が休憩コールをかけてやることは必須だ。


大人のなるにつれ、休むことを蔑ろにする。

休まない生き方がカッコいいなんて勘違いして、突然ぶっ倒れたりする。

走った分、休息は必要だ。

走らなくとも、時は進む。

時間が止まったままの人なんていない。

眠りにつけば、明日はちゃんとやってくる。

たまにはしっかり休もう。

ながーーく人生を楽しむために。


というわけで、今日は「何にもしない」に励む日でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。🌕


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