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何がいいって名前がいいでしょ

金曜、前触れなく来たギックリもどき。

朝晩めっきり冷え込む季節の変わり目、そう!ちょうど寒くなり始める今時期は要注意なのに、うっかりしてて不意打ちを喰らった。

ピキッ。

(:-))| ̄|_  (うそーん)


カンマ1秒遅れてたら、膝から崩れるところだったけれど、間一髪で瀕死の四つん這い生活とまでは行かずに済んだ。

ギックリ腰は、きっと経験した人にしか分からないとんでもない痛みである。魔女の一撃とはよく言ったもので、個人的には白鵬にドロップキックされたぐらいの一撃にも思える。

初めてギックリ腰になった時は軽くパニック状態で狼狽したものだが、人間の脳ははよくできていて、未然に危険を察知する事を覚え、最悪の状態の一歩手前でブレーキがかかるように進化する。

ピキッ!

まずい、これ以上は無理だ。

体勢を変えろ!


そーっと、そーっと。

それ以上負荷がかからないよう、とにかく体勢を立て直す。

なんとか、持ち堪えた、か。

女中が城内を早歩きするぐらいの小幅で移動はできる。全治5日間といったとこだろうか。


土日は、あらゆるスピード回復法を実践した。


無理にないストレッチが効果があったのか、徐々に痛みも分散してきた。個人的には温めて血行をよくした方が楽になるので、ポンコツになりかけた腰のトリガーポイントあたりに貼るカイロをペタ。

朝起きたら完全に左側だけに痛みが残っている状態までこぎつけたのであります。
万歳!涙

このまま無理せず日薬もありかなとも思いつつ、
そうだ!と思い出した。

五十肩で劇的な回復を見せた、
人生初のトリガーポイント注射の奇跡の館、

「ももたろう痛みのクリニック」

があったじゃないか!

何がいいって、名前がいいでしょ。
(タイトルを連呼)

そんでもって先生が超絶おとぎばなしに出てきそうな和やかな方で、初診の時は浦島太郎にでもなった気分に。

もちろん、ギックリ腰の程度や回復スピードには個人差があるけれど、過去、カリスマ鍼灸師に一発で走れるようにしてもらったこともある私的には、ポイントに針をぶっ刺す施術は相性がよく、信頼も高い。

しかも、ももたろうではカリスマ同等の効果を保険適用の超良心価格で受けることができるのである。

いついくの?今でしょ。

と、今日は朝早くから仕事をバッサバッサと片付けてクリニックに向かった。


安心と信頼の空間。

久しぶりの先生もお変わりない。


しばし待合室で名前が呼ばれるのを大人しく待った。随分と患者さんが減ってきた頃、ようやく名前が呼ばれた。損傷した左腰を差し出し、トリガーポイントめがけて注射していただいた。

ッウ。

これは治るための痛み。


「クララが立った、クララが立った」みたいな奇跡の光景が瞬時に訪れるわけではないが、確実に痛み物質は洗い流され、筋肉の緊張が和らぎ始める。

1週間程度引きずる痛みも、トリガーポイント注射することで、個人的には数日で解消していくのだから、とんでもなくありがたい治療法なのである。

かさぶたみたいに傷ついてる状態なんだから、
無理しちゃあいかんよー

とやさしく声をかけていただき、さらに回復が早まった気分。

混んでいた待合室はすっかり人がいなくなり、午前診最後の患者(わたし)もお会計を済ませる。

痛みから解放されると人間足取りも軽くなる。


このクリニックの素敵なところは、少々混んでいても誰も文句言わないし、お会計を済ませる頃には差はあれ痛みが和らぎ、みなにこやかなのだ。スタッフの人も揃って丁寧だし、寄り添う医療とやらが身に染みて心地よい。

ペインクリニックって数年前までその存在すらあまり意識していなかった。このクリニックは、たまたま見かけて、半分名前に釣られて覗いてみたぐらい。長く通われている患者さんに比べて新参者の私が言うのもなんだけど、先生の的確な治療は勿論のこと、プラス、患者が抱える痛みに対する労りだったり、気遣いだったり、そのバファリンみたいな優しさが輪をかけて痛みを和らげてくれる。


そうこうしてる間に、腰の違和感も随分と楽になってきた。

相性のいいクリニックがあると、それだけで心の安心材料が増える。


久しぶりの一撃だけど、身体もケアできそうで良かったと思おう。


ギックリ腰経験者の方も、まだ経験されたことのない方も、季節柄ヤバい時期です。

無理な体制や多忙続きの場合は危険が増します。
無事に師走に突入するためにも、どうぞご自愛くださいね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。🏥💉


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