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もしも、

もしも空が飛べたなら
僕はどこまで行けるだろうか
雲を追い越し、星に手を伸ばして
夜空の向こう側へ、翼を広げる

もしも水中で息ができたなら
僕はどれほど深く潜れるだろうか
青い静寂の底、サンゴの隙間を抜け
深海の秘密に耳を傾け、魚たちと踊る

もしも一つ願いが叶うとすれば
僕は何を望むだろうか
時間を止め、瞬間を永遠にするか
それとも、全ての痛みを消し去るのか

翼を持つこともできる
イルカになって海を渡ることもできる
けれど、僕が選ぶのは
クラゲのように、ただ漂うことかもしれない

流れる水の中、静かに漂い身を任せ
何も求めず、何も恐れず
ただ、今を感じていたい

もしも僕が何かに変われるなら
一羽の鳥、あるいは一匹の魚
どこにも縛られず、何にも縛られない
そんな自由を、選びたい

夢の中で見る世界が
現実になるなら
その時、僕はどんな自分になるだろう
それは、君が思い描く僕とは違うかもしれない

もしもの世界で
僕は何を選ぶだろうか
その答えを探しに、今日もまた
夢の中へと旅立つ

あとがき
自由の象徴は私の中でクラゲのようです

不自由な中で自由なものを考えることが
ちょうどいいかもしれない

さぁ明日も頑張ろう
やりたいことが多すぎて
この不自由ささえも楽しんでいる。

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