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夢の時計台

おじいちゃんのお部屋には大きな時計があって、毎日同じ時間に音楽が流れるの。時計の上の方では小さなお人形たちがくるくる踊りだし、音楽と一緒に幸せを運んでくるの。

ある時私はおじいちゃんの部屋で時計の時間が来るのを待っていたの。でも眠たくなっちゃって気づいたら寝てしまったわ。
だけどね、夢の中では時計のお人形たちが私の回りで踊っていたのよ。私はすごい夢みたいって叫んだの。そしてお人形たちとたくさん踊って笑って楽しいひと時を過ごしたのよ。

でも夢の時間はあっという間だったわ。気づけばおじいちゃんの時計の音で目を覚ましたの。お人形たちが時計の上でくるくる回ってたわ。
だけど踊り疲れたのかもしれないわ。カクカク動いてたから。私と夢の中でたくさん踊ったからよきっと。素敵な夢だったわ。

疲れたお人形の為に、クッキーを置いてそっと置いておいたわ。次の朝にはそのクッキーがなかったの!今日も夢の中で会えないかしら。今度は疲れないようにお茶パーティーにしようかしら。

あとがき
小さい時って、全てが自分目線であったような気がする


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