- 運営しているクリエイター
#シロザ
「同時季出現性雑草」と言う考え方、上代の歌と野菜や農具のこと他
「鉄の古代史(奥野正男)」には、遺跡から出土した木器の話も出てきます。菜畑遺跡から出土した諸手鍬は平鍬、片刃鍬は三角鍬に形が似ています。
「九州北部の木製農具は、板付遺跡、菜畑遺跡例などにより縄文時代晩期~弥生時代前期末に、諸手鍬による耕起、又鍬による砕工、エブリによるかき鳴らしと言う三段階に必要な農耕具が揃う」
と書かれています。
ここで思い出すのは、日本書紀に仁徳天皇の歌として出てくる「
「ハキダメキク」は抜くべきか?他
「鉄の古代史(奥野正男)」に岡山県の雄町遺跡から出土した食用植物種子のリストが載っています。
炭化籾、マクワウリ、スイカ等とならんで、エノコログサ、タデ、タカサブロウ、ハコベ、カタバミ、カナムグラなどの雑草種子も書かれています。
え?、タカサブロウ?、カナムグラ?、食用種子?
そんなものを貯蔵していたの?、カナムグラの種子をわざわざ?、一瞬目を疑いました。
よく読むと溝遺構出土とありました
ニンジンの双葉が出たら、周りにマルを描く「除草」他
この春から「苗の周りだけ除草」と言うのをやっています。
畝全体とか畑全体の草取りをしない、どうせ、オオイヌノフグリとかヒメオドリコソウみたいな春草は5月ぐらいになると枯れてしまう、それまで野菜の生育の邪魔にならないのなら、草取りしない方が手間がかからない・・・
しかし、野菜の苗の近くにある草は「生育を邪魔するのでは?」
って、だから、苗の周りだけ草取りしていくわけです。
後、4月半ばから「
畑の雑草観察は、1反あたり4ヶ所程度の「定点観測」にすることにしました
畑の野菜と雑草の観察、各畝で1枚づつ写真を撮り、畝を右・中・左と3つに分けて、雑草の被度階級を記録する方式でやってみました。
3反(3000平米)の畑に、100本以上ある畝について、右・中・左と3枚づつ写真を撮る方式に比べると、かなり「観察作業速度」はあがりました。最後の方は息切れ気味でしたが、とにかく、ほぼ全部の畝の記録をつけることができました。
しかし、かなり時間がかかりました。2時間以上