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物書きがしんどいならカンペキを捨てるべし

文章なんて、初稿はつまらない文章で十分。

ここのところ、自分が覚えておきたいと思ったことです。

ライティングを継続することって難しい。
仕事だったり家庭だったり、日常でやらなきゃいけないことがある中、『物書き』という作業はとてもしんどい。

「文章を書くことを習慣化したいのに、うまくいかない…」…という人の背中を押せたら、嬉しいです。

書き出しからカンペキを目指さなくていい

文章なんて、一発で綺麗に書けなくていい。
最初は上手いことが書けなくたっていい。
「~た。~た」と、語尾が繰り返されてたってOK。
なんなら走り始めは箇条書きだっていいんです。

一発で綺麗な、上手いことを言っている、イケてる文章を書くなんて、どんな人でも難しい。
とにかく最初は味気なくていい。0が0.1になれば御の字。漆塗りのように塗り重ねて仕上げていきましょう。

絵と同じ。一発書きで綺麗に描ける人なんていないです。
下書き、ペン入れ、細部とディテールを重ねていく。
文章も同様でいい。具体例や細かい描写なんて、後からいくらでも書き足せる。気楽に書き始めて、気楽に投稿して、気楽に追記しよう。

最初からカンペキを求めてしまう自分が足枷だった

自分はずっと悩みでした。
最初っから『イケてる文章』を書こうとしてしまう。

比喩とか具体例とか、語尾とか、最初から全部カンペキなものにしようとしてしまう。
書くのにすごく神経を使う。時間がかかる。疲れる。
結局、毎日書き続けることができない。
仕事から上がって、文章を取りまとめる気力がなくて、YoutubeやSNSを見て一日が終わってしまう。

でも、そんな自分を変えたいと思ったんです。
もっと気楽に、ぺろっと書ける自分になりたい。

以前受講したライティングの講座で、「推敲は後でいい」と何度も聞いたことを思い出しました。
小説家を志す人向けのサイトでも、「執筆と推敲は別々にする」と繰り返し書いてある。

それでも、どうしてもクセで一発で書こうとしてしまう。
だからここで、自分のために書き留めて、やめることにしました。

過去、自分が書いた文章を見返す。嬉しいことに、反応をもらった記事もいくつかあります。
眺めているうちに、だんだん過去の自分を超えられないような感覚が首をもたげてくる。
「どうやって、こんな記事を書いたんだろう?」と首をかしげたくなるくらい、量があり、質があり、今の自分にこれが書けるんだろうかと不安になってくる。

でも違うんだと。
最初は、些細で取り留めもない一文を、期待せず書き出す。
語尾もリズムも、表現も、整理されていない。
でもそこが始まり。0を0.1にすることがスタートライン。
そこから、短くしたり表現を変えたり、語尾を整えたりしていく。
投稿ボタンを押した後から、いくらでも追記したって構わない。
その繰り返しを経て、文章は磨き上げられていく。

過去の自分ができてるんだから、今の自分もできる。そして未来の自分はもっと積み重ねているはず。

もっと気楽に書き出せる自分になる

文章はまず、カンペキでなくていい。
とにかくまず書き出して、育てていくものなんです。

(メモ:ポメラ構成15分、執筆50分)











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