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【スパフェル料理編】〜カキのスパフェル炒め〜

このnoteでは、健康維持や病気の予防のために”免疫力アップ”を目指し、それに有効だと考える「スパイス x 発酵」レシピをご紹介したいと思います。
この”免疫力アップ”のためには”腸内環境を整える”ことが最も効果的だと考えています。
そこで私は、腸内環境を整えるために「抗酸化」・「デトックス」・「冷え対策」をキーワードに、これに効果・効能のあるスパイスをとり入れることを意識することにしました。
また、腸内環境を整える効果が非常に大きい発酵食材を同時にとりいれたいと考え、スパイスと発酵食品を組み合わせたら最強なのではないか!、との思いで「スパイス x 発酵」レシピを考えるに至りました。
noteでご提案するレシピは、デイリーでカジュアルにとり入れることができるような料理をメインに考えています。
使用するスパイスは揃えやすく扱いやすいものを中心に心掛けています。
普段の食事にスパイス・発酵食品をカジュアルにとり入れ、美味しく楽しく食べることで免疫力がアップし健康維持・病気の予防につながることに貢献できれば嬉しい限りです。
発酵は英語でフェルメンテーション。スパイス x フェルメンテーション料理ということで、
”スパフェル料理”と勝手に呼んでみることにします!
そんな、心と身体がよろこぶスパフェル料理をぜひ!!


こんにちは!
今回は、栄養満点、今が旬の牡蠣でスパフェル料理です!
個人的には牡蠣を使った料理ですと、やはりカキフライが一番好みかもしれません。
ですがやはり揚げ物を頻繁に食べることには気が引けてしまいますよね。
そこで、デイリーでは、今回ご紹介のような牡蠣のスパフェル炒めを食べることが多いです!!

さて、牡蠣はタンパク質源でもありますが、とても重要なミネラルも豊富に含んでいます。
鉄や亜鉛や銅など。中でも、亜鉛の含有量はトップクラスを誇ります!!
亜鉛は免疫機能に関わり、不足すると免疫力が低下してしまいます。
また、特に女性は亜鉛が不足(鉄不足もです)すると、甲状腺機能が低下することもあります。甲状腺機能低下は代謝を低下させたりと、女性にとっては大敵!
亜鉛不足はその他にも様々な症状が起こりますが、このnoteでは主に免疫力アップに繋がる視点でお話しさせていただいていますので、また別の機会にお話したいと思います。
なお、子供の成長には亜鉛は特に欠かせないミネラルの一つになります。子供に牡蠣はなかなかハードルが高いと思われますので、赤身肉などで補うと良いかと思います!
また、牡蠣はビタミンB12も含みます。ビタミンB12が不足しますと、抹消の冷え等に繋がります。免疫力アップのためには、冷えを回避することも重要になります。

うーん!牡蠣って素晴らしい!ぜひ積極的にいただきたい食材の一つです。
とは言いながら、、、個人的には摂りすぎには注意が必要だとも考えています。
牡蠣は重金属に汚染されているという、ちょっとマイナスな一面もあるからです。
デトックス機能の高い方は良いかと思いますが、デトックス機能があまり高くない方は、メリットデメリットのバランスに注意することが無難かと思います。


さて、長くなってしまいましたが、そんな牡蠣のレシピを早速ご紹介します。
レシピご紹介後に、今回使用のスパイスや発酵食品が免疫力アップ(腸内環境を整えること)に期待できることを簡単にご説明しますね。

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牡蠣のスパフェル炒め

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Ingredients
( 1 人分)
牡蠣・・・12粒程度
にんにく、しょうが(みじん切り)・・・各小 1

A(ホールスパイス)
- マスタードシード・・・小 1 / 2
- クミン・・・小 1

B(パウダースパイス)
- ターメリック・・・小 1 / 4
- コリアンダー・・・小 1 
- カイエンペッパー・・・小 1 / 4〜小 1 / 2
- クミン・・・小 1 / 2
- ガラムマサラ・・・小 1 / 4

醤油・・・小 1

Instructions
1. フライパンに油とマスタードシードを入れ、弾け始めたらクミンも入れて軽く色づくまで炒める。
2. 1 ににんにく・しょうがを入れ、香りが出たら弱火にしてパウダースパイスBを入れてスパイスが馴染む程度に炒める。
3. 牡蠣を加えて火が通るまで炒め、最後に醤油を加えて軽く炒め合わせる。

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牡蠣独特の香りが苦手な方でも、スパイスを加えることでその特有の香りが軽減しますので美味しくいただけるかと思います。
醤油がスパイスとの相性がよく、さらに良い味出しています!


さて早速、スパイスについて。
スパイスは多様な有効成分を含むものが多いですが、免疫力アップの視点から腸内環境を整えることに有効に働くところに言及しますね。
● ターメリック:ターメリックに含まれる”クルクミン”というポリフェノールの一種である成分が抗酸化作用を持ちます。腸の中で酵素と反応して抗酸化力がアップすると言われています。
代謝を整えるため免疫力アップにも。カリウムも豊富なのでデトックス効果を期待できます。
また、ターメリックは肝機能にとても有効と言われておりますが、肝機能が良好であるということが、デトックスにとって非常に重要なのです。(これについては、別途記事にする予定です!)
なお、傷口にターメリックを振りかけると血もすぐに止まり素晴らしいですよ!
● コリアンダー:抗酸化作用、デトックス作用、整腸作用を持ちます。カリウムも豊富でデトックス効果を期待。
● クミン:デトックス効果があります。カリウムも豊富。便秘解消効果。抗酸化作用のあるビタミンC・Eを含みます。なお、ビタミンCは抗酸化作用以外でも非常に重要な栄養素ですよ〜!
●カイエンペッパー:血行を良くするため体が温まり、免疫力をアップさせることに役立ちます。
●ガラムマサラ:私は自家製ガラムマサラを使用しています。私のスパイスの師匠でもあるアロラ先生の配合をベースとしており、「クミンシード、クローブ、ブラックペッパー、シナモンスティック、ベイリーフ、ビッグカルダモン」を配合しています。
ガラムマサラを構成するスパイスは先に触れたブラックペッパーはじめ、抗酸化作用を有するものがたくさんなのです!


ちなみに、抗酸化作用とは、簡潔にいいますと、体を老化させたり病気を引き起こしたりする「活性酸素」の働きを、予防したり防いだりする働きのことです。
酸素は体に取り込まれるとその一部が「活性酸素」になるのですが、活性酸素はふつうの状態よりも酸化力の強い酸素で、体内で免疫機能に関する重要な役割担っているため大事なものです。
しかし、体内で活性酸素が増え過ぎるとさまざまな物質と反応し、酸化させて、細胞にダメージを与えたり老化を促進してしまい、それが原因となって、動脈硬化やがん、免疫機能の低下などを引き起こしてしまうのです。
活性酸素は体内で常につくり続けられていますが、ストレスや喫煙、激しい運動や紫外線などがその生成量を増加させます。体内には活性酸素を分解する酵素がありますが、活性酸素が増え過ぎると分解が間に合わなくなるので、抗酸化作用のある成分を食品からとることが大事になるわけなのです!

なお、にんにく・しょうがも抗酸化作用をもっています。しょうがは体を温めることでも免疫力をアップさせます。私のレシピでは、にんにくとしょうがは基本的には毎回使うように意識しています。


また、今回使用の発酵食品(調味料)として、醤油。
● 醤油:醤油は麹菌から醸されます。
麹菌は血行を促進して代謝を上げる必須アミノ酸やビタミンB群を作ります。体内の活性酸素の活動を抑える抗酸化成分なども豊富です。
また醤油は、大豆と小麦に麹と塩を加え発酵させる過程で抗酸化作用のある醤油特有の香り成分フラノンなどが発生します。

発酵食品は全般どれも本当に素晴らしいです。
発酵食品を摂ることの健康効果を大きくざっくり言いますと、腸内環境を整えることに尽きると思います。
菌やカビなどの微生物が悪玉菌を抑制して善玉菌を増やし腸の働きを促すことで免疫力を高めてくれます。


定番のカキフライやアヒージョを食べたくなってしまう気持ちはわかりますが〜、ぜひ一度こちらもお試しください!


美味しく食べて、楽しく食べて、体も心もよろこぶ食事で、健康をアップデートしていきましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました。


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