見出し画像

就活初期に戦略コンサル一択だった僕が、新卒1期目のベンチャーを選んだ理由

こんにちは!セーフィーに2023年新卒入社します、巽遼太郎です。
今回の記事では、”新卒1期目のベンチャーを1社目として選んだ理由” について就活を振り返りながらお伝えします
選択肢が無数にあり、意思決定に困る就活。自分の体験談が少しでも皆さんの一助になればと思い、筆をとります。

自己紹介

現在、東京大学大学院農学生命科学研究科に所属し、植物性ワクチンに関する研究を行っています。
かなりタイムリーな内容ですが、研究テーマ自体はコロナ前に決めていたためコロナがあったからこの研究テーマにした訳ではないです笑。
「”ワクチンの研究しています”って言えたらかっこよくね...?」という単純な理由で決めました。大学4年時に今の研究室に入り、そのまま大学院に進学しました。
また、学業以外でいうと洋弓部に所属し副将を務めました。


就職活動振り返り

就活開始から内定をもらい現在に至るまで、順を追って就活を振り返っていきます。

僕が就活を始めたのは大学4年終盤の3月頃だったため、周りと比べると割と早い時期から始めました。
部活のコーチがコンサル出身者で「その人のように論理的に物事を考えられるようになりたい」と当初は大手有名コンサルを目指していたのですが、サマーインターンでの経験をきっかけに事業サイドの楽しさに目覚めました。そして気付けば事業会社を志望しベンチャー1期生として入社することを決めました。
ざっと振り返ってみると、下記になります。

・3~6月  戦略コンサル選考時期
・7~9月 サマーインターン参加時期
・10月  「自分が本当にやりたいことは何か」を考え、軸が定まる
・11月  世界で戦える会社を探し、セーフィーに出会う
・12月  最後は”意義を感じれるか”で意思決定

具体的にみていきます。

3~6月 戦略コンサル選考時期

上記の通り部活のOBコーチがコンサルで働いていたこともあり、「地頭力を鍛える」「仮説思考」「イシューからはじめよ」などの思考整理を題材とした本に触れる機会がありました。アイデア思考気味だった自分にとってそういった思考法は目から鱗であり、この思考を極めたいという理由で就活軸をコンサルと置きました
そんな訳で、3~6月はいわゆるフェルミ推定だったりケース面接対策に時間を費していましたが、戦略コンサルの中でも特に行きたかった企業の一次面接で落ちてしまい、1週間ほど凹んでいました。

7~9月 サマーインターン参加時期

ずっと凹んでいるわけにもいかないので、「視野を広く持とう」という意志も込めてサマーインターンの選考に片っ端から申し込みました。7~9月の期間は毎週どこかしらのインターンに参加していました。(規模感は大手からメガベンチャー、業種もコンサル・IT・人材とインターンが有名な企業を中心に幅広く参加しました)

複数の企業のインターンに参加して気づいたことは、大きく2つあります。
1つは、「コンサルの思考法はそれ以外の職業でも鍛えることが出来る」ということ。
もう1つが、「コンサルとして第三者目線から事業に関わるよりも、当事者として事業に関わっていく方が自分は楽しいと感じる」ということです。
コンサルのインターンに参加した際にどうしても他人事感が拭えず前のめりになれていないなと感じました。この頃からコンサルより事業サイドに立ちたいと強く思うようになります。

10月  「自分が本当にやりたいことは何か」を考え、軸が定まる

サマーインターンweeksが終わり、本選考がチラホラ。
そうした中、ある企業の面談で「何やりたいのか自分で決められていないやつは成長できないね」と厳しく言われ、その瞬間はムッとしたのですが後から冷静に考え「確かに」と納得し、10月は「自分が生涯をかけてやりたいことは何なのか」と向き合う月にしようと決意しました。
​”自分の知っていることの中でしか興味は形成されない”と就活を通して感じていたこともあり、まずは知識を増やすことで興味の幅を広げようと本を読み漁りました。

中でも特に僕が影響を受けた本は、「シン・ニホン」です。(「現在の世の中の変化をどう見たらいいのか」「日本の現状をどう考えるべきか」「企業はどうしたらいいのか」などを、他国と比較しながら解説された本)
この本を読み、以下のように考えました。

今自分がこうして豊かな生活を送れているのは、先人たちが戦後というどん底から死ぬ思いで這い上がり努力し続けてきた貯金のおかげである

ところが今の日本はどうだろう?

少子高齢化社会で市場もシュリンクするにも関わらず、今の日本は悲壮感が漂っており這い上がろうという勢いを感じない

自分が死ぬときに自信を持って「日本は昔より良くなった」と言えるよう、自分も後世のために何かを成し遂げたい

こうして、自分の軸が定まりました。
中でも、外需獲得という面から貢献するために「世界で戦えるような事業に携わりたい」と強く考えるようになりました。

これを実現するための選択肢は、政治・研究・ビジネスと3つありましたが、政治・研究はスピード感が遅いと思ったためビジネスに絞りました。
そして、就活セミナーでの「成長できるかどうかは、20代のうちにどれだけ自分の能力以上の仕事を振られるかで決まる」という言葉が自分の経験と相まって刺さり、ビジネスの中でも20代の内に自分の器以上の裁量を持って仕事ができるベンチャー企業を中心に探し始めました。

11月 世界で戦える会社を探し、セーフィーに出会う

ベンチャー企業を見ている中で感じたのは、「日本のベンチャーの事業は大体が海外で流行っているものを日本風にアレンジして立ち上げたものであり、これでは海外進出してもスケールしないだろう」ということでした。
そこで、”世界で戦えるような事業とは何か”と考え、大きく以下の3要素があれば良いのではないかと考えました。(ロジックが甘いのは許してください...笑)

  • 1.前例のないビジネスを行っている

  • 2.データが蓄積していくビジネスを行っている

  • 3.ソフトウェアの波に乗れている

1つ目に関してはピーターティールのzero to oneを是非読んでいただきたいのですが、前例がないゼロイチのビジネスは、先行者利益でその分後から参入した企業と大きく差をつけることが出来ると考えました。
2つ目は、AIが発達してきている世界ではデータの覇者が結局ビジネスの覇権も握るだろうという予測をしました。
3つ目は、Teslaがその強さを体現し始めていることもあり、ソフトウェアの流れがきていると実感したためです。

これら3つの色を兼ね備えた事業とは何なのかと頭を悩ませていた時に就活エージェントからの紹介で出会ったのが、セーフィーでした。初めて聞いた時は”日本にもこんな凄い事業をやっている会社があるのか”と衝撃が走りました。
その理由は、セーフィーの事業の広がりです。
大半の事業は特定の業界の「不」に注目してその解決を目的としていますが、セーフィーは従来の監視カメラの「不」を解決することに留まらず様々な業界の「不」を解決する手段にもなっています。このような事業は他を探しても中々見つからないと考え、すぐに選考に進みました。

12月 最後は”意義を感じられるか”で意思決定

セーフィーの選考での印象は「落ち着いていてフランクな人が多い」ということです。ベンチャー企業というと尖っている人が多いと勝手に思っていましたが、選考でお会いした方が皆さん温厚で接しやすい人柄であった点も良かったです。

そして選考を無事通過し、内定をいただいた自分はセーフィーとメガベンチャーの2社で迷いました。意思決定の鍵となったのは”取り組んでいることそのものに意義を感じるか”です。

成長できる環境があるかと自分がそこでモチベーションを失わずに働けるかどうかは別軸で、過去を振り返り「今取り組んでいることそのものに意義を感じるかどうかが自分のモチベーションを左右させている」と考え、最終的にセーフィーへの入社を決めました。

インターンとして働く中で感じること

セーフィーには、業界の課題を解決するために3つのビジネスユニット(BU)が設けられており、2022年3月からそのうちの1つBU2のBSG(Business Strategy Group)という部署でインターンをしています。

業務としては、まだ入りたてなので営業の数値周り管理、商談の議事録作成といった社会人の基礎を身につけるような業務が主です。ただ、プラスでセーフィーのカメラを使って各業界の「不」をどうやって解決していくのか、社員さんに混ざって議論させていただくことも多くあります。インターン生だからといって社員さんから甘やかされたり、軽んじられたりということはなく、一つの意見として反応をいただけることはとても幸せだなと感じる日々です。

インターンをして感じることとしては、優秀な社員さんが多いということです。自分の所属するグループの先輩方は、抽象と具体の行き来がとても早く自分がいかに未熟か気付かされました。
また、バックグラウンドの違う方ばかりなので、様々なスキルを学ばせていただいています。(自分は前述の通り当初その思考法が学びたいと戦略コンサルを志望していましたが、現在業務を教えて下さっている社員の方がコンサル出身なのでまさにそのスキルを学べています。「コンサルではなくても身に付けられる」と思っていたことは事実だったと実感しています)

一方で入ってから感じたギャップもあり、それは「まだまだ中が整っていない」ということです!笑 上場したこともあり大分整備されているのかなと思っていましたが、全然そんなことはなかったです。笑 
整っていないので、そこら中に取り組めることが転がっています。新卒という段階から組織を整備していくフェーズに立ち会うなんて他では中々できないと思いますし、それがとても嬉しかったです。

大人の落ち着きを持ちながらも自分達の事業に強く誇りを持ち、内なる炎を燃やし続ける。そういった方が多いのもこの会社の魅力だなと僕は思います。

今後の野望と就活振り返り

今後僕がこの会社でやっていきたいことは、やはり海外展開です!
自分が生涯を賭して成し遂げたいことにも繋がりますし、世界でも勝てるポテンシャルをセーフィーは持っていると僕は信じてやみません。
また、若手だからといって怖気尽くのではなく、わからないからこそ積極的に発言・行動していきたいです。そして、リーダーだったりと自分の裁量以上の仕事を引き受けていきたいと考えています。

就職活動を振り返り、やって良かったと思うことは下記の2つです。

  • 早い時期に就活を始めた

  • 多くの人と会って話した

1つ目は、「後悔しない選択をしたい」と考える人には特に必要だと考えています。
興味は自分が知っていることの中でしか形成されないので、まずは知識を得る。そしてその中からゴールを定める。その定めたゴールに向かって戦略を立てていく。
この一連の流れを行うために、出来るだけ早いうちから自分のしたいことはなんなのか突き詰めて考え、行動するべきだと思います。
僕の就活開始時期自体はかなり早い方でしたが、「興味の幅を増やすこと」は大学1年からやればよかったと思っています。まずは本を読んで知識・興味を広げ軸を定めれば、後悔なく選択できると考えています。

2つ目は、起業家精神の強い学生と出会い、触発され自分の視野が広がったためです。
本を読むことももちろんいいのですが、それだけだと知識しか入ってきません。就活では、学生・社会人・起業家問わずに本当に沢山の方に会う機会があるのでそれを活用し、外からの刺激を得ていくことも重要だと考えています。

セーフィーで新たな歴史を作りましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。
このnoteが少しでもみなさんの就活のお役に立てれば嬉しいです。

そして、もし最終的に入社を決められた会社がセーフィーであれば、これほど嬉しいことはないなと思います。
興味があればサマーインターンからでも是非ご応募ください!

セーフィーでお待ちしています!

▽新卒採用ページはこちら!

▽エントリーはこちらから!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?