📸 記憶の風景 ～海遊館のサメたち（暑い夏こそ涼やかな水中画像を✨🎁✨）

▼海遊館のマスコット、ジンベイザメ🦈

久々～に「記憶の風景」のマガジンを更新します📸

一時期 感染者数がかなり減ってきたこともあり、「本当はワクチン接種を完了してから行くつもりだったけど、私の番はまだまだ先になりそうだから、もうサメ行くか🎵　特権階級はやりたい放題で、名もなき一般市民は死んでよし、と矛盾まみれのお祭り騒ぎで世もザワザワと賑わってきていることだし💢、できる範囲でちゃんと感染症対策をして行くなら、もういいだろう」と、近場のサメスポットである海遊館への一年半以上ぶりの再訪を考えていた矢先、またもや出てしまいました、緊急事態宣言💧💢

── そんなわけで、今日も過去に撮り溜めてきた写真で、文字通り記憶の風景としての海遊館の模様をお届けします🌊🐟
（ここの写真👆は、向かい側のマーケットプレイスのトルコ料理店から撮ったワンショット📸　夜の窓ガラス越しに撮影したので、店内の光景が写り込んでしまい、ちょっと幻想的な見え方をしています (^_^;)）

海遊館の模様を、と言いつつ、サメおたくの私の場合、水族館で見るポイントはサメばかり💧　あとで改めて写真を整理すると、本当にサメ以外の画像が殆どなかったりするので、かなり偏った画像集になりますが、どうぞお付き合いくださいませ (-人-;)

さて、先ほどから気持ち良さそうな顔をして泳いでいるこの子👆は、永楽鱶（エイラクブカ）という小型のサメです。一つ上の画像も同じ子です。色白でしなやかな体つきで、シルエットの美しいサメだと思いませんか？

大抵の人にとっては、サメというと、ジョーズのホホジロみたいな怖いイメージしかないかもしれませんが、こういう小型のサメが、人間のような大型動物を襲うことはまずありません。エイラクブカは小さくても歯が尖っているので、下手に手を出すとちょっと怪我をすることがあるかもしれませんが、ドチザメやイヌザメなど他の小型の安全種は、タッチプールにもいるくらいです。怖いどころか、むしろ人間の子供に荒っぽく掴んでいじめられているのを見かけることさえあります💧　サメの方が気の毒ですよ😓

あ、珍しくサメ以外の画像も残っていました👆
カラフルな熱帯魚🐠と、海に沈んだ難破船や遺跡、潜水艇？ といった海洋ロマンを詰め込んだ細やかな演出。こういう展示も、けっこう好きですよ👍　小学生ぐらいのときの私なら、夏休みの自由課題でこういう感じのものを制作したがったことでしょう。

なんか、ちょっと懐かしい✨

エイラクブカによく似た姿でサイズも同じくらいのこのサメ👆は、グレー スムース ハウンドというレアザメです。

「一体どこがどうレアなんだ？　ジンベイみたいな水玉模様があるわけでもなし、見た目に地味すぎてピンと来ない」と思われるかもしれませんが、関西圏のどの水族館にも うじゃうじゃといるエイラクブカとは違い、グレースムースはここで初めてお目にかかりました。その後、ここ海遊館でさえ見かけなくなったので、写真を撮っておいて良かったです💨

エイラクブカとの違い？　そうですねぇ……。サメを顔立ちだけで個体識別したり種を区別したりする利き鮫に挑戦し続けてきた私ならではの観点で言うと、やっぱり顔が違います（笑）　目をよく見てあげてください。エイラクブカは、何かにうっとりしているような、上品でありながら ちょっと色っぽい流し目を特徴としているのに対し、この子はクリッと大きな目をしている上に、よく見ると碧眼に見える。もしかしたら周りの色を反射しやすい構造の眼球で、海遊館のこのブルーの水槽を映し出していただけなのかもしれませんが、私目線には「外国の子」という印象が強く残る顔立ちでした。

実際、英語名に Japanese とつくエイラクブカと違って、このグレースムースはカリフォルニア湾あたりによくいる外来種。海は繋がっているとは言え、日本近海では見られないようです。まさに「外国の子」ですね。（「イコクエイラクブカ」という種もあるらしいので、私はてっきり、「もしやこれがイコクエイラクブカでは？」と思っていたんですが、その後、関西サメ愛好会の知識豊富な方が、「グレースムースハウンドという種ですよ」と教えてくださりました🦈）

さて、こちら👆はタッチプールのサンゴトラザメです。「トラザメ」というと名前はゴツいですが、先ほど紹介したエイラクブカやグレースムースより更に小さく大人しいサメです。

言うまでもなく、サメファンの私は、このタッチプールで子供たちに紛れて、恥ずかしげもなく触ってきました😅　このサメの手触りは、そんなにザラザラしていないし、エイのようにヌルヌルしているわけでもなく、ぐにゃっと柔軟な印象でした。

こちらは、少し身体の大きいイヌザメです👆　エイラクブカよりは大きくなりがちですが、トラザメと同じく全くの安全種で、非常に大人しいサメなので、タッチプールにもいます。

もちろん、この子も撫で撫でしてきました（笑）🖐️

トラザメに比べると身体が硬く、けっこうザラザラしていました。ちなみにサメ肌は、頭側から尾びれに向けて撫でるとそうでもないけど、逆向きに撫でるとザラザラです。エナメル質で覆われた歯に似た構造を持つウロコ、楯鱗（じゅんりん）の向きが影響しています。最近では、水の抵抗を最小限にして遊泳力を高めるこのサメ肌の構造を応用して、航空機の改良に活かす研究なども進んでいるとか✈️

こちら👆は、グレースムースと同じアクアゲートで元気に泳いでいたイヌザメ。幼魚の頃には囚人服みたいな縞模様があるんですが、成長するとこういう無地の地味なグレーになります。

以前投稿した以下の記事👇の後半に、縞模様のあるイヌザメ幼魚の画像がありますよ🦈

デジタル初詣＆初鮫詣り（三重県の伊雑宮と鳥羽水族館）｜悠冴紀／小説家・詩人｜note

…… え？　「イヌザメ」という名前が、そもそも謎？　これのどこが犬っぽいんだ、って？？？

それはですね、外見ではなく、仕草にヒントがあるんです。（前にも何かの記事に書いたような気がしますが） 砂の中に潜んでいる獲物を探して、這うように動く姿が、ちょうど犬がふんふんと匂いを嗅いで歩く姿に似ていたことから、その名がついたのだそうな。

とは言え、それはあくまで和名の話。英語圏では Brownbanded bambooshark、ようするに竹鮫と呼ばれているわけで、幼魚時代にしか見られない縞模様から取ってきた名前です。他にも、トラザメは英語圏だと Catshark になるし、ネコザメは Bullhead shark、イタチザメは Tigershark …… といった具合に、和名と英名とでかなり違っています。

お次👆は、成魚にも模様のあるオオセというサメ。見た目にサメっぽくないけど、これも れっきとしたサメですよ (^_^;)　ナマズのような髭もあって、ちょっとお爺さんっぽい印象ですが💧

サメのイラストを描いている人たちは、この背中の複雑な模様に泣かされるのだとか🤣　確かに、シンプルなグレーのサメに慣れていると、この模様を描くのは至難の業。模様のパターンの違い一つで、同じオオセのなかまでも別種のサメということになってしまいますしね💦

お次は、日本全国のどこの水族館にも大抵いるサメ、ツマグロザメ👆です。小型～中型ぐらいのサメで、そんなに大きくはならない種ですが、いかにもメジロザメ属の一種、というシャープな身体のラインとキリッとした目付きは、思い切り私の好みのタイプです😍💖　ことツマグロに関しては、海遊館のが一番カッコいい👍

ご覧ください、この動的なイケサメ画像👆笑
ちょっとピンぼけ気味ではありますが、アングルが気に入っている傑作画像の一つです📸

そこの君、いい目をしているね！　よっ、魚前！（← 男前と言いたいが、メスかもしれんので💧　雄雌の区別は、お腹側を見ないとわかりません🙇）

ちなみに、先ほどから画像を複数載せているこのツマグロたちは、いずれもここ海遊館で誕生した二世だそうです。すごいですね！

それにしても、やっぱりツマグロは端正な顔立ちをしていますね～！　とてもザラザラしているようには見えない、ステンレスのようなシャキーンとした肌も、涼やかで美しい！😍　さながら泳ぐ刃物ですね（笑）　メタリック美魚と呼ばせてもらいます👍

あ、そう言えば、その刃物っぽいイメージから閃いた詩作品も、以前一つ投稿していたのでした。まだご覧になっていない方は、この機に是非ご一読ください▼

詩 『鮫 ～ペールグレーの刃物』｜悠冴紀／小説家・詩人｜note

ものはついで、ということで、もう一つ別のサメの詩もあるので、リンクを貼っておきます▼　こちらは少し内容がネガティブですが💧

詩 『鮫々のように 〜ダークブルーの海へ』｜悠冴紀／小説家・詩人｜note

サメが好きすぎて詩まで書いてしまう私 ……💧　やっぱり変人ですかね？ 笑

ところで、上の詩👆のトップ画像に使用しているキリッとした強面のサメは、私がマリオンちゃん♀と名付けた須磨海浜水族園のサメで、同じメジロザメ属でもドタブカと呼ばれている種です。マックス４メートル大になることもあるサメで、水族館関係者の方も、「ドタブカは危ない！　水槽の掃除中に攻撃してくることがある」とかおっしゃっていました (^_^;)　そのドタブカが複数いるスマスイは、一体どうやって水槽の手入れをしているんだろう、と謎に思います💧　私個人的には好きなんですけどね、そういうヤンチャな子たち🤣　← ヤンチャで済む話か？😱

かわって、こちら👆の愛くるしい顔をした子たちは、ハナカケトラザメという小型の安全種。成長してもせいぜい１メートル程度まで。このヒョロい体つきで全長１メートルなんて、ホントにチビっこですよ。

ああ、お目々がかわゆい😍笑

お次は標本展示👆　2016年にやっていた『シャーク・ワールド』という企画展の間だけ拝むことができた貴重なものです。

これまた全然サメに見えない、大蛇か巨大ウナギみたいな姿ですが、ラブカという深海鮫です🦈　生きているときには、神秘的なエメラルドグリーンの大きな眼をしていて、最近ではこのサメをモデルにしたぬいぐるみなども商品化され、水族館のショップでも販売されています。ある時期 深海魚ブームの波が来ていたから、ご存知の方もいるかと思いますが。

こちら👆は更に珍しいコギクザメというサメの標本。他の水族館ではなかなかお目にかかれない激レア標本です！

ああ、こうして振り返っても、『シャーク・ワールド』は私のようなサメ好きには夢のような企画展でした✨　その時期めがけて年パスを購入し、副業の休みも多めに取って、足しげく通っていたくらいです😅　期間中何度リピート来館したのだか、もはや詳細は思い出せませんが、異常な頻度で入り浸っていましたね🌊　もうこのままここに棲みたい、と思うほど (^_^;)

さて、それでは最後に、『シャーク・ワールド』の時期にアクアゲートで見かけた可愛いチビっこザメ、ウチワシュモクザメの画像で締めくくりといたしましょう👇

全長１メートル強ぐらいだったかな？　初めてこの子たちを見たとき、思わず「あっ、ハンマーヘッドの幼魚がいる！」と言ってしまったのですが、この子たちは実は、これですでに成魚のサイズ。ハンマーではなくボンネットヘッド・シャークという英名で知られる小型種なんです。

なんとこのウチワシュモクザメ（←こっちは和名）、甲殻類や小魚の他に、海藻を食べることもあるのだそうな。つまり、人間と同じ雑食！！

サメといえば、パニック映画の悪役で知られる肉食モンスター！　というイメージしかなかった人たちには、まさかの新事実ですよね😥　でもまあ、サメの大半は人には無害な安全種で、図体がデカくてもプランクトンしか食べないジンベイザメのような例もあるくらいだし、「サメは悪い奴らで、人間の敵！」という魚差別は、そろそろやめにしませんか？ 笑

それ、ちょっと情報が古すぎます🤣

そんなこんなで、サメおたくがお届けする涼しげな海遊館の記事、いかがでしたか？　少しは暑さを忘れられたでしょうか？

もう長い間 実物のサメに会っていない私ですが、手持ちのサメ画像なら山ほどあるので、またそのうちにどこかの水族館のサメ記事を投稿するかもしれません。皆さんの好みには合わないかもしれませんが、まあそれなりにお楽しみに😅👋