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エゾライチョウについて調べてみました。

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

私の趣味の一つに2年半前から始めた登山があります。

令和3年9月、その年の社会保険労務士試験が終わってすぐに始めました。

なので、まだまだ初級者ですが、山行記録をnoteに投稿しています。

先日、こちらの投稿でも書いたのですが、初めてライチョウ(エゾライチョウ)という鳥を目撃しました。

その時に撮影できた写真がこちらなのですが、私、これまで生きてきて鳥に全く興味がなかったので、全然名前がわかりません。

なので、撮影した写真を帰宅してからネットや本で調べるのですが、この鳥は多分エゾライチョウだ!と思い、エゾライチョウについて調べてみました!

ライチョウについて

まずは、日本に生息するライチョウ(雷鳥)について調べてみました。

  1. 分類と名前
    ライチョウ(雷鳥)は、鳥綱キジ目ライチョウ科に属する鳥です。学名は Lagopus muta で、日本では特に「ニホンライチョウ」(Lagopus muta japonica) という亜種が存在します。英名は「Rock Ptarmigan」といい、その名の通り、岩場に生息しています。

  2. 分布と生息地
    日本では、ライチョウは主に本州の北アルプスや中部山岳地域の高山帯に生息しています。具体的には、富山県や長野県、岐阜県、群馬県の山岳地帯に見られます。標高2,500メートル以上の高山帯を好み、夏は山頂付近の岩場や草原に、冬は雪に覆われた斜面に住んでいます。

  3. 形態と特徴
    ライチョウは中型の鳥で、全長は約35センチメートルです。季節によって羽毛の色が変わることが大きな特徴です。夏は岩場に溶け込むために茶褐色の羽毛を持ち、冬は雪に溶け込むために全身が白い羽毛に変わります。この羽毛の色の変化により、捕食者から身を守るカモフラージュ効果を得ています。

  4. 生態と行動
    ライチョウは非常に用心深い性格で、昼行性の鳥です。主に地上で生活し、飛ぶことはあまり得意ではありませんが、危険を感じたときには短距離を飛ぶことができます。冬には羽毛が厚くなり、寒さから身を守ることができます。また、群れを作らず、基本的には単独で行動しますが、繁殖期にはつがいで行動します。

  5. 繁殖とライフサイクル
    ライチョウの繁殖期は春から夏にかけてで、オスはテリトリーを確保し、メスを引き寄せるために求愛ディスプレイを行います。メスは地上に巣を作り、一度に5~10個の卵を産みます。卵は約3週間で孵化し、ヒナは孵化後すぐに自立し、親鳥とともに餌を探し始めます。冬を迎える前に、ヒナはほぼ成鳥と同じ大きさになります。

  6. 食性
    ライチョウの主な食物は植物の葉、芽、花、種子などです。夏は高山植物の新芽や花を食べ、冬は雪の下に隠れている植物の葉や小枝を掘り出して食べます。また、昆虫などの小動物も補助的に食べることがあります。

  7. 保全状況と保護対策
    日本のライチョウは、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。生息地の減少や気候変動、人間活動の影響などが主な原因です。保護のために、自然公園や国立公園内での保護区域が設けられ、生息地の環境保全が進められています。また、研究やモニタリングが行われ、生態や行動の理解を深める努力が続けられています。


エゾライチョウについて

続いて、北海道に生息するライチョウについて調べてみました。

1.分類と名前
 北海道に生息するライチョウも本州のものと同じく、鳥綱キジ目ライチョウ科に属しますが、具体的にはエゾライチョウ(Lagopus muta japonica)と呼ばれることが多いです。日本全土で見られるニホンライチョウと同じ亜種に分類されますが、生息環境が異なります。

2.分布と生息地
 北海道のライチョウは、主に大雪山系や十勝岳連峰、日高山脈などの高山帯に生息しています。これらの地域は標高が高く、年間を通じて冷涼な気候が続くため、ライチョウにとって理想的な生息地となっています。特に大雪山系のライチョウは、標高約1,600メートル以上の高山帯で見られます。

3.形態と特徴
 北海道に生息するライチョウも本州のものと同様に季節によって羽毛の色が変わります。夏には茶褐色の羽毛で岩場に溶け込み、冬には白い羽毛で雪に溶け込みます。また、北海道のライチョウは、冬の厳しい寒さに適応するため、羽毛がより密になっているとされています。

4.生態と行動
 北海道のライチョウも本州のものと同じく、地上で生活することが多く、飛ぶことは得意ではありませんが、危険を感じたときには短距離を飛ぶことができます。冬季には雪に覆われた環境で生活し、雪の中に掘った穴で夜を過ごすこともあります。

5.繁殖とライフサイクル
 繁殖期は春から夏にかけてで、オスはテリトリーを確保し、メスを引き寄せるために求愛ディスプレイを行います。メスは地上に巣を作り、5~10個の卵を産みます。卵は約3週間で孵化し、ヒナはすぐに自立して親とともに餌を探します。冬を迎える前にヒナは成鳥と同じ大きさになります。

6.食性
 北海道のライチョウの食物も本州のものと同じく、植物の葉、芽、花、種子などが主です。夏は高山植物の新芽や花を食べ、冬は雪の下に隠れている植物の葉や小枝を掘り出して食べます。また、昆虫などの小動物も補助的に食べることがあります。

7.保全状況と保護対策
 北海道のライチョウも、日本全体のライチョウと同様に絶滅危惧種に指定されています。生息地の減少や気候変動、人間活動の影響などが主な原因です。保護のために、自然公園や国立公園内での保護区域が設けられ、生息地の環境保全が進められています。特に大雪山系では、ライチョウの生息環境を保護するための取り組みが行われており、観光客への啓発活動も実施されています。

まとめ

 今回、エゾライチョウを目撃したので、ライチョウについて調べてみました。
 大き目で、特徴がある鳥なので、今度見つけた時もすぐに名前が出てくるかなと思います。
 が、小さい鳥の場合は、いつも若干遠くから動いていることが多く、しかも葉っぱなどで全体が見えない状態なので、元々知らないというのもありますが、調べて知ってるはずの鳥も、山の中で会ったときはなかなか判別できません。。
 引き続き、少しずつでもいいので勉強ですね。

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