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会議に必要な「葛藤のマネジメント」とは?

編集協力したピョートル・フェリクス・グジバチさんの著書『グーグル、モルガン・スタンレーで学んだ 日本人の知らない会議の鉄則』(ダイヤモンド社)が本日(5/9)発売されました。

ピョートルさんはポーランド出身。2000年に来日され、ベルリッツ、モルガン・スタンレー、グーグルに勤め、主に人材育成や組織開発に携わってこられました。現在はプロノイアグループ株式会社とモティファイ株式会社の二社を経営し、組織文化の変革コンサルティングやそのメソッドによるソフトウェア開発を行なっています。

ピョートルさんをはじめて取材した記事の反響がとても大きくて、

いろいろとご縁が重なって、今回、編集協力することになったわけです。

日本企業の「会議」、あるいはそれに付随する意思決定プロセスに対して、あまり良い印象を持っている人は多くないと思うのですが……

ムダじゃね?

って思うことも正直多いと思うんですよね。何人も参加してるのに、発言する人が限られてるとか、上司の顔色伺って、大した意見が言えないとか……で、後から「いやー、アレはないでしょ」みたいに陰口とか、ね。

この本でピョートルさんは、そんな「会議のあるある」を具体的に改善するメソッドをたくさん挙げています。とてもユニークだなぁと思うのが、「葛藤のマネジメント」。「葛藤」ってネガティブなイメージだけど、実は「良い葛藤」と「悪い葛藤」があって、会議の中でちゃんと「良い葛藤」を巻き起こすことが、生産的で建設的な会議へ導く大きなカギだ、ということなんですよね。

じゃあそれって具体的にどういうこと? という内容ですが、あとは書店さんで手にとって読んでみてください! 電子書籍版もあります。

一貫して感じられるのは、ピョートルさんのユーモアというか、「人に対するやさしさ」。どんなに匙を投げたくなるような状況でも、相手の真意や意図を最大限に汲み取ろうとする。会議に限らず、これができる人が組織の中で増えていけば、きっと働きやすくなっていくのかな、と思います。

いやぁ、ひさびさにまるっと一冊担当できたのうれしい!(たぶん単著以来)多くの人へ届きますように!

読んでくださってありがとうございます。何か心に留まれば幸いです。