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知らんけど

この時代にトヨタが最高益なのだそうだ、売り上げが大きいのでは無く益が最高ってのは凄いです。

トヨタと言えば何十年も前だが、弟が冬に橋で滑って車をお釈迦にしたときに、母が中古車でええで税金も含めて100万で買えやんかなー、と相談してきた時がある。

「100万なら新車でも良いの?」と夫が言うと、「新車では無いやろ。」と言っていた。

夫がセールスに交渉して、弟はトヨタでカローラを税金を入れて100万で車を買ったらしい。

そんな安いのかと驚愕した覚えがある、夫は車好きだったので、車にはお金が掛ると思っていたので、エ~安いのあるやんと考えていた。

皆さんは豊田ショックって言葉を知っているだろうか、夫の会社に入って仕事始めた時期に東洋経済で書いてあったと思う。

その頃のトヨタは売り上げは高かったと思うが(記憶は定かではない)、利益率が激減して、確かカローラ一台当たり数万円くらいしか利益が無いって話が載って居た気がする。

「カローラやのに拘り過ぎたで、塗装も足回りも良くなってるのに、カローラやで安くしか買わんし。」と夫が言っていたのを覚えている。

何だかエンジンまでステンレスにして超高級な作りだったらしく、鉄を扱っている夫としては、そんなとこ高級にしても誰も価値を認めへんし、高い車って認識は出来んやろと言う話だったらしい。

その頃にはカローライコール安いって感覚を払拭しようとしていたんだろうけど、まだそれは難しかったのだろう。

其の後、社長が創業家から叩ぎあげの社長に変わって、指揮を執るようになったと記憶している。(私の記憶が正しければ)

創業家から出てない社長は利益を出したよね、そりゃそうだよ、利益を出さなければ首が飛ぶ、遠い企業収益よりも来年の利益だよね。

それが悪いわけでは無くて、その頃は必然だったのだろうなと想像できる、利益が無いって衝撃だもんね。

数人の社長を経て社長が創業家に移ってそして今に至っている、上場企業は創業家が経営しなければならないわけでは無いのでしょうが、そこはヤッパリ創業家って大株主だから、一時的に利益が少なくなっても、中長期的な経営を提案できるのではないかと思う。

経営って一年の利益を考えるだけでなく、永続的に指標を指し示していかなければならない。

昔、何かで読んだけど、京都の老舗の女将は「男はんは今しか見えてへんから、女が10年先、20年先を言うたらなあかん。」って言うってのがあった。

男が近視眼的って訳では無くて、毎年の利益が無ければ、融資も受けれないのを考えると、必要に駆られるのだろうけど、それだけでは長期の経営は成り立たない。

そこにそれとは違う視点を持って居る人がアドバイスするって大切なんだろうな。

男女は関係なく、来年の利益とか再来年の利益では無く、永続性を考えるべきなのでしょう。

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