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仕事を休んでそれから

仕事を休んだ。穴に落っこちた。

当方、アラフォー、というか、ほぼフォーセンター。
8歳女子、4歳男子の母ちゃん。
医療従事者をしている。

仕事はそれなりに頑張ってきた。
大変だったり、自分の力不足に落ち込むこともあるけど
この仕事はもう、私の人生、体の一部という感じで。
ずっとこの仕事をやっていくんだろうなと思ってた。

今年、父が癌で死んだ。
母が脳梗塞になった。
子どもが4ヶ月連続で熱を出した。
溶連菌、RSウイルス、なんやかんや。
ラストマンスはコロナ★セカンドシーズン。
またお前か。恨めしい。

もともと『なんとかなるさ』精神の私も
さすがにこれには、参った。弱った。

そんな中、仕事でミスった。
上司から激怒された。
さらにその夜、上司からかなりキツイLINEがきて
ついに退職を促されたーーーガーーーン( ;∀;)

しかし、切り替えの早い私は
在宅ワークやら個人事業主やら次の手を猛烈に調べ。
『来週は退職に向けた話し合いかな…』
と割と冷静に心の準備をしていた。

が、

週明け出勤したら上司から
・退職を促す意図はなかった
・あなたは父親の死から不安定だ
・あなたは良くない渦にのまれていて、それが子どもの体調に影響している
・渦に抗っていてますます良くない方向に行っている、Aさんは渦に身を任せて良くなって戻ってこれたけど(※精神的不調で一時休職して復職した方)
・あなたがこの仕事を好きかどうか
・わたしは去る者は追わない
・1週間考えて

脳内、混沌。泣いた。
フォーセンターのBBAが、わんわん泣いた。

上司からの激怒・退職勧奨LINEでネジが1コ外れ
週明け上司からのこの話でさらにネジが1コ外れ
私はガタついた。

周りから「辞めないで欲しい」「辞めない方がいい」と言われ、のらりくらり。

びっこを引きながら日々こなし、段々、こう、笑うのが下手になっていった。気がする。

そして、上司が、不自然に、優しい。
(気持ち悪い)

ある日、偉い人から声をかけられ、面談。
カクカクシカジカ話しながら
やっぱり泣く。BBAよく泣くわ。
やっぱりガクッと弱ってたことに改めて気づく。

職場に来たら仕事はできる。
ちゃんとできてたと思う。たぶん。
でも、職場に行く前が、つらい。
仕事が帰ってきてたらの疲労感が、ひどい。

偉「週3、週2でもいいから続けたら?」
私「今の所、退職か…休職と考えてます。」

偉い方とそんなやり取りがあった翌日か翌々日。
聞こえてしまったのだ。
上司がスタッフに話している内容が。
私がいないと思って、なかなかの口調で
「休んだところで…」「病院行ったって…」etc.

隣の部屋から聞こえてたんだなぁぁあ。

ここで残りのネジがポロポロと外れていき
わたしはバラバラになった。
(脳内、星野源(大好き)『ばらばら』)

あぁ、こうやって
すっとぼけた元気な人間が
坂道転がって穴に落ちていくんだなーと。

眠れず、食べられなくなった。
(全くというわけではないヨ)

これは、そろそろ、ダメだと
メンタルクリニックの予約をした。
(予約が取れたのは数日後)

日曜の夜、BBAがまた泣いた。
今回の件で、はじめて夫の前で泣いた。

「明日、仕事休んでもいいかなぁ」
「朝、上司に電話してもらってもいい?」

そして、私は翌週仕事を休んだ。

メンタルクリニックでも、もちろんBBA泣く。
先生と挨拶から30秒で、泣く。
涙腺がブッ壊れとる。
うっかり電車の中で泣けてくるから困る。

診断書、出た。
休職とりあえず1ヶ月。
抑うつ状態。

私は『抑うつ状態』か、そうか、そうなのか。ほお。

それが、きのうのこと。
ほやほやのほや。

休職1日目の今日、
偶然note『#あの選択をしたから』を目にした。
だから、残してみた。

メンタルクリニックに行くという選択
夫に「仕事を休みたい」と言った選択
そして、仕事を1ヶ月休むという選択

この選択をしたから、どうなるか。
私にはまだ分からない。

あっという間にすっ転んだ私が
どんな風に回復していくのか、はなまたしないのか
書いていきたい。

#あの選択をしたから

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