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今日の読書『THE POWER OF REGRET』

今日の読書はこちら。

ダニエル・ピンクの書籍を読むのは久しぶりです。

この本は、「後悔」について書かれています。

多くの人が、「後悔はしないことにしている」と言って生きている。
著者は、これらの人を「アンチ後悔主義」と書いていて、
後悔しないよう生きることが正しいと思われているが、
この考え方は、決定的に間違っている。とのこと。

アンチ後悔主義者が進める行動を実践しても、
よい人生を生きることはできない。

後悔することは、危険でもなければ、異常でもない。
幸福への道からはずれるわけでもない。
それはきわめて健全で、誰もが経験し、人間にとって欠かせない感情だ。

とも書かれています。


とくに、「現代ポートフォリオ理論」に後悔という考え方が例えられていて、わかりやすく、面白いです。

この理論が知られる前、多くの投資家は、
ひとつかふたつの有望な株式に集中投資することこそ、株式市場で富を築く道だと思い込んでいた。

人は感情のポートフォリオを持っている。
その中には、ポジティブな感情も、ネガティブな感情もはいっている。
でも、多くの人が、ポジティブな感情ばかりをいだこうとし、
ネガティブを遠ざける。

でも、それは、現代ポートフォリオ理論以前の投資戦略と同様となる。

ポジティブとネガティブのバランスを欠けば、学習と成長を妨げられて、
自分の能力を開花させられなくなりかねない。
ネガティブな感情も人間には不可欠、
ネガティブな感情があるから、危険を回避することもできる。

とはいえ、後悔をいっぱいしようという気持ちにはなれませんが、
後悔するから、行動しない!
なんて判断をしなように、前に進みたいなという気持ちになった1冊でした!

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