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人生には薬味みたいなのが必要だ

先日、そうめんを食べたんですが、ミョウガやら、青ジソやらゴマやら生姜の薬味で、シンプルなそうめんがより美味しく感じられました。

カレーにらっきょうや福神漬け、牛丼に紅生姜、それらは薬味なしでもオッケーなんだけど、添えるだけで一段と美味しさも増すみたいな。

私のひとり旅も薬味みたいなものかもしれない。日常の生活では旅がなくても三食ご飯を食べ、仕事をして、寝る。旅がなくても日々は過ぎていってそれがなくても人間は生きていける。


でも旅の薬味を加えてあげるだけで人生の楽しみをより味わえて考えも深くなる。
無くてもいいけどもう、それを加えないとむしろ味気なさ過ぎて、薬味(旅)がない食べ物(人生)は考えられない。

と、急に山椒をたっぷりふりかけた鰻が食べたくなったところで、世界一周の旅の話の続きです。

ナポリからトルコ航空でイスタンブールへ。

早速、空港からメトロと路面電車を乗り継いでスルタンアフメット駅へ。

ここから、ホテルまでどう行くのかな~?と地図を眺めていたら、ま~声をかけられる、かけられる!!。日本語で、どちらまで行かれるのですか?とか、英語でも。
しばらく歩くと、「怪しいものではありません、ホテル案内しますよ、わたし宝石のデザインしてます。」と声をかけられ荷物も持ってくれるのです。あわてて、「いいですいいです!!」と抵抗しましたが「安心してください」というばかりでスタスタ歩いていってしまうので、「どうしよう~」と思っていたら

「この先が、その住所なので、近くで又聞いてみてください。この後ご飯どうですか?」
と言われたので丁重にお礼を言ってお断りしました。でも親切な人だったと思います。

ガイドブックにも書いてあったけどトルコは日本語を喋れる人がとても多いです。まー、絨毯屋さんだったりすることもあるし、要注意ですが。でも電車でも、すぐ席をゆずってくれたり、トルコに着いたとたん、イタリアとは違う(イタリアは、どちらかというとアジア人とかは興味ない)雰囲気。ヨーロッパとアジアの境というのもあるでしょうが、居心地がいい感じの空気(人)を感じました。

イスタンブールでのお宿は「アゴラゲストハウス」

実はゲストハウスに泊まるのは初めて。この歳でゲストハウスデビューです。(女性専用のドミトリー宿泊)

私がゲストハウスのスタッフをするなんて、この時は考えられないことでした。「シーナと一平」でお仕事をするきっかけになる出会いがあったのが、この、イスタンブールだったのでした。

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