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ライフストーリー幼少期④

ご覧いただきありがとうございます。

小学校低学年は楽しかった。
妖精、木々、ユニコーン達、宇宙の存在達と話し
お友達とおままごとをしたり、お寺の大きな木に木登りをしたり
習い事はピアノとお習字。
お習字は好きだった。私は書くことよりも、墨をすることが好きだった。
正座をして目を閉じて深呼吸してから墨を擦り始める。
どんどん濃くなる色と匂い。
削れてゆく墨と硯に擦れる感覚がなんだか好きだった。
書くのは苦手だけど墨をすることは今でもやりたいな。
お習字のお家の敷地内にマンホールが置いてあって追いかけっこしたり、だるまさんが転んだをしていた。
先生の顔は思い出せないけど好きな先生だった。

ピアノは
隣のいとこのお姉さんから譲り受けたオルガンで練習した。
ただ押すのも楽しかった。適当に弾いて勝手に二度と歌えない歌を自作して気持ちよく遊んでいた。
ピアノに通ったけど、決められたことをなぜやらなくてはいけないのか意味がよくわからなくて辞めてしまった。
猫ふんじゃったとチューリップは弾けた笑。
お姉さんはエレクトーンを持っていて、とっても上手に弾いていた。
足と両手を同時に動かしているのが不思議だった。
時々突然ピンポンして時間があるときは弾いてもらっていた。
優しい音色が好きだった。
その頃のお姉さんは学生服を着ていたから中学生か高校生だったかな。
そうそう!
いとこの真ん中のお兄さんの名前は《さちおくん》
私はさちえなので一文字違い。なんだか似ていて嬉しくて親みを感じた。
少し癖っ毛のお兄さんも学生服だった。とっても可愛がってくれて、沢山話を聞いたり、話をしてくれた優しいお兄さんだった。
後一人大きなお兄さんがいた。短髪で野球をしていたと思う。
いわゆる単車、原付が置いてあってなんだかかっこいい
いとこたちだと思っていた。

3兄妹の年上のいとこ達。
不良な感じだった。
かばんがペシャンコでロングスカートのチリチリパーマ
おじさんはお酒が好きで酔っ払いていた。タバコもぷかぷか吸う。
家庭内での大きな喧嘩の声、ガラスか何か割れる音。
おばさんの叫び声
誰と誰がどう喧嘩してるのかわからないけど、結構頻繁だったと思う。
ある日は窓ガラスが割れていたり、道に物が散乱していることもあった。
子どもながらに怖いと思ったし、誰か怪我とかしてないか心配だった。
色んな物が散乱してたり、家の壁とか壊れていたりして、物って簡単に壊れるものなんだとも思ったりしていた。

母は時々、お菓子を作ったり、ネルドリップでコーヒーを淹れたり
石鹸の周りにリボンを巻きつけて、白鳥のようなものを作っていた。
あれは趣味だったのかな。
LUXとかのちょっといい匂いの石鹸にリボンを巻きつけて釘を刺して作品を作っていた。調べてみたらスワンソープというものらしいです。
ちょっとすっきり!笑
そうか
私はこの頃から【いい匂い】が好きだったのかもしれない!!

続く



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