見出し画像

子どもができたら正社員じゃなくなった話

むかしむかし。

子どもが生まれる前まで、ワタシは、とある会社で正社員として働いていました。

その会社では、ワタシが初めて「産休」と「育休」と取得した社員でした。一人目の子どもが産まれて半年が経ったころ、育休から復帰するにあたっての面談をしに会社に行った時、経営者から以下のような「有難いお言葉」を頂きました。

経営者「子どもを育てている人に残業はさせられない」
経営者「子どもにとっては親はアナタだけ。会社にとって社員はアナタ以外にもいる」
経営者「アナタでなければできない仕事はないが、子どもにとってアナタでなければできない事はたくさんある」
経営者「アナタが辞めても代わりになる人はいるので大丈夫」
経営者「子どものためにいいお母さんになってください」

そして、ワタシは正社員じゃなくなりました。

この話は、いったんここで終わります。

・・・・・・・・・・。
ワタシ「ハァ????????」
ワタシ「えっ?、、、ハァ????????」

・・・・・・・・・・。
この話は、もうたぶん一生、「ハァ????????」で、終わる話です。

でも、その「ハァ????????」を引きずったまま死ぬのもイヤなので、とりあえずここに吐き出しておこうかと思い筆をとりました、じゃなくて、キーボードを連打してみました。

このnoteの最初の章「人生で「お母さん」である期間はけっこう短い」において、子育てしてるとたまに「呑み込めなくて吐く」ような思いをすることがあるよ。という事を書いたのですが、この「子どもができたら正社員じゃなくなった話」が、まさにその最初の体験でした。

呑み込めない。

どうしても呑み込めない。

何故なんだ? 何故? 

何故、子どもを産んだら、正社員じゃなくなるの? 
ごめん、ワタシにはわからないよ。

ワタシが悪いのか。
経営者が悪いのか。

いや、いいとか悪いとかの問題なの? いやいやいやいや...。
ワタシには理解できない。ホントにこんなの、呑み込めないよぉぉぉ~~!

う"ぉぇぇ~~~(吐く)

あれから十数年経っても、「もしも」「たられば」が、心からどうしても離れない。

だって、生涯年収が変わったんだもん。あの時から。
自分の人生設計をむりやり変更させられたんだもん。あの時から。

・・・・・・・・・・。
いやね。いまさら、誰かを責めるつもりはないです。
でもね。ゼンゼン忘れていませんよ、ワタシ。

なので、令和のいま、ワタシのような「呑み込めない思い」を抱える人が、どうか、どうか、少なくなりますように。と願います。本当に願います。

経営者の皆さま。
組織を運営するのは本当に大変ですよね。お察しいたします。

ニッポンの未来を作るのは、これから生まれる子どもたちです。
その旨ご考慮のうえ。よろしくお願いしますから。マジで。
もう崖っぷちなのだから。

この話は、やっとここで終わります。

・・・・・・・・・・。

それでは皆さん。話の〆として、ここで流暢に念仏を唱えましょう。

ダイヴァースィリィ(アクセントは"ヴァー"に置くとより流暢です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?