教員という肩書きを失ったら何ができる?
【2020.11.29 更新】
わたしは、今年4月「教員」という肩書きを失いました。
大学を卒業してから、5年間、小学校の先生として働きました。
子どもたちと遊んだり、授業を考えたりするのは、大好きでした。
だけど、「これって先生がやる仕事なの?」と思うようなことがたくさんあり、とてもじゃないけど、勤務時間内に終わる仕事量じゃありません。
そのため、平日は朝早くから夜遅くまで仕事をし、それでも終わらないときは休日出勤。
そんな生活を続けているうちに、「わたしはこのまま定年まで教員を続けるの?」「わたしの人生、これでいいの?」と考えるようになりました。
「絶対、学校の先生になるんだ!!」と思って、先生になった人だったら、どんなに仕事が大変でも頑張れたかもしれません。
でも、わたしは、先生になることに対して、そんな思いはなかったし、周りの友達が先生になる人が多かったので、流されるままに教員になりました。
今、振り返ってみると、教員の仕事内容は、本当にたくさんあるなと思います。
授業では、先生という役を演じ、子どもたちと遊ぶときは、自分も子どもになりきる。
掃除や給食の時間のときには、お手伝いさんのようになって、子どもたちに指導する。
喧嘩が起きたら、仲裁に入り、子どもたちの悩みを聞いて、相談にのる。
子どもだけでなく、保護者の方の教育相談にものるので、アドバイザーやコンサルティングのようなこともします。
学級だよりを書くときは、小説家になって、子どもたちの様子を保護者に伝え、行事の時は、カメラマンになりきって、子どもたちの笑顔を撮りまくるし、運動会や学習発表会では、音楽編集者や動画編集者になって、発表に使うものを作ります。
こんなにいろんなものになりきってきたのに、「教員を辞めてしまったら、これら全てがムダになる。自分には、何も残らなくなる。」と思っていたら、わたしは、なかなか退職に踏み切ることができませんでした。
でも、「また、教員に戻ったところで、わたしの人生このままでいいのかな〜とこれまでと同じように悩むだろう。だったら、興味があること、やってみたいことに片っぱしから挑戦してみて、それでも教員に戻りたかったら戻ろう。」と、教員を辞める決意をしました。
辞めたばかりの頃は、安定した収入もないし、何もできない自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
とりあえず何か、自分にできそうなものをと思い、noteの毎日更新をするようになりました。
他にも、YouTubeに動画をアップしたり、ラジオを配信してみたり、いろいろなことをやりました。
そして、気づいたら、情報発信を通して、少しずつお仕事もいただけるようになりました。
「教員を辞めたら何も残らない」と思っていたけれど、むしろ今は、教員時代の経験がいろんなところで活かされています。
毎週、子どもたちや保護者のために書いていた、学級だよりで鍛えた文章力が、このnoteやライターの仕事、SNS運用に活かされています。
YouTubeにアップした動画だって、学期末に子どもたちに見せるために作った動画編集のスキルが活きているし、SNSに投稿している写真だって、カメラマンとして子どもたちの笑顔を撮ってきた能力があったからです。
こうやってみると、教員という肩書きは失ってしまったけれど、その経験を通して得たスキルを、今、いろんなところで使っています。
だから、教員じゃなくなっても、自分に何も残らないわけじゃなし、今までの経験は決してムダじゃありません。
今は、教員という生き方ではなくなったけれど、1人の大人として、子どもたちの見本になる生き方をしていきたいと思っています。
だから私は、元教員として新しい働き方や、教員という枠に縛られずに自分らしい生き方を探しています。
今は、フリーランスのような働き方もあって、その気になればなんだってできちゃいます。
私みたいに離島で暮らしていても、全国の人たちと繋がって、みんなで一緒に、いろんな働き方をすることができる時代。
いろんな働き方、生き方を知った上で、子供たちと向き合うことができたら、もっと子供たちに将来の可能性を見せてあげることにも繋がると思います。
そして、自分自身の可能性も広がるはず。
今教員だろうと、教員でなかろうと、理想の生き方を探していくことはすごく大切だということを教員という肩書きをなくして、初めて知りました。
だから、私はこれからも発信をしていきます。
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