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酔っ払いブログ

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最近の記事

虹の橋

愛犬がお空に行きました。13年。長生きしてくれました。 小さい頃からずーっと犬を飼いたくて、 ただ、お父さんだけは「亡くなる時に皆んなが悲しい気持ちになるから反対だ。」と言っていた。今思うとその気持ちも分からなくもない。 母に「見るだけだよ!」と言われて入ったペットショップ。可愛い子犬たちが沢山お出迎えしてくれて、当時の私には天国に思えた。 「この子がいい!この子が欲しい!お願い!」 母は眉間に皺を寄せながら「飼っちゃうか!」 と言ってその子がうちの子になった。 名前はロイ

    • F**kモラトリアム

      夕方から早稲田松竹で映画を1本。ふっーと息を吐いてこれからはじまる映画に全神経を向ける。 今は手軽にスマホで観れちゃうけど、やっぱり大画面のスクリーンでみるのは良いなぁ。 90年代のアメリカは退屈で不自由そうに見えた。小さな田舎町の上空にはディメンターみたいな恐ろしい見張り番がいるのではないかと思うほど閉塞感があって、 普通ってダサいよね。って社会をナナメに見て溶け込めないことへの違和感とかイラつきは若さゆえの不安定さからくるものなのか... そんな風にまとめられてたまるか

      • 優しい人

        今日も酔っ払いである。 大好きな人たちとの楽しい時間はあっという間で、どうしても何か書きたくなる。 今日は同じ職場で働いていた方の壮行会だった。 その方は、本当に優しい人。 一言で優しい。ってありきたりに聞こえるけど、本当に優しい。 優しい人って沢山いるけど、その人の優しさにはどこか、愛情を感じる。 不安な時、その人を見るだけで、涙が溢れてしまいそうな。辛い時に1番に会いたくなるような。 私もその愛のある優しさに沢山救われた。 楽しい時より、辛い時に思い出す。 私もそ

        • 暮らし

          引っ越しをした。姉との二人暮らしがスタートした。お互い自立はしていないが、独立した。(半ば強制的に笑) 父の仕事上田舎で暮らさなくてはいけなくなった。それに母もついていき、私たちが成人したタイミングで両親は田舎へ移住することにした。 幼少期から今まで暮らした家と街。ふるさとになるだろうと勝手に思っていた場所から離れた。母の運転する車で新居に向かっている途中、今まで全く悲しくなかったのに、いつも家族で出かける度に通っていた高速道路を走りながら流れる街の景色を見てポロッと涙が流れ

          人の思い出を盗むな

          引っ越しを控えているため、服や本を整理していると手紙やアルバムが出てきて、思い出に浸っていると結局何も進まない。と良くある失態をしてしまった... と思いつついい時間だったのでそのことを書こうと思う。 押入れから出てきたのは父や母の思い出たち。 勝手に触れてしまって申し訳ないという気持ちだけどワクワクが抑えられなかった。両親が先に旅立った時、姉達と共有して笑い合いたいと思う。(忘れないように記しておきます。) ①父が母へ書いた手紙。 クリスマスの日だったみたい。内容は、謝

          人の思い出を盗むな

          people in their 20's

          小さい頃は雑誌や映画のお姉さんに憧れて早く大人になりたいと思っていた。 明らかにサイズの合わないお母さんのハイヒールを履いて、近所を散歩するのが好きだった。コツコツと響くあのヒールの音が可憐で心地よくて、映画のあの人になれた気がした。 私の人生はいつかドラマチックで、ロマンチックなことが起こるとあの頃の私は本気で思っていて。何かすごいことを成し遂げて、キラキラしてる自分を想像していた。 (多分キューティーブロンドの見過ぎだったと思う。) あれほど憧れていた"大人"になって

          people in their 20's

          春なので

          春なので。(理由が意味わからないけど) 久しぶりに投稿! 世界が凍ってしまうのではないかと。命の危機さえ感じた大寒波。 体感が胸まで浸食して、酷く苦しくさせるから冬って恐ろしい。 やっと春がやってきて、今年はマスクを通さずに、暖かい春の空気が直接鼻を通ってくる。存分に。あんなに辛かった冬の寒さを忘れさせる。街で卒業生を見てなんとなく胸がキューっとなる。 私は、私という人間は、の この後に続く言葉が見つからない。 綺麗な言葉でも汚い言葉でも表現できない。 あぁ。苦しいなぁ。

          春なので

          偉大な母の話

          私の友達は苦労が多い子で、会う度に彼女の気持ちに寄り添うけれど、彼女の悲しみや苦しさは計り知れない。会う度自分の無力さを思い知らされる。 一緒にいて楽しくお話しして、お酒を飲んで、辛かったと言われる前に辛かったね。と言ってあげること。私にできることはそれくらいしかない。彼女には守り抜かなくてはならないものが沢山あって、大切な人。大好きな人。がいて、その人達が彼女の苦しみの根元だったとしてもそこは否定しないであげたい。だけど私は彼女の友達だから。彼女の幸せを1番に願ってしまう。

          偉大な母の話

          眩しくて、静か

          うん。大丈夫だ。大丈夫になった。 前に比べて大丈夫になった。 ただ「良い」と「大丈夫」は違う。ただ平均値にたどり着いただけだと思う。 私の中でこんなにも恋愛が多くを占めていたんだと気がついた時、全てが空っぽにしか見えなかった。私も空っぽ。世の中の物理的に存在するもの全て、大したことのないものに見えて仕方がなかった。 あれだけキラキラ見えていたのになあ。 でもね、私は君と会わなくても、本当に恐ろしいくらい「大丈夫」になった。 よく頑張りました!私! だけど、まだ、君のこと

          眩しくて、静か

          ベストフレンドフォーエバー

          きっと、前世で恋人とか兄弟とかそこら辺の猫の親子とかだったんだと思う。そうだったに違いない。そんな君が、悲しくて寂しいと思う時間をなるべく短くしたいと思う。救ってあげたいと思う。君の周りに潜む、そしてこれから飛び出してきそうな、苦しみとか、恐怖の全部から。病気とか戦争とか飢餓とか別れとかの全てから。私が君を救い出すからね! だからいつでも隣にいてね。 たいそうなことはしなくていいから、私が私を嫌いになった時、君だけはそれでも好きだと言ってね! それだけで私は十分救われるから。

          ベストフレンドフォーエバー

          どうしたって忘れられないから。

          前に進むことだけが正義だと思っていた。 でも、時には後ろを振り返ったり、ストップして近くの人に寄りかかったり。それが自分を守るのに必要な時間だったと知った。 タイミングや近道なんて人それぞれだし、そもそもそんなものないのかもしれない。 無理に忘れなくてもいいやと思った。彼の存在が私の中から少しずつ、本当に、少しずつ、薄れていくのを気長に待ってみることにする。でもちょっとだけ(ほんとはすっごく)会いたくなる。 「明日は今日よりも会いたくなりませんように。」 毎日そう神様に

          どうしたって忘れられないから。

          失恋の秋

          多忙な日々の中で、深呼吸が必要な時に、少しだけ頑張らなくてはいけない瞬間に、いつかの私の言葉を思い出してほしい。2人で過ごした楽しかった日々を懐かしんでほしい。 その記憶と言葉たちがふっと彼の背中を押してくれますように。 切ないっていう感情は他のどんな感情より辛い。1番苦痛で1番割り切れない。そして1番納得できない。 これからも多分好き。だけどそれは勘違いだと思うことにします。

          失恋の秋

          秋を通過して

          急にぐんと気温が下がりこの季節の到来に胸が高鳴る。 コーヒーを淹れながらiPhoneで秋冬っぽい音楽を流すと、海や花火に心躍らせていたのが嘘みたいに、心地よくてウキウキする。 外に出れば、紅葉を写真に納めて、 訪れた一瞬の秋を逃さないように金木犀の香りを追いかける。 家の近くのコンビニには早くもおでんが並び、 冬がもうすぐそこだと教えてくれる。 新しい季節が訪れる度にどうしようもなく切なくなって、それと同じくらいワクワクする。 今年の秋もやっぱり短かい。

          秋を通過して

          もっと言葉にしてほしい。

          もっと言葉にして欲しい。心の中の熱をもっともっと見せてほしい。 年を重ねるたびに感情を表に出す機会が減る。 言葉にするのが一苦労だったり、厄介だったり。もしくは、発言しない選択で自分を守っているのかもしれない。 でも、きっと脳裏の片隅には消化不良の言葉たちで溢れていて、水滴のようにこべりついている。 だから。SNSじゃなくて、ため息じゃなくて、今より言葉で伝えてほしい。

          もっと言葉にしてほしい。

          朝が来ない人へ

          他にもっと辛い人もいるよと言う言葉選びは親切だけど下手くそだなと思います。 もっと辛い人がいると言う理由で自分の気持ちを押し殺す必要はないし、辛いと思った感情や苦しかった時間に大きい小さいもない。 もっと辛い思いしてる人もいるよより、あなただけ独りぼっちで苦しまないでって言えばいい。かつて辛いことなんてなさそうに見えていた、寂しさや苦しいこととは無縁に見えていたあの子だってきっと同じように涙を堪える夜があるということ。みんなが一緒に辛くて苦しいということ。

          朝が来ない人へ

          彼と東京

          私は彼氏ができた時別れることは考えないようにしている。好きな人が言う一生は本当に永遠だと勘違いしてしまうし、未來を勝手に美しく想像してしまう。 でも私の彼は少し違う。リアリティがある。何に対してもあまり好きとは口にしないし、未來のことは多く語らない。 そんな彼は東京の街とよく似ている。無機質で規則正しくて無関心。それでいて誰かの憧れのような存在。雨でも晴れでも変わらず堂々としていて、私に新しいワクワクを教えてくれる。 東京がこんなにも色鮮やかで優しい街だと気づいたのは彼と

          彼と東京