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虹の橋

愛犬がお空に行きました。13年。長生きしてくれました。

小さい頃からずーっと犬を飼いたくて、
ただ、お父さんだけは「亡くなる時に皆んなが悲しい気持ちになるから反対だ。」と言っていた。今思うとその気持ちも分からなくもない。
母に「見るだけだよ!」と言われて入ったペットショップ。可愛い子犬たちが沢山お出迎えしてくれて、当時の私には天国に思えた。
「この子がいい!この子が欲しい!お願い!」
母は眉間に皺を寄せながら「飼っちゃうか!」
と言ってその子がうちの子になった。
名前はロイ。当時ちょうど見ていた映画の、トムクルーズ演じる主人公の名前がロイだった。
東日本大地震。3.11の年。ニュースや町が重たい雰囲気の中ぽっと現れたロイは私達を明るく照らしてくれた。それはそれは可愛くて仕方がなかった。

13年。長いようで一瞬だった。終わりが来ることは分かっていたけれど、こんなに悲しい気持ちになるんだね。
ロイが来てから家族が活気付いたぁ。

家族になってくれて、いつもそばにいてくれて本当にありがとうね。
お空から見守っててね。どうか安らかに。

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