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『舞妓さんちのまかないさん』キヨの親子丼をつくってみた

再現レシピの記事をちょこちょこ投稿していけたらいいなぁ~なんて考えています。

2023/01/13 青柳のnote「図書室に行ってきました」より

そんなことを宣言した1月。あっという間に時は過ぎ、気づけばもう2月です。ちょこちょこどころか1月はレシピ記事をほとんど投稿していませんでした。

ごめんなさい。😭
わたしの力量では再現レシピをちょこちょこ投稿するのは難しいということがわかりました。
😭

ちょこちょこ投稿することは出来なくても再現レシピは書いてみたい青柳です。☺️


今回つくってみるものは?

今回はNetflixで配信されているドラマ『舞妓さんちのまかないさん』に出てくる「キヨの親子丼」をつくってみます。

『舞妓さんちのまかないさん』は小山愛子さんの漫画が原作の物語。京都の屋形で「まかないさん」として働くキヨを主人公として、共同生活を送っている舞妓さんたちの日常を食生活を中心に描いた作品です。

Netflixで配信されているドラマの総合演出は是枝裕和監督が務めています。

物語の中でキヨが作るごはんはどれも普通のごはん。食べるとどこか懐かしくてほっとするその味は、みんなの心を和ませます。

森七菜さん演じるキヨの他にも魅力的な登場人物がたくさん出てくるのもこのドラマの注目ポイント。

100年に一度の舞妓になる逸材と言われたキヨの親友のすみれ。
売れっ子芸妓の百子。
先輩舞妓のつる駒、菊乃、琴乃。
おっとりとしていてちょっと天然な女将の梓。

ドラマには梓の娘である高校生の涼子や、百子の元同期で"ご存じさん"として戻ってきた先輩芸妓の吉乃、先代女将の千代さんなど原作にはいないオリジナルキャラクターも登場しています。(「鎌倉殿の13人」のあの脚本家さんまで……)

ドラマの中で吉乃姉さんを演じているのは松岡茉優さんなのですが、わたしは松岡さんだということにしばらく気が付かなくて。姉さんとキヨが相撲を取るシーンがあるのですがこれが面白くて思わず笑ってしまい……この女優さんは一体誰なのだろうと思い調べてみて驚きました。

ドラマの中で親子丼が出てくるのは第2話の「お多福」です。

舞妓になることを夢見て故郷の青森を離れ、京都にやってきたキヨ。親友のすみれと共に舞妓稽古に励みますが、マイペースでいい子すぎる性格から、仕込みさん(舞妓の候補)には向いていないので青森に帰って別の仕事を探すよう言われてしまいます。

気落ちするキヨ。……そりゃそうですよね。向いてないなんて言われたらね。

そんな中、ある日キヨが洗濯物を取り込んでいると台所が大騒ぎ。まかない担当の幸子さんがぎっくり腰になり療養中のため、出前を取っていた舞妓たちが自分たちでごはんを作り始めたところ、フライパンから火が出てパニックに。

慌てて駆けつけたキヨが難なく消化し安堵した舞妓たちでしたが、出前にも飽きたしもう作る気力もなく「カップ麺にしよか……」という話になりました。

「もし、よかったら、作らせてもらえませんか。作らせてください。今日のまかないごはん」

キヨが自らそう言って作り始めたのが親子丼でした。

材料を用意します

材料(1人分)

・鶏もも肉……1/2枚(150g)
・玉ねぎ……1/4個
・卵……2個
・豆苗……少々
・醤油(下味用)……小さじ1/2くらい
★だし汁(水+ほんだし)……40ml
★醤油……大1/2
★料理酒……大1/2
★砂糖……大1/2
★塩……少々

豆苗多すぎました。

つくってみた

① 材料を切る

玉ねぎは薄切り、鶏もも肉は一口大にカットしておきます。

鶏もも肉には下味用の醤油を揉み込んでおきました。

② 卵をボウルに割り入れて、軽くかき混ぜる

卵は混ぜすぎないように、5回くらい箸で混ぜればOK。

③ ★印の材料を全て鍋(フライパン)に入れ沸騰させる

★印の材料を全て鍋(フライパン)に入れ火にかけて、沸騰してきたら鶏もも肉と玉ねぎを入れ

蓋をして2~3分、弱火で加熱します。

ごはん
(どんぶりは旦那が作りました)

④ 強火にし、溶き卵を回し入れ加熱する。

全体的に火が通ったら強火にし、溶き卵2/3を回し入れ、蓋をして20~30秒くらい加熱。

ぐつぐつという音がすき

⑤ 残りの溶き卵を全て入れる。

火を止めてから残りの溶き卵を全て入れ、

ごはんにかければ完成です!

キヨの親子丼

作中でキヨが「三つ葉がなかったので~豆苗にしてみました~」と言っていたので今回は豆苗を使ってみました。三つ葉があれば三つ葉でも。刻みのりや小ネギ、カイワレ大根でも……♬

キヨとすみれ

ドラマの第2話に一人で舞妓修行に励むことになったすみれが道の途中でキヨを見かけるシーンがあります。

このときキヨが歩いていたのは太陽の光が優しく降り注ぐ明るい道でした。後ろ姿なので表情はわかりませんが、光の道をゆったりと歩いていくその姿は、舞妓になるという夢は叶わなかったけれどもどこか希望に満ちているようにも見えます。

その後、すみれはキヨの後を追いかけるのではなく暗い道をひとりで歩いて行きます。このシーンはすみれの心細さを象徴しているような気がしました。

物語が進むとキヨとすみれが街灯に照らされた夜の道を眩い光に向かって一緒に歩いて行くシーンが出てきます。

旅立つほうか見送るほう。どちらが良くてどちらが悪いというわけではない。

そんな言葉も作中には出てきます。

夢に向かって旅立つすみれをまかないさんとして見送るキヨ。

自分を活かすことが出来る場所はそれぞれ違うけれども、キヨとすみれはこれからも共に歩いていくのだろうなぁとそんなことを感じさせてくれるシーンでした。

普通がいちばん

キヨの前任である幸子さんは、まかないごはんを作るときに一番難しいのは「普通がいちばん」だということをキヨに話します。

親子丼を食べた屋形のみんなの反応は「普通やな」「普通やけど美味しいなぁ」「なんかほっとします」。それを聞いたキヨは嬉しそうに微笑むのでした。「普通」というのはまかないのキヨにとっては最高の褒め言葉だったのかもしれません。

作中でキヨがごはんを丁寧に作るシーンを観ていると、わたしも凝ったものは作れないけどもう少し日々を丁寧に過ごしたいなぁ……とそんなことを感じました。忙しいときもあるけれど、当たり前に感謝しながら。

親子丼以外にも物語に出てくるごはんを再現してみました。

茄子の煮浸し🍆 夏にまた作りたい

たまごサンドも作りましたが舞妓さんのお化粧が崩れないようにおちょぼ口サイズに小さく切るのは至難の業。(わたしが不器用なだけだと思う)

難しかった
パンの耳は油で揚げました
物語の最後に出てくるパンの耳ラスク。子どもの頃、たまに母が作ってくれた。☺️

パンが1枚冷凍庫に残っていた日もあったので、キヨが先輩舞妓のつる駒のためにこっそり作ったパンプディングも作ってみました。出来立ては熱々。猫舌なので食べるのに時間がかかりましたが美味しかったです。(写真は撮り忘れてしまいました)

最後まで読んでいただきありがとうございました。🐓🥚

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