自分の人生は“観光旅行” ニューノーマルな日々を自分らしく生きるために
ライフスタイル雑誌『クロワッサン』の2020年8月25日発売
No.1027号を読みました。
そのなかの1記事、漫画家、しりあがり寿さんの
“ニューノーマルの日々を、自分らしく生きるために”の記事がとても
面白かったので紹介させてください。
みなさんの心にもきっと響く何かがあるのではないか？と感じています。
ニューノーマルな時代って？
この記事は、簡単にいうと、
コロナ渦で変化しつつある今、変化に向き合い幸せに生きるための
知恵をしりあがりさんにお聞きしましょう、という内容。
そもそもニューノーマルってなんだ？と思って調べてみたら
直訳すると、「新しい常態」という意味だそう。
確かに、新たな常識が定着しつつある今にピッタリの言葉ですよね。
ニューノーマルな時代は過去にも到来しているようで、
2009年のリーマンショック後なんかも、エコノミストであるモハメド・エラリアン氏が著書の中で、ニューノーマルを提唱していたそう。
経済が深刻な金融危機から回復しても、根本的な課題解決に至らない限りは元の社会には戻らないと論じたそうです。
実際に、人々の意識は大きく変わり、資本主義社会は、持続可能でみんなが
必死に安定を求めて走り回る･･･そんな時代に変化したように感じます。
今でいえば、マスク。
以前は風邪のときや、私であればすっぴんを隠すのに使っていたくらいw
なのに今は、つけていないと非常識扱い。
他にもオンライン会議やテレワークなど、たくさんのニューノーマルが
もうすでに定着しつつあります。
この新しいニューノーマルを、しりあがりさんは
スポーツの試合に例えられていました。
集団のリスクと“個”を活かす時代の到来
スポーツの試合とは、
コロナ渦の日本ＶＳウイルス という具合に。
これを見たとき、あぁ確かにそうだな、と妙に納得できました。
スポーツにはルールがあり、それに基づいて試合をするから、
権利や立場などは関係ない。
だからこそ、この試合もきちんと制限時間、ルールを公正に作ることで
もっとみんなが一致団結して頑張れるんじゃないか、
とお話しされていたんです。
私たちは、政府が作ったルールに対して不平や不満が少なからず
あったりする。
これでは公正なルールではないんですよね。
しかし、公正なルールを作るのもとても難しい。
だからといって、集団で大きな声をあげたり、不平不満を垂れ流すのも
なんだか違う気がする。
新しい時代に求められているのは、摩擦を恐れず声をあげる力。
けれど、これからは集団でいることがリスク。
それでもって、これだけリモートワークが進んでいるのだから、
一人の能力でサクサク仕事が進んでしまう時代。
つまり、『個を活かす時代が到来する』
としりあがりさんは見ているそうです。
私自身も感じていることですが、近年、副業解禁の動きから
個を活かした仕事（ライターやユーチューバーやイラストレーター･･･）
など、まさに個を活かした職業が本当に増えましたよね！
集団についていっていれば良かった時代は終わり、
ひとりひとりの実力が試される。
だからこそ、周りとの摩擦を恐れずに、声をあげていく力が必要。
これもスポーツの試合と似ていると思いませんか？
ルール（常識や人付き合い、仕事でのルール）を必要最低限守りながらも
個々を活かして戦っていく。
良き仲間であり、ライバルである。
私たちは、一種の職業選手なのだと感じています。
自分の人生は“観光旅行” ただいまツアー中！
でもときには、辛いな～とか、生きてる意味がわからない･･･なんて
思うこともありますよね。
そんなとき、人生は壮大な観光ツアーだと思おう、としりあがりさんは
おっしゃっています。
これ、とっても面白い考え方ですよね！
私たちはどこか遠くの地から、失恋体験のツアーオプションとか
子育て体験ツアー！とか、いろいろな観光地を巡っているわけです。
そう思えば、『今だけ限定！コロナ渦体験ツアー』を巡っている
わたしたちはすごい強運の持ち主なんだって前向き捉えることができます。
それにせっかく、観光ツアーに来てるんだったら、
シクシク迷子になってちゃもったいない！
やりたいことどんどん楽しまないと！体験しないと！って気持ちになる。
私は、この記事を読んでから、ため息をつきそうなときには
自分が選んだツアーオプションに文句をいうのは馬鹿らしい！
とことん楽しんでやる！という気持ちになれました。
みなさんは今、コロナ渦との試合体験ツアーに
勝手に巻き込まれちゃっています。
早く、試合終了のブザーを鳴らし、個々の生きたい観光ツアーを巡るには
一丸となって知恵を出し合い、笑って暮らすのが1番でしょう。
そう思えば、少しは気持ちが楽になりませんか？
今日も1日、楽しい人生観光ツアーをお過ごしくださいね。
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