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東部地域局通信 第10号(2023.9.20)

 静岡県東部地域局では、東部地域の魅力や地域団体の皆様などの活動をより多くの方に知っていただくために、東部地域局通信を発行しています。毎月1回の発行を目指し、東部地域各地の取組を紹介していきます。
※掲載している情報は、2023年9月20日時点のものです。


知事が動く!東部移動知事室

半導体製造装置技術を活用した最先端超低温技術の開発
ー (株)エイディーディー(沼津市宮本) ー 

平成13年創業した半導体製造装置の温度制御機器であるチラーユニ ットの修理や改造等を主業務としている沼津市の企業です。 近年では、この修理技術を活用して、-120℃の超低温冷凍機の開発 やダイヤモンド成膜事業も展開しています。 視察では、-120℃を体感できる「クライオフット(※)」を体験させてもらいました。※超低温テクノロジーを使った冷凍療法の1つ。

クライオフット体験の様子

「フェンシングのまち NUMAZU」に誕生した活動拠点
ー 「F3 BASE(エフスリーベース)」(沼津市大手町) ー

本紙第6号で紹介した沼津市のフェンシングの拠点施設である「F3 BASE」を視察しました。「F3 BASE」の詳細はnote から御覧ください。 沼津市長の概要説明やオリンピアンによるフェンシ ングの実演、沼津市役所職員によるスマートフェン シングの実演をしていただきました。

オリンピアンによるフェンシング

安定した飼育環境による新魚種の量産実証研究の開始
ー 温水利用研究センター沼津分場 量産実証施設(沼津市口野) ー

温水利用研究センター沼津分場は、伊豆地域を中心とした県全域 の栽培漁業の拠点として活用されてきました。 今回視察したのは、令和5年3月に再整備が完了した閉鎖循環シス テムを導入している量産実証施設です。 水産資源や漁業生産量の減少に対応し、水産資源を増やす取組の 一つである最先端の稚魚生産の現場を知ることができました。

稚魚の観察

                          (担当:中村)

伊豆・富士山歴史絵巻Webスタンプラリー with大河ドラマ館

静岡県では、「ぶしのくに静岡県 伊豆・富士山周遊促進連絡協 議会」と連携し、令和5年9月29日(金)から11月30日(木)まで、 伊豆・富士山地域20市町の歴史・文化資源や観光施設、静岡市・浜 松市の大河ドラマ館を巡る「伊豆・富士山歴史絵巻Webスタンプラ リー with大河ドラマ館」を実施します。スタンプ獲得数に応じて 静岡県の特産品が当たる抽選に応募可能です。大河ドラマ「どうす る家康」も天下取りに向けていよいよ大詰め。武士の歴史の舞台で ある伊豆・富士山地域を巡って豪華賞品をゲットしてください!

                        (担当:駒谷)

「ぶしのくに静岡県」プロモーション動画の 多言語版を公開しています

今年に入り、水際措置が撤廃され、富士山静岡空港で も韓国からの定期便が再開されるなど、海外からのお 客様が増えています(※)。こうしたお客様向けに、Youtube「ぶしのくに静岡県 チャンネル」では、伊豆・富士山地域の源頼朝・北条氏ゆかりの歴史・文化資源を紹介する多言語(英語・中国語・ 韓国語)翻訳版動画を公開しています。 動画では、大河ドラマで脚光を浴びた伊豆・富士山地 域の歴史や文化を風光明媚な映像とともにストーリー 仕立てで分かりやすく紹介しています。 海外からのお客様に是非御案内ください。

※静岡県における令和5年1~6月の外国人延べ宿泊者数は約36.7万人 と前年同時期の約14.7倍。 (「宿泊旅行統計調査(観光庁)」令和5年6月分(第2次速報値)を元に算出)

                          (担当:小玉)

静岡県総合防災訓練(災害対策本部運営訓練)を実施しました!

令和5年8月29日(火)、南海トラフ地震を想定した大規模 地震対策訓練である静岡県総合防災訓練(災害対策本部運営 訓練)を実施しました。総合防災訓練は、昭和54年から、毎年 9月1日の「防災の日」の前後に実施しており、今年で43回目 となります。 本訓練は、災害対策本部(※)の役割について理解し運営方 法を習得すること、国、市町及び防災関係機関との連携を一 層強化すること等を目的として実施しました。 本訓練で見つかった課題を整理・分析し、見直すことで、 円滑な災害対策本部の運営を目指します。

※災害対策本部:大規模災害時に、被害状況の把握や市町への支援など、司令塔的役割を果たす。

                           (担当:鈴木)

東部地域で話題の取組紹介

静岡県東部地域で活躍されている個人・団体の皆様の 取組を当局職員が取材し、紹介します。

アートを通じて地域とつながる・地域をつなげる
ー NPO法人こころのまま 理事長 沼田潤(ぬまたじゅん)さん ー

NPO法人こころのままは、障害児・者の役割づくり、仕事づくり、居場所づくりや障害に 関する情報の発信・ネットワークづくりに関する事業を行っています。 理事長である沼田潤さんには、静岡県が令和5年7月19日に沼津市立図書館で開催した 知事広聴「平太さんと語ろう」に登壇し、御自身の活動の紹介をしていただきました。

こころのままでは、「アートを通じて地域とつながる・地域をつなげる」を合言葉に、 障害を抱える子どもたちが、地域の方と一緒に絵画などの創作活動を行う「心のままアート プロジェクト」(アーツカウンシルしずおか支援事業)を行っています。また、日本財団助成 事業である障害者就労に関する様々な事業にも取り組んでいます。

心のままアートプロジェクトの一環として、主に東部地域の特別支援学校・支援学級の生徒 などの障害を抱える子どもたちが、年齢の近い地域の高校生のサポートを受けながら自由に 表現活動を行うワークショップを開催しています。 他にも、障害を抱える子どもたちの将来の「しごと」に焦点を当てた事業「カフェと工房ぼくの色」を行い、お仕事体験な どを実施しています。「ぼくの色」とは、ひとりひとりの作品や個性を表している言葉です。沼田さんは、「それぞれの色を 探して、経験すること、挑戦することを恐れずに選択肢を広げることで、全ての人に“ぼくの色”が見つかりますように、 願っている。」とお話しされていました。

詳細は東部地域局noteから御覧ください。

沼田潤さんと晃太朗さん
ワークショップの様子(8/2)

■関連する静岡県の取組紹介
 県は、「県障害者文化芸術活動支援センター『みらーと』」を県内3拠点に設置し、 障害のある人の文化芸術活動支援を進めています。(※東部拠点:とも沼津店(沼津市大手町1-1-3) ) また、文化芸術と福祉の融合による共生社会の実現に向けて、障害のある人の作品をレンタルする「まちじゅうアート」事業や、作品をいつでも手軽に鑑賞できる公式サイト「ふじのくに障害者文化芸術ポータルサイト『ふぁいんだー』」の運営をしています。 

                          (担当:中野)


世代を超えた交流の場を
ー はらぺこ食堂(ブラスマ委員会)代表 高田佐和子(たかださわこ)さん ー

御殿場市で活動する市民ボランティア団体「ブラスマ委員会」は、
市内で月に1度「はらぺこ食堂」を開催しています。代表の高田佐和子さ
んは、令和4年に御殿場市で開催された知事広聴「平太さんと語ろう」
に登壇し、子ども食堂による地域支援について語ってくださいました。

「はらぺこ食堂」では、食事の提供や、調理体験・工作などを体験でき
るワークショップが開催されています。 「子どもから高齢者まで、世代
を超えた交流の場を提供していきたい」と、高田さんはお話しされてい
ました。

詳細は東部地域局noteから御覧ください。 

■関連する静岡県の取組紹介
 子どもの居場所とは、子どもが地域で安心して過ごすことができ、無料又は低額な料金で利用できる地域の居場所です。食事の提供をする子ども食堂
や、学習支援、遊び場の提供等があります。県では、安全で安心して過ごせる子どもの居場所づくりの取組を促進するため、円滑な立上げや持続的な活動に向けた支援を行っています。

                          (担当:駒谷)


静岡県東部地域×スポーツ

静岡県東部地域の魅力をスポーツを通して伝える東部地域×スポーツ。
今回は、フェンシングの選手に、フェンシングの魅力について聞きました!!!

沼津市を拠点とする女子サーブル日本代表の脇田樹魅(わきたじゅみ)選手と、沼津市出身で女子エペ日本代表の鈴木穂波(すずきほなみ)選手に聞きました!

脇田樹魅選手

「フェンシングは、武器を扱うスポーツです。本物の硬い剣は、なかなか
日常では触れることがないので、それをスポーツとして体験できるということは魅力ですね。生で見ると、思ったよりダイナミックな動きがあり、音もすごいと思います。

私の種目サーブルは、『突く』だけじゃなくて、『斬る』という動きもあるので、見ている側も3D感を味わいながら楽しめる競技です。」


鈴木穂波選手

「エペは、駆け引きの部分が面白いですよ。 相手からポイントを取る時、相
手との距離を一気に縮めなければなりません。自分も『突く』ことができますが、相手にも『突かれて』しまう距離に入り込みます。 相手に突かれるかもしれない距離に、自分が入り込むことは恐怖心も伴うので、 ”ちょっとの恐怖心といっぱいの勇気”で、勝負が成り立っています。

自分だけ得点するには、細かい駆け引きの中に、ダイナミックさを入れていく必要があるので、そこがすごく面白いところだと思います。 」

9月15日(金)から18日(月・祝)までの期間、沼津市総合体育館(香陵アリーナ)で、第76回全日本フェンシング選手権大会が開催されました。
また、「Proud NUMAZU CUPフェンシング選手権2023サーブルランキングマッチ&沼津北ロータリークラブカップ」も、10月21日(土)、22日(日)に沼津市内で行なわれる予定です。

                          (担当:望月)