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フェンシングを中心とした活動拠点F3 BASE

 「フェンシングのまち」を目指す沼津市の拠点施設として2021年6月1日に BiVi 沼津3階にオープンした「F3 BASE(エフスリーベース)」を見学させていただきました。
 F3 BASE は沼津市、民間事業者・団体等で組織する「フェンシングのまち沼津推進協議会」が運営しており、フェンシングの普及活動やシンボルフェンサーを輩出するための日々の練習、日本代表チームや民間クラブ、大学などの合宿誘致、小規模大会を開催しています。

F3 BASE の施設内を紹介します

 エントランスからインフォメーションゾーンに入ると、フェンシングの道具をまとったマ ネキンがお出迎えしてくれました。これは東京 2020 オリンピック男子エペ団体で金メダルを獲得し た男子エペ代表(見延選手、宇山選手、加納選手、山田選手)が使用していた道具と同じものです。

フェンシングの道具一式がお出迎え。


選手のサインや写真も並んでいました。

 インフォメーションゾーンを抜けると競技ゾーンがあり、「ピスト」と呼ばれるフェンシングのアルミ製競技台が設置されています。

写真奥が「ピスト」。手前にも設置可能で最大6個のピストを設置可能とのこと。

 見学させていただいたときには練習している人はいませんでしたが、普段は日本代表をは じめ、学生などが練習に励んでいるそうです。

練習風景
日本代表合宿風景

 この他、シャワールームや多目的トイレ、トレーニングスペースやが会議室なども備えられています。

シャワールーム
F3 BASE の全体図。この施設は「F3 BASE」になる前は漫画喫茶だったそうです。

 フリースペースにはパラフェンシング競技用の車椅子が設置されていました。普段からパラフェンシングの選手が沼津に来て練習を行っているそうです。

パラフェンシングの競技用車椅子。 固定された車椅子に乗って決められた距離で試合を行います。近距離でのスピードと駆引きが魅力!

 F3 BASE では日々の練習や合宿のほかにスマートフェンシング体験会や大人のフェンシン グ体験会などのフェンシング普及活動を行っています。
(スマートフェンシングとは柔らかい剣と導電ジャケットを使って誰でも安全、簡単にフェンシングを体験できるスポーツです。)

フェンシング体験会の様子

 また、フェンシング以外にも市民の健康増進につながるような取組の拠点としても機能し、 様々な使い方で利用されているそうです。

ヨガ教室などの市民の健康増進につながる催しも実施。

 日本ではまだメジャースポーツと呼べる程の競技人口の多くないフェンシングですが、 沼津市は「フェンシングのまち」としてフェンシングを行うための環境作りや裾野拡大に力を入れています。興味のある方は是非F3 BASE に足を運んでみてください。

※掲載している情報は取材時のものです。

(担当:望月)