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締め切りと向き合って

明日が締め切りです。


当初、自分が想定していたものはもっと段階を踏んでいて、2月とか3月に、1冊ずつ入稿できたらいいなとか、思って考えていたけれど、予期せぬ出来事の連続からまったく作業ができなくなって、そこから最悪の締め切りを逆算し始めて、それでも環境が大きく変化する今の状況で入稿まで本当にできるのか、と。

頭を抱える毎日が続いていた。

本づくりにただ、没頭できるような状況からは遠ざかっていた時に、文学フリマへ出展できることを知ったけれど、とても執筆に集中できなくて、喜びと同じくらいの焦りと不安に襲われる。

僕は、全然強くもないし、信じられないほど弱い。

ただ、その手に持っていたのは「変わりたい。殻を破りたい」それだけだった。

今日、どうにかして自分の世界に没頭して、2冊目の本文を書き終えた。いや、実際は推敲する時間もなくて、このまま直さずに進めてよいものかと、また不安が増えたけれど。

ただ、形にできなかったということには、絶対したくない。
これは大きなチャレンジで、挑戦しないまま終わることだけは、したくない。
その気持ちが、とても大きいから。

こんな気持ちで出展する人が、いるのだろうか。
本当に申し訳ない思いを抱えつつも、出させてもらえるのだから、自分なりに頑張ればいいじゃないかと、自分を諭す。

1冊目のタイトルとカバーまわり。
2冊目のまえがきとあとがき、そしてカバーまわり。

ここが終えられれば、2冊とも入稿できる。
最悪入稿して見本出来を見てから、修正すればいいけれど、そこにすら間に合わないのだけは、とにかくなんとかしたい。


いま、こうして決意を書いている。

「自分は、絶対にやり遂げるんだ」という、決意。

誰にも読まれないかもしれないという不安は
本が出来上がってから向き合えばいい。

静かな部屋で、ただ、コツコツと。
ひとりで編んだ本は、誰かの胸に、届くのでしょうか。

ちゃんと眠らないと、身体がもたない。
明日、できる限りを尽くそう。

おやすみなさい。

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