大嫌いだけど、大好き
大嫌いだけど、大好き
本当に嫌いだけど、本当に好き
二度と見たくないと思うけれど
ずっと見ていたいと思う
ずっとそばにいたいと思うけれど
もう一生の別れが来てもいいと思う
大切だと思うから、終わらせたくなる
終わらせられなくて、大切さを感じる
大好きだけど、大嫌い
わかっているようで、何もわかってやしない
解ろうとするから、初めて解る
どんな表情でもいいと思っていて
でもやっぱり笑っていてほしいと願う
願ってばかりで言葉にできない
言葉にすることは争いを生むようで怖い
言いたいことが言えないのならば
それは相手のためにならないのではないか
言いたいことが言えないのならば
それは相手にとって必要になれないのではないか
言葉は軽い
言葉は重い
言葉は、ことばは
大嫌いだけど、大好き
長い時間を共にしたから
長い想いを共にしたから
長い苦楽を共にしたから
長ければいいのか
そうとは思えない
時間がすべてではない
積み重ねてきたものに執着していいのだろうか
積み重ねてきたものは粘着していないだろうか
いつでも新しい明日が待っている
いつでも最初の一日が待っている
いつでもその瞬間が始まりだと思う
失うことは怖い
いつだって怖い
いくつ歳を重ねても怖い
重ねれば重ねるほど怖い
でも、手放さなければとも、思う
大好きだけど、大嫌い
大嫌いだけど、大好き
どんな物語になったとしても
僕の物語は続く
どんな物語になったとしても
あなたの物語は続く