真実には効力がある

意識のあり方、用い方について学ぶとき、「意識と物理的現象を分けた上での」哲学や人生訓のように捉えて、心を楽にしたり生きる姿勢を定めたりはするものの、「内的世界についての話」だと思ってはいないだろうか。
たとえば、こんな風に――現象はあなたの意図と無関係に起こってくるもので、物理的な世界は自分ではコントロールできない。あなたはそれに対し「受け身」になって対処していく立場にあるから、心だけは何が起こってもしなやかに、前向きに保つんだと。
もし、そのように考えているなら、肝心なところを思い違いしている。

意識についての理解と実用はそのまま、この世界に効力をもたらす。

あなたが物理法則を受け入れ、行為や行動をすることが違いを生むと信じる一方で、意識を用いることや心の働きは自分自身の内部だけで起きていて、物理的な現実に対してでなく見えない領域や別の次元にのみ作用することだと信じていたら、それこそが錯覚だ。

その二元性、要らないよ。

私たちは度々惑わされる――自分というものをひとつにまとめられずに。
心と体。意識と物理的な現象。見えない世界と見える世界。
別々に分かれた、違うもののように分ける。
さらには、どちらが「因(元)」なのかも見失ったらdisaster(大惨事)だ。

別々に切り離してしまったもののうち、「結果」にすぎない方を「原因」と思い込み、そちらに取り組むようになってしまったらどうなるだろう?
形は変わるけれども解決しないシリーズが生み出される。
真の「原因」を見ないので、本質は同じままである「結果の様々なバリエーション」を経験するのだ(これについては当noteの過去記事で様々に説明してきたので、理解を深めたい方は★霊的目覚めと創造★マガジン内の記事をチェックしてほしい)。

そんな中でも、真実は変わらない。
真実は、あなたが見ようとすれば、そこにある。
そしていつでも真実には効力がある。

あなたの経験しているこの世界、この現実においてももちろん、確かな効力があるのだ。

真実に沿って意識を使う【真実への理解とこの世界】

私たちの誰もに必要なのは、ずっと変わらない真実のみに沿って意識を使うこと。なぜなら、それが自己の性質であり、自然なことだからだ。

真実はたいへんシンプルだ。
真実を言葉で説明するなら、以下の通りになる。

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