現実創造のスキル、修得チェック【地球ゲームクリアー】

自分の現実は、自分が創っている。
このシンプルな原理が何かほかのもののように複雑に、そしてまた否定され得るもののように見えるのがこの世界だ。

地球ゲームで遊んでいるあなたはすでに、このゲームの特徴を理解しているだろうか。自分とは何であるかがわからなくなり、反映を実体と錯覚していると、反映に囚われて、思考を反映の方に合わせようとしてしまう。これはまるで鏡を眺めているうちに、鏡に映っている像の方こそが自律性を持つと思い込んでしまった者のようだ。
結果と原因が逆になっていることが「平常」に見える体験のゲーム。こんな仕組みに気づいてもなお、これまた実在するように感じられる「時間」の効果がある。
そう、あなたは気まぐれに創造者の自覚を持ち、やがてやっぱり放り出すということを繰り返した経験はないだろうか。結局、自分の意図以外のことが起こる世界なのだと信じる状態に戻っていったのだ。
なぜなら、あなたの意図は十分に「すぐに」実現したようには見えなかったからだ。

あなたに備わっていることと、訓練して修得するスキルと

あなたがあなたの現実を創造しているということそのものは、習って覚えるスキルではない。あなたがそれを自覚しようとしまいと、いつもそうなっている。

一方で、先述した通りの特徴を持つこの地球ゲームという設定の中で、自覚を持って創造できるようになることは、修得するスキルと言える。
すでに備わっている創造の力を「こんな設定の中で使ってみよう!」と挑戦するゲームと考えてもいい。
もちろん、自分とは何かという気づきなど根本的な「土台」が思い出されていなければ、どんな訓練も形だけの実行になってしまう可能性をはらむのだが、地球ゲームにおける自覚を持った創造には明らかにコツがある。
★霊的な目覚めと創造★マガジン内の記事も適宜参考に。)

スキルは使っても使わなくてもいいが、使いたいのに使えない状態、未熟な状態というのはつまり、未修得だということだ。
あなたがどんな教義を飲み込んでも、何らかの哲学を受け入れても、もしも心の奥底に「あきらめ」で覆った無力感を抱えていたら、未修得に該当するだろう。
また、ひょっとしてあなたに地球ゲームをクリアーする意欲があるのなら、以下のことが未修得ではないかを確認してみよう。

現実創造のスキルを確認する

以下の質問に対して、ただ正直に率直に答えていこう。

あなたは、自分の思いがそのまま実現する感覚を持っているか。叶ったり、叶わなかったり、叶わなかったと思うことに後から理由づけしてみたり……という逃げ道を用意しないで、ただ叶える力を使っているか。

あるいは、こんな風に問うこともできる。
自分だけが自分の現実を創る魔法使いなのに、別の言い訳を作って(他者や状況など自分以外の何かを要因にする)、現実は自身の副産物であるということを否定するあり方に陥ることはないだろうか。

それから、あなたの創造の姿勢について。
創造者であると自分自身に言い聞かせながら、こんな姿勢に心当たりはないだろうか。
あなたを魔法使いにたとえて考えよう。いざ杖を振りながら、あなた自身が行う指令なのに「あの……もし……よろしければ……」というような、おどおどした指令を出していないだろうか。「私は、こうなるといいなと思うんですよ、でも、どうかな、そうならないんだったら仕方ないですよね……」こんな態度で杖を振ると、あなたの現実には何が反映されるだろうか。

これらの質問は、あなたが「誰か他の人の創った世界で生きている感じ」になっているときには特に注意して、自分自身へ問いかけてみよう。
そんなとき、まるであなたは自分の意志と関係なく展開する世界を見守るだけの者のようで、存在は薄く、あなたから発せられる思いなど、ただ流れて消え行くだけ……と感じられる。これは幻想である。

なぜなのだろう。なぜそんな幻想に囚われてしまうのだろう?
――どうやら「恐れ」が関わっているようだと、ぴんと来ただろうか。

恐れのない創造と、恐れながらの創造

恐れはあなたの見方を曇らせるフィルターだ。曇りの度合がひどくなると、あなたは情熱も望みも「無い」かのように自身を扱う。
あきらめによってそれらは覆われ、アクセスすることも禁止され、実際に無くなってしまったように感じられるので、たとえあなた自身が何を望むか、何に関心があるかを探っても、「わからない」という虚ろな答えしか出てこなくなる。

そうかなぁ、本当にそれって恐れのせい? と疑わしく感じる人もいるかもしれない。虚無の感覚に陥った結果、それがひとつの着地点だと納得してしまっている人もいるかもしれない。果たして、それはどうだろうか!

ここでは、たとえを用いながらわかりやすく、恐れがない人と恐れている人との「意図」の放ち方、選択や決定の姿勢の違いを描写する。

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