WHY ARE YOU HERE ON EARTH? 目的と魂の指針

世俗的な意味での「人生」というものの見方が消えてきて、この地球経験は私には仕事という見方で捉えるとしっくりくる感が増している。仕事と言っても強制された労働という意味ではないよ。自分で志願する仕事、やりたくてやっている仕事、楽しく従事している仕事というのもあるよね。
それに、地球世界に参加している皆が同じ目的でここにいると言いたいわけじゃない。人それぞれ様々な目的があるだろう。

その一方、人間として地球世界に参加している私たちに共通して言えることもある。たとえば、幸せについて。2019年12月の◆「人間は、幸せになるために生まれてきたわけじゃない」という記事をはじめ、幸福を追求することは誰もにとって人生の目的ではないということを度々私は伝えてきた。

なぜなら、幸せを「得るもの」のように捉えて追う、探すという姿勢になっている時点で「この世界とは何で、自分とは何なのかを忘れている状態」にあるからだ。
あなたが内的に満たされていて幸せであることは、自然な自己であれば当然のこと。その状態から生きることは生来最低限の「地面」だと言える。
その地面に立ってはじめて、行えることがあるのだ。
☆この点の理解、また、実際にそうした状態に至るまでの道中に役立つ内容は★霊的な目覚めと創造★マガジンに収録の過去記事をどうぞ。

あなたの人生の主体はあなただが、あなたの自己というアイデンティティーはこの世におさまりきらない。今もあなたはより大きな存在のグループに属していて、それ全体もあなた自身という「私」であるが、同時に、個の観点から見れば「あなたと一緒に働いているチーム」が存在する。

この数ヶ月、私は以前よりも一層、非物質次元のチームのメンバー、それも個の観点の自分からすると「上司」的な存在であったり、現在の地球人類のある意味「親的な存在」の一部であったりという者たちと夢の次元でface to faceで交流する経験が増えていた。
そうした交流の機会は前からあったのだが、体験の種類が変わってきている手応えがある。

これは現在地球に参加している一定数の人たちの、次元上昇と連動している――自身の普段の周波数が、非物質的な次元を主とするレベルに移る過程にあることをあなたも認識しているかもしれない。
そのときあなたに起きてくることは純粋にあなたの内から開示されていて、それがいかに「外の展開」に見えようとも、外部が起こしている何かではない。あなたの外側に探すべき何かはないのだ。
いかなる外の事象にであれ、事象自体に意味を求めているときには「意味は自分の内にしかない」ことを思い出そう。

この姿勢は、今回の記事テーマである「あなたの指針や目的」にも関係してくる。

非物質次元と物質次元の「思惟上の段差」がなくなる

平常時からあなたの意識フォーカスがより高い次元に定まるようになると、あたかも物質的であるかのように体験されていた世界は、非物質的な経験に近づいていく。
これはあなたの意識の中で展開するイメージや思考、また眠っている間の夢と、起きて肉体を使って体験していると思っている「現実」の世界との間に明確な境界がなく、ひと続きのものだということを認めて、思惟上の段差をなくしていった結果だ。

段差は、あなたの意識内で定めた規定によるものにすぎない。
あなたは二元的な世界を自分の観念で作り、別々のものとして分けていた。この世と、あの世。物質と、非物質。見えるものと、見えないもの。

ところが、あなたがアイデンティティーを真の自己に戻し、自分は何であるかという自覚をはっきりさせると、それら「外側に別々のものとして見えていた世界」もひとつに戻る。区切りのない同じものだということがはっきりする。

見かけ上、経験上の「分離」はすべて、あなたの意識を使って保たれていた幻想だから、あなたの意識変化によってその解除、融合も起こるのだ。

それは自然な状態に戻るということである。幻想から目覚めるということである。

無目的に地球に放り出されたわけではない【目的という観念に囚われず、目的を生きる】

冒頭で書いたように、地球経験に参加するにあたり何を目的としているかはそれぞれ違う。
でも、誰もが、無目的に地球へと「何者かによって放り込まれた」わけではなく、ここに参加した「自己の動機」があるのだ。

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