自分の心を修正し、住みたい地球へ移行しよう

私が最近になってもなお、油断すると「外界に反応して、心を苦しくする」弱点になっていたのは、動物たちのニュースに対してだった。
(以下は後に説明するように、その時の私の「解釈」に基づく見方だが、)
世界中で、自然界、様々な生物、動物たちが人間のもたらすアンバランスの影響を受けている。近年の日本でおなじみになった、クマなどの野生動物が町に現れること。オーストラリアの森林火災によるコアラたちの状況。それからもっと直接的な人為的行為である、動物実験などもそうだ。
さらに言えば現代の私たちの多くが、食べることですらも、自然界の一部としての本来のあり方から外れさせた形に慣れてしまった。穀物や青果、お魚やお肉、口に入れているどんなものも生命、生物であるということを忘れた接し方、入手の仕方が当たり前になっている。

あなたにとっても、どんなトピックであれ、「世界を変えたい」と思うことがあるのではないだろうか。
私は自然界への自分の思いが「そんな状況をもたらしている人類の現状への感情」という「二元」に分かれた錯覚であることに気をつけて見ていた。
対象をどのように設定しようと、あらゆる感情は自分に向かう。特定の闘う相手を想定せずとも、「動物たちをそんな目に遭わせる世界に生きているのは嫌だ」という絶望や、「自分程度の力では大規模な状況を変えられない」という無力感に傾くことも、自分の首を絞める。同じ錯覚に基づくのだ。
こうした感情が湧くときには必ず善悪二元に分けて物事を考えている上に、自身の立場もそのどちらかへ(多くの場合は正義の方へ)寄せている。

どんな分野でも、心に沿った「活動」をすることはすばらしいが、活動の奥にある動機が「二元に分かれた幻想の一方」に基づいている間は、根本的な解決をもたらさない。闘う者は、闘う対象を現実にし続ける。

今の私は「ただ自分の心を変える」ということに集中できるようになった。それがすべての「元」であることを知っているからだ。
私の見ている世界は、私の心が反映している現実だ。
私が「住みたい地球」を現実として体験するには、他の誰でもない、私の心を変える以外にない。そしてそれは、あなたにとっても同様なのだ。

働きかける場所を間違えないこと、そして何をする必要があるかをシンプルな項目にしたためて、ここでお伝えする。

あなたの住みたい世界は「あなたの外にはない」。
住みたい世界(並行現実)を選ぶことと、根本的選択

「あなたの内に、すべてがあると知りなさい」――これは、哲学的に言っているのではなく、単に「事実」なのである。
外には何もない。あなたが自分の意識を投射して「外側のように」体験することができるだけだ。

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