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セルフケアは大事(中咽頭がん)

後遺症や副作用を減らしたい!


中咽頭がんに罹り、この病気について調べるにつれ、がんを消滅させることと引き換えに、治療の後遺症や副作用はある程度覚悟しなければいけないことがわかりました。

と同時にその後遺症や副作用には個人差があることもわかりました。
この個人差が発生する理由はなんだろう?
ほぼ副作用も後遺症も発生しない人もまれにいるというような話を聞くと、じゃあ、自分もそうなりたい、と思うのが人のサガです。

なにかできることは無いのか?と考えてみます。
個人差が発生する要素として・・

  患部の場所、大きさ、広がり
  遺伝的な要素(体質)、年齢、性別

など思い浮かびますが、これらは自分では「どうしようもないこと」です。

それ以外の要素として「セルフケア」があるのでは、と考えました。

セルフケアとは、お医者さんから告げられる治療中、治療後の生活で「定期的に行うこと」「心がけること」「気を付けること」を行うというとてもシンプルなことです。

こんなシンプルなことで差が発生するのか?とは思いますが、いろいろ調べたり聞いたりすると、意外にこれがしっかりとできていない方が結構いらっしゃるようで。たしかに、自分を振り返ってみると、過去せっかく医者にかかったにも関わらず、薬を飲み忘れたり、言いつけを守らなかったことはあったな、と。。

しかし、今回はそういうわけにはいきません、この病気と向き合い、完全勝利を目指していますので、この自分でできること、セルフケアを完璧にこなしたいと思っております💪💪


口腔ケア


実際に行うセルフケアを紹介したいと思います。
まずは、口腔ケア

これは、私が行っている陽子線と抗がん剤の併用治療では非常に重要なケアです。

陽子線治療では直接口腔内が陽子線で損傷します。
抗がん剤では白血球が減少し、口腔内の細菌に対抗できずに炎症(口内炎)が発生しやすくなります。

ですので、口腔内を常に清潔に保つことが非常に重要になります。
これは、治療前から取り組みました。今まで以上に丁寧な歯磨きを行う事、1日1回だったマウスウォッシュと舌のみがきは1日3回へ、1日2回だったデンタルフロスは3回へ増やしました。

治療開始からは、それに追加して、処方されたうがい薬、ハチアズレで1日6回から7回うがいをしています。

口の中の雑菌の数は億を超えるらしく、ぞうきんを絞った水よりも雑菌が多い、とたとえられるくらいです。
気が付いたときにはうがいをして、少しでも雑菌を駆逐するように心がけています。

これで、少しでも口内炎を抑えて、治療終了の8月頭まで、しっかりと自分で食事ができるようでいられたらいいな、と思っています。

ハチアズレは顆粒でそれを水で溶かします。青色の液体。


嚥下体操


陽子線があたるほっぺたの筋肉がこわばってくるために実施するようにリハビリ科の先生が教えてくださった体操です。

もともとはお年寄りが食事を飲み込みやすくするための体操のようです

5番と6番を行うように言われましたが、せっかくなので全部やってます。忘れないように、毎食前に。

これに追加して、唾液腺マッサージも。
陽子線治療で唾液腺が壊されて唾液がでずらくなるらしいので、少しでも唾液が出やすいように今のうちから。
Youtubeで検索してやっています。

お肌の手入れ


陽子線治療で陽子線があたった皮膚が炎症を起こすため、保湿ケアを行います。ヒルドイドという保湿クリームを処方されました。

ヒルドイド 少量をやさしく肌に塗りこみます

これを1日2回程度首から肩にかけて塗り込みます。
しっかり肌を清潔にしてから塗り込んだほうがいいと思うので、これを塗るためにシャワーを浴びてます。
少しでも差別化を。。


感染症対策


抗がん剤の影響で白血球が減少します。
一時的に非常に低免疫な状態になります。
感染症にかかりやすい状態です。いまやコロナ禍で全世界の人が感染症対策を熟知しているとき。
こんな時に感染症対策を怠るのは愚の骨頂です。
やることをしっかりやるだけです!

しっかり食べて適度な運動


陽子線治療も、抗がん剤治療もがん細胞以外の細胞を破壊してしまいます。
そのため正常な細胞を早く回復させる必要があります。

そのために必要なのは栄養です。

十分な栄養を摂ることで自分自身の回復力で細胞は回復してくれるのです。人間の身体はほんとうによくできていると思います。

今時点(6月18日)では、のどの痛みは左扁桃腺に突き刺すような痛みが結構出てきていますが、食事ができないほどではないので、しっかりと普通の食事ができています。
なんとか、最後まで食べれる状態であってほしい。。

そして、適度な運動も必要です。
全身に血液をよく循環させ、栄養を運んでもらわないといけません。
入院中はできる限りの散歩を、退院してからは、軽めのジョギングや自転車のインドアトレーナーで1時間程度の運動をして心拍を上げるようにしています。
自転車のトレーニングで積み上げたCTL(体力を数値化した指標)は90から30まで低下してしまい、さみしい限りですが。。

睡眠

身体を回復させるために栄養と同様に大切なのが睡眠です。
これも、ともするとアニメやドラマを一度見始めると夜更かしをしてしまったりしがちですので、意識して十分な睡眠をとるようにしています。
今のところ順調です。1週間平均8時間44分寝ているようです。

GARMIN先生のモニタリング 深い眠りは少ないが。。

寝つきが悪くなったらヤクルト1000を試してみようかな?

あ、それと大好きなお酒は飲んでません。(当然??)
不思議といまは飲みたいとも思わないです。
これは治療に全集中している証拠ですね😆😆

以上、私が行っているセルフケアをご紹介いたしました。

これって、考えてみると病気じゃなくってもやったほうが良いことばかり。
健康に気を付けるってそういう事ですね。

これが最終的に副作用や後遺症にどれだけの効果があるのか、治療後になってもわからないのですが、だって、同じ病気の自分がもう一人いてそっちはセルフケアさぼった場合と比較しないとわからないことだから。

でも、もし、副作用や後遺症が少なく済んだら、セルフケアをしっかりやったからだ、と思うことはできます。
セルフケアをさぼって副作用や後遺症が出たら、セルフケアをしっかりやっていれば、と後悔することでしょう。

この先、痛みと戦うフェーズが訪れるかもしれません。
でも、そんなときでも手を抜かずに投げやりにならずにしっかりとセルフケアをやっていこう!!(ここに記すことで自分を律する)

まだ先は長いですが、人生の中のたったの2か月。これを踏ん張れずに富士ヒルでシルバー獲得なんてできっこない。(趣味の自転車のお話です^^)


気合入れていきます❗❗💪💪

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