s_agito

ロードバイクが趣味の56歳。2023年3月 中咽頭がんがみつかりました。病気の発見から…

s_agito

ロードバイクが趣味の56歳。2023年3月 中咽頭がんがみつかりました。病気の発見から治療について、日常生活への影響など。。同じ病気の方に少しでも参考になれば・・と思い、つたない文章ですが投稿させていただきます。

マガジン

  • 中咽頭がん治療記録 56歳の徒然

    ロードバイクが趣味の56歳。2023年3月 中咽頭がんがみつかりました。病気の発見から治療について、日常生活への影響など。。同じ病気の方に少しでも参考になれば・・と思い、つたない文章ですが投稿させていただきます。

最近の記事

  • 固定された記事

がんに罹りました(中咽頭がん)

はじめまして 私は2023年3月に中咽頭がんが見つかり、これから治療を開始します。 この文章は2023年6月はじめに書いています。 中咽頭がんを調べてこのページをご覧になってくださっている方が多いがと思います。 中咽頭がんは日本では患者数の少ないがんですので、私の経験が少しでもご覧くださった皆さまのお役に立てればと、つたない文章ですが、治療記録をしたためていきたいと思います。 簡単に自己紹介 愛知県在住の55歳、男、独身です 職業:会社員 趣味:ロードバイク、マラソン

    • がん肺転移 治療経過②(中咽頭がん)

      前回の投稿からはや2か月、光陰矢の如しですね。 寒い春の始まりから一気に気温が上昇し、花が咲き誇っているこの頃です。(桜の開花が遅く、早く散ってしまったのは残念でしたが・・) オプジーボ治療4回終了 2月21日の初回投与の後 3/6、3/27、4/10 と合計4回の投与が終了しました。 4/10からは、1回の投与量が120mlから240lmlに倍増し、投与のインターバルも2週間から1カ月に延長となります。 次回の投与は5/8の予定。 副作用の状況 1回目の投与後に発生

      • がん肺転移 治療経過①(中咽頭がん)

        本日は2024年3月1日 2月はあっという間に終わってしまいました。 一月は行く、二月は逃げる、三月は去る とはよく言ったものです。 さて、世間では大谷翔平選手の結婚報告の話題で大盛り上がりです。 大谷選手、現在29歳  自分の29歳のころをぼんやりと思い出してみる。。 仕事で大阪に住んでいて、トライアスロンに没頭していたな(仕事はそっちのけで・・) 思えば人生で一番アスリートだった時期かもしれない。 楽しい仲間に恵まれて充実してたな。もう27年前か。。 凡そ平凡な人生だ

        • 再発 肺転移(中咽頭がん)

          久しぶりの更新となります。 2023年7月26日に中咽頭がんの陽子線と抗がん剤併用治療を完了し、経過観察をしてきましたが、先日 2024年1月31日 のCT検査で、残念ながら 「肺への転移が認められる」 という診断結果がでてしまいました。 正直、頭が真っ白になり、 しばらくうろたえていましたが、、 だいぶ落ち着いてきましたので、同じような境遇の方に少しでも情報共有が出来れば、と思い、つたない文章ですが経緯など綴らせていただきたいと思います。 経過観察について 毎月

        • 固定された記事

        がんに罹りました(中咽頭がん)

        マガジン

        • 中咽頭がん治療記録 56歳の徒然
          19本

        記事

          治療経過⑧(中咽頭がん)治療後検査結果

          CTとMRI検査結果 8/23にCT検査、8/31にMRI検査を受け、陽子線と抗がん剤の併用治療でがんが消滅しているか?の確認をしていただきました。 いずれも造影剤という、がん組織をより判別しやすいようにする薬剤を注射しての画像検査です。 CT検査、MRI検査の差は、CTの方がリンパ節を見るのにより良い、MRIの方がのどの扁桃の原発がんの病巣を見るのにより良い、という事です。 8/23のCT検査の結果を聞く時は、やはり少し緊張しました。 もし、明らかにがんが残っていた

          治療経過⑧(中咽頭がん)治療後検査結果

          治療経過⑦(中咽頭がん)副作用の状況

          前回の更新からはや3週間が経過しました。光陰矢の如し。もう8月も後半となってしまいました。猛暑日が続いてまいってしまいますが、あっという間に年末になってしまうんでしょうね😁😁 今回は、副作用の状況について、時系列でとりとめもなく記させていただきます。 治療完了から一週間後まで 2023年7月26日の陽子線治療完了から一週間の間は、陽子線治療の効果が強く継続している期間なので、口内炎や首の皮膚炎は回復よりも進行が上回り、状況は少し悪化していくような感じでした。🥲🥲 ま

          治療経過⑦(中咽頭がん)副作用の状況

          治療経過⑥(中咽頭がん)治療計画完了

          陽子線治療35回完了 7/26に陽子線治療の35回すべてが完了しました。 6/7の開始から約2か月弱。2回(通算2週間)の入院とそれ以外の日は土日を除く毎日通院しての治療が完了です。 ちょっと一息、といった感じです。 ただ、治療完了すればがんが消滅しているわけではなく、陽子線照射終了後しばらく(おおよそ1週間から2週間)して効果が出てくるという事で、がんが想定通り無くなっているかについては、8/23と8/31に予定している検査で確認することになっています。 そして、効果

          治療経過⑥(中咽頭がん)治療計画完了

          治療経過⑤(中咽頭がん)抗がん剤3クール目実施せず

          抗がん剤治療は2クールで終わりに 当初、7/18から抗がん剤3クール目の治療で3度目の入院をする予定だったのですが、この治療を取りやめることにしました。 理由は 「耳鳴りの発生」 です シスプラチン投与による耳鳴りは「不可逆性」つまり「治らない」とされていて、今のところ治療方法はありません。そのため、耳鳴りが発生したらその時点でがんの治療との兼ね合いをみて、投与を中止するのことが望ましいとされています。 このことから、耳鼻咽喉科の主治医の先生に相談し、3クール目の抗

          治療経過⑤(中咽頭がん)抗がん剤3クール目実施せず

          治療経過④(中咽頭がん)陽子線治療20回目から26回目

          いたみとの闘いの始まり 入院中のやわらか食のおかげでいたみが減少していた口の炎症が、陽子線の照射を重ねるごとに悪化し、いたみを増してきました。 おそらく、抗がん剤で免疫が減少したことが重なり、炎症の拡大が自己治癒力を上回っている状態なのだと思います。 退院後二日を過ぎた7/6には食事中の痛みがひどくなり、週末には常時いたみを感じるようになってきてしまいました。 いたみを10段階の数値で表現すると、退院時は3で現在は8まであがっています。 鋭利で口内を傷つけていた左上の

          治療経過④(中咽頭がん)陽子線治療20回目から26回目

          治療経過③(中咽頭がん)抗がん剤2クール目、陽子線治療19回目まで

          ツール・ド・フランス開幕!! いきなりテーマからそれた話題で申し訳ありません。😁😁 7/1からツール・ド・フランスが開幕しました!! いわずとしれたサイクルロードレースの世界最高峰のレースです。今年は21ステージで全長3,404km、総獲得標高は56,266m(エベレストを6.6回登るのとおなじですな😅)というタフなコースで競われます。 序盤からポガチャルとヴィンゲゴーのバチバチのやりあいがあったりと、今年も見ごたえが凄い!!(サイクルロードレースファンの方以外わからない話

          治療経過③(中咽頭がん)抗がん剤2クール目、陽子線治療19回目まで

          生存率について(中咽頭がん)

          今回は推論です がんの生存率について調べてみると、いろいろな統計がありますが、基準としている数字が違っているので、それぞれ結果は異なっていて、調べるにつれなにが正しかろうかわからなくなってきてしまいます。 rawデータが無いので自分の病状に合致した数値は導き出すこともできないし、気にはなるもののそこまでして出した数字で安心したり心配したりしてもきりがないと思いつつ。 でもどんな程度なの?はやはり気になりますので、思いっきり推測と独断と偏見、狭い知識の中での勝手な見解を述べ

          生存率について(中咽頭がん)

          治療経過②(中咽頭がん)陽子線治療6回目から13回目

          通院治療 6/12に退院してからは土日を除く毎日、通院で陽子線治療です。 15:00から陽子線治療で、その前後に耳鼻咽喉科や口腔外科の診察などが適宜入るので、通院時間込みでほぼお昼から夕方までかかります。 通院は車で片道約45km、50分くらい。 お昼ご飯を食べてから出かけ、帰ってからすぐ夕食の準備といったルーティンです。 午前中は、6時起床で食事の準備から、嚥下体操、時間をかけての食事(奥歯が無いこと、痛みが出てきたことから)、口腔ケア、トイレなどでなんだかんだ2時間

          治療経過②(中咽頭がん)陽子線治療6回目から13回目

          セルフケアは大事(中咽頭がん)

          後遺症や副作用を減らしたい! 中咽頭がんに罹り、この病気について調べるにつれ、がんを消滅させることと引き換えに、治療の後遺症や副作用はある程度覚悟しなければいけないことがわかりました。 と同時にその後遺症や副作用には個人差があることもわかりました。 この個人差が発生する理由はなんだろう? ほぼ副作用も後遺症も発生しない人もまれにいるというような話を聞くと、じゃあ、自分もそうなりたい、と思うのが人のサガです。 なにかできることは無いのか?と考えてみます。 個人差が発生する

          セルフケアは大事(中咽頭がん)

          治療経過①(中咽頭がん)抗がん剤1クール目、陽子線治療5回目まで

          1回目の入院終了 6月12日に1回目の入院が終了しました。 抗がん剤投入後、予定されていた点滴(生理食塩水)が終わり、血液検査の結果、特に問題がないという事で、退院です。 ここまでの経過を備忘として記録いたします。 抗がん剤投入当日と翌日は何ともなかったのですが、3日目から少し気持ち悪くなりました、二日酔いの翌日みたいなムカムカ感。 吐きそう、まではいかないけど、その手前位の感じ。ずっと、というわけではなく、波があります。食事直前が一番気持ち悪くなる不思議。。 でも、食

          治療経過①(中咽頭がん)抗がん剤1クール目、陽子線治療5回目まで

          抗がん剤と陽子線治療開始(中咽頭がん)

          抗がん剤(シスプラチン)について 入院2日目は抗がん剤の投与と、陽子線治療の開始です 前日から点滴していた生理食塩水が終了してから、続けて3種類の点滴を行います。 抗がん剤の投与に向けた準備です。 「吐き気抑制」「電解質の補正(マグネシウム)」「体内浸透圧調整のためのもの」を点滴しました。 これらが終了後、いよいよ抗がん剤の投与です。 事前に薬剤師の方に投与する薬とスケジュール、副作用の説明を受けます。 私が投与される抗がん剤、シスプラチンの主な副作用は主に以下の通りです

          抗がん剤と陽子線治療開始(中咽頭がん)

          HPVウィルスのこと(中咽頭がん)

          入院しました 2023年6月6日、人生で初めて入院しました。 四人部屋、窓がわのベッドでした。ラッキー。 いろいろ勝手がわからないので、看護師さんに教えてもらいました。 シャワー室はフロアに二つ。特に予約などはなく、入りたいときに空いていれば入れる、というシステム。 トイレも部屋ごとにひとつくらいの間隔であり、それほど混雑はしなそう。 でも、さっそく入ろうとトイレの扉を開けたら、おじいちゃんがカギを閉めずに用足し中😅  これからは必ずノックをしようと思います。笑 食事は

          HPVウィルスのこと(中咽頭がん)