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39年前のTシャツたち②「いちばんお気に入りの3段プリントのTシャツ」

39年前の7月の第1日曜日だったかと思います。

ちょうど今頃の時期ですね。

町田のマルカワというジーンズショップで、こちらのTシャツを買いました。

決心するまでに相当悩みましたが、大のお気に入りのTシャツとなり、以来、このTシャツと生活を共にすることとなります。

それでは、こちらのTシャツについて、いろいろとご紹介してまいりましょう。

デザインについて

3段プリントで、しかも上の文字がアーチ状に配列されており、私にとって、いちばんお気に入りのレイアウトです。

プリント上部に紺色で"SUMMER BEACH BOYS"とアーチ状に描かれ、その下にはベスパと思われる赤いスクーターに、浮き輪とビーチパラソルが引っ掛けられたイラストが描かれています。

その下には、水色で「青い海は、雲のない空の下で眠っている。その美しさは、他の者たちに恥をかかせた」と英語で書かれていますが、まぁ意味はどうでもよいでしょう^^

とにかく、夏らしさ満点なTシャツです。

中学時代の同級生が、同じレイアウトで複葉機の絵柄のものを着ていましたね。

あと、中央の絵柄がフォルクスワーゲンの初代ビートルだったり、初代ミニ・クーパーだったりしたものも、当時は見かけました。

購入までの経緯

町田のマルカワで、3段プリントのTシャツを探していたときに、このTシャツを見つけました。

確か、昭和60年の6月ごろだったかと思います。

絵柄に大変惚れたのですが、値段が1800円もしたことで、購入すべきかどうか迷っておりました。

当時、ジーンズショップやディスカウントショップで売られていたプリントTシャツは、確か1000円以上はしなかったかと思います。

しかし、このTシャツだけ、なぜか1800円もしていたのです。

でも、7月に入ってからちょうど今頃の時期に、買うことを決心して、ようやく入手にこぎ着けました。

以来、39年経った今でも、お気に入りのTシャツとして、ずっと大切にしています。

このTシャツの思い出

このTシャツを着て、筑波の科学万博や、晴海の「夢工場'87」などに行きました。

実家が日本そば屋だったので、そば商組合のイベントで、当時は頻繁に出かける機会があったのです。

筑波の科学万博では、3Dの映画を上映するパビリオンがあって、観に行きたかったのですが、どこも長蛇の列ができていて、帰るまでには観ることができませんでした。

そのため、不人気な海外パビリオンばかり覗いておりました。

それはさておき、本当にお気に入りのTシャツだったので、かなりヘビーローテーションで着ていました。

市営の体育館でトレーニングをするときや、プールの監視員のアルバイトや部活動のとき、そしてスキー教室に行ったときにも、スキーウェアの下にインナーとして着ました。

おかげで、買ってから2~3年ぐらいで、すでにクタクタな状態となりました。

その後は、着る回数をセーブして、保存に努めて現在に至っています。

さいごに

このTシャツは、後にも先にもこの1枚だけしか見たことがないので、クタクタになったからといって、一度手放すと、二度とは手に入りません。

デザインも当時のトレンドを反映しているので、華やかなりし昭和60年代の遺産として、後世に残す価値があるのではと思っております。

人為的に作られた「流行」によって、良かったものまでも隅に追いやられて、朽ち果て、捨てられ、忘れ去られていくのは忍びないと思い、やはり手放すことはできないですね。

このTシャツも含め、私のTシャツのコレクションが、40年とは言わず100年先、200年先まで残ってくれることを切に願っています。

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