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笑顔うつ病の予防方法について

こんにちは、メンタルコーチのSakiです。

笑顔うつ病とは、外見は元気で明るく見える一方、内面では深い悲しみや絶望感を抱えている状態を指します。この状態は、無理をして笑顔を保つことで、さらに悪化することがあります。

本記事では、笑顔うつ病を予防するための方法について、特にマインドフルネス、セルフコンパッション、ACT(Acceptance and Commitment Therapy:アクセプタンス&コミットメント・セラピー)に基づいて解説します。

マインドフルネスで心の安定を保つ

マインドフルネスとは

マインドフルネスは、「今この瞬間」に注意を向けることで、心の安定を保つ方法です。過去の失敗や未来の不安にとらわれず、今感じていることをそのまま受け入れる練習です。

簡単なマインドフルネスの実践法

  1. 深呼吸: 静かな場所で目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をします。呼吸に集中することで、心が落ち着きます。

  2. ボディスキャン: 仰向けに横になり、足先から頭まで順番に体の感覚に注意を向けます。緊張している部分を見つけたら、そこに意識を向けてリラックスさせましょう。

  3. 日常の中でのマインドフルネス: 食事や散歩、家事をする際に、その瞬間の感覚や気持ちに注意を向けることで、マインドフルネスを実践できます。

セルフコンパッションで自分を優しく受け入れる

セルフコンパッションとは

セルフコンパッションは、自分に対して思いやりを持ち、優しく接することを意味します。失敗や困難に直面した時、自分を責めずに、友人や家族に接するように自分を労わることが大切です。

セルフコンパッションの実践法

  1. 自分への優しい言葉: 失敗や挫折を感じた時、「大丈夫、誰にでも失敗はある」と自分に優しい言葉をかけましょう。

  2. 共感と理解: 自分が感じている苦しみは他の多くの人々も経験していることを理解し、孤独感を減らします。

  3. セルフケアの時間を作る: 自分を大切にするために、趣味やリラックスできる時間を意識的に取り入れましょう。

ACTで柔軟な心を養う

ACTとは

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、感情や思考を受け入れつつ、自分の価値に基づいた行動を取ることを重視する心理療法です。感情や思考にとらわれず、自分が本当に大切にしたいことに向かって行動する力を養います。

ACTの実践法

  1. 受け入れ(アクセプタンス): 嫌な感情や思考を無理に消そうとせず、「そのままある」と受け入れます。

  2. 認知の脱フュージョン: 自分の思考や感情を「自分そのもの」と捉えず、「ただの思考や感情」として観察します。

  3. 価値に基づく行動: 自分が本当に大切にしたいこと(価値)を明確にし、それに基づいて行動します。例えば、「家族との時間を大切にする」という価値を持つなら、そのために時間を作る行動を取ります。

自分を大切にすることが周りの幸せにつながる

自分自身を大切にすることは、周りの人々にも良い影響を与えます。自分が元気で笑顔でいることは、家族や友人、同僚にとっても励みとなります。逆に、自分が無理をして笑顔を保つことで心身に負担をかけてしまうと、周りの人々もその影響を受けることがあります。自分を大切にすることが、結果的に周りの幸せにもつながることを理解し、日々の生活の中で実践していきましょう。

まとめ

自分を大切にすることで、心身の健康を保ち、周りの人々の幸せにもつながります。日々の生活の中で、マインドフルネス、セルフコンパッション、ACTを取り入れ、笑顔うつ病を予防しましょう。

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 私は摂食障害と鬱病の診断を受けています。現在もメンテナンスで通院しています。精神保健福祉士の資格を持ち、精神障害者の生活支援を5年半行ってきました。

 人の役に立ちたいと思って自己犠牲して苦しんでいる人が沢山いるのではないかと思います。悩んでいる人を少なくしたいと思い、メンタルコーチングで学んだ知識を基に本記事を書きました。一人でも多くの人の役に立てると嬉しいです。

 現在は、日本メンタルコーチ協会 認定コーチとして
ノア君と一緒♡マインドフルネス自慈心カード」を使って
オンラインでカードセッションを行っています。
このカードは、うつ病や適応障害、発達障害の治療補助ツールとしても用いられています。

私やカードセッションについてご興味を持って下さった方は、
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